planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

Wiiは眠らない

2006年05月10日 | (`・ω・´)
PS3のプレスリリースに対抗して(ホントはE3に向けて)、任天堂もRevolutionことWiiのプレスリリース

どうしても比較してしまうわけだが、PS3の持つオーバースペックなワークステーション臭さがWiiには感じられない。
いや、機能的には、無線LANだのBluetoothだのといった接続能力、Operaブラウザやレトロゲームエミュレータなどのアプリケーションプラットホーム、位置情報を利用するコントローラ、スリープモードで通信可能とした省電力設計など、結構しっかりと機能を作りこんである。
おそらく、WiiにあってPS3に無いもの、それはゲームを確固たる軸としたシステム感だろう。

Wiiのプレスリリースでは、一貫して「このハードではこんな新しい遊びができるんですよ」という方向性を強く打ち出しており、機能の説明にはその必然性が必ずと言っていいほど語られている。

PS3では、「大容量のブルーレイディスク」「フルHDディスプレイにも高精細表示」など、誇らしげなスペックが書かれているし、Cellというプロセッサを新たに開発して高い並列処理能力があるとか、次世代のグラフィックプロセッサ能力とか、事細かに先端技術を取り込んでいることを謳う。が、画面がいくらリアルに綺麗になったとしても、それで何を表現するか、PS2じゃできない「何か」としてカタログスペックではなく「アプリケーション」としての可能性は何か、が語られていないように思う。
実際、画面が綺麗なだけで既存ゲームと変わらないテイストのゲームをやるのであれば、新たな出費をせずにPS2で十分なんじゃないか、と思わせてしまう。

Wiiは夢を描かせる。間違いなく、予約をしてでも買いたくなってしまうのはWiiの方だ。
Cellでグリッドコンピューティングが出来るからといって、ファンが回りっぱなしのマシンをいつまでも立ち上げておくだろうか。

VAIOのリビングモデルもそうだが、パッと見が綺麗なだけで、自己主張が強すぎる。実際にリビングの主役に据えられるには、お呼びでないときには自己主張をしない謙虚さが求められる。

まあ、それもキラータイトルが出た時点で市場の評価は大きく入れ替わるのだろうが。

両方買ってしまう人は置いといて、片方だけ買うのであれば、Wiiを推す。
多分、PS3では、こんな反応は期待できないと思うから。

(* 写真は任天堂公式ページより転載)
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