ようやく、日本語で完全にフリーなさざなみフォントが6/18にリリースされた模様。東風フォントの源流に商用フォントの字形が含まれていたことが発覚して以来、日本語のフリーOSディストリビューションに微妙な影響が生じていたのが、ようやく安心して配布できるようになる。(/.にも関連記事、狩野さんの所は混んでいるのか接続できず)
知的財産権に関する訴訟を起こさないとメーカーが言っていても、いつ手のひらを返されるか判らないというのがフリーソフト開発者の常識になっている。その先例となっているのが、Unisys LZW圧縮特許にまつわるGIF使用料事件だが、結局使用権延長申請は行わないようなので、日本でも今日からはGIF利用解禁ということになったようだ。
結局、こうした知的財産権に抵触していないことを確かめるという稼動対効果比の低い作業が、フリーソフト開発の敷居を高くし、アマチュアの開発スキル向上の芽を摘み取り、業界全体のシステム開発能力の低下を招く。さざなみフォントのように、ボランティアによる代替品の提供があればいいが、そうでない場合も今後ますます増えるだろう。
「ソフトウェア特許の正しいありかた」について論じるのはそこらの論客に任せるにしても、世知辛いというかセコい企業が増えてげんなりだ、という事だけは主張しておきたい。
知的財産権に関する訴訟を起こさないとメーカーが言っていても、いつ手のひらを返されるか判らないというのがフリーソフト開発者の常識になっている。その先例となっているのが、Unisys LZW圧縮特許にまつわるGIF使用料事件だが、結局使用権延長申請は行わないようなので、日本でも今日からはGIF利用解禁ということになったようだ。
結局、こうした知的財産権に抵触していないことを確かめるという稼動対効果比の低い作業が、フリーソフト開発の敷居を高くし、アマチュアの開発スキル向上の芽を摘み取り、業界全体のシステム開発能力の低下を招く。さざなみフォントのように、ボランティアによる代替品の提供があればいいが、そうでない場合も今後ますます増えるだろう。
「ソフトウェア特許の正しいありかた」について論じるのはそこらの論客に任せるにしても、世知辛いというかセコい企業が増えてげんなりだ、という事だけは主張しておきたい。