アマゾンわんわん日記 2018

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カーナバル と ローマ教皇の退位

2013年02月12日 | 人間
さてさて~、リオのカーナバルも Grupo Especial、2日目が終了。
昨日は、眠い目をこすりつつ、MANGUEIRAを最後まで見ました。
時間オーバーしとったわ。
最後は、みんなどどどと駆け込むような感じで、おもしろかった。
けど、あんまり感動はしなかった。
なんだか今年は「おおお~」ってのが少ないわ。

マナウスでは、今日から「カルナボイ」が始まります。
カーナバルとアマゾンの伝統行事「ボイ ブンバ」が合わさったもの。

土曜日には、すっかりマナウスのカーナバルに定着した「GALO MANAUS」が開催されました。
これは、夫の会社の「レシフェ組」が始めたカーニバル行事。
夫の仕事をする会社は、もともと東北海岸部レシフェに会社があります。
で、そこから別れて、アマゾナスの会社ができたと。
アマゾナスの会社ができたときに、何人かの人たちがレシフェの会社から移ってきました。
その人たちが始めた「GALO」。
レシフェの街を、大きな「GALO(にわとり)」の人形を掲げて歩く「GALO DA MADULGADA」(真夜中の鶏)という行事です。
それをマナウスの町で始めました。
鶏の人形は、省略。
初めは、本当に身内だけでこじんまりと始めたカーナバル。
我が家も2度ほど参加しました。
プードルペケちゃんも、衣装を着て参加させたことがあります。
その後、徐々に参加者が増え、規模も大きくなりました。
今年は10年目にして、とうとう9万人の参加者ですって!
すごい。
新聞の芸能欄、一面に出ていたわ!

というわけで、カーナバル真っ只中のブラジルですが、テレビのニュースでは、カーナバルの話題よりも「ローマ教皇の生前退位宣言」のほうが大きく取り上げられて、毎日報道されています。

現在はかなり割合が少なくなったとはいえ、ブラジルは基本的にカトリックの国。
ブラジル人の多くが「PAPA」と慕うローマ教皇が突然退位宣言をしたのですから、その影響は大きく広がっています。

ローマ教皇は、多くは教皇職に着くと、亡くなるまでその職を全うします。
長いキリスト教の歴史の中で、一番最近、教皇が生前退位をした例は、今から600年ほど前、1415年グレゴリウス12世だとか。
このときには、教会内が3つの派閥に分かれた「大分裂」の時代で、この混乱を収拾するために教皇職を辞したのだとか。

それ以前では1294年のケレスディヌス5世が、在位3ヶ月で退位、1045年ベネディクト9世が教皇職を代父に譲り渡し、職を譲られた代父グレゴリウス6世も1年後に退位。
歴史に残る上で一番最初に教皇職を生前退位したのは、235年ポンティヌアスという教皇がサルデーニャ島への移動を拒否し、教皇職を辞しているとか。

長いキリスト教の歴史の中で、生前退位した教皇は5人?

今回のベネディクト16世の宣言が、キリスト教会にとってどのぐらい大変なことかがわかります。

ベネディクト16世は現在86歳。
健康上の問題が大きな理由だとか。
前教皇ヨハネパウロ2世の死後、8年間の在位となります。

今後「コンクラーベ」という教皇選出の選挙を経て、復活祭までには新教皇が決まるだろうという見通しですが、どうなるか...
ヨハネパウロ2世のあとは、新教皇が決まるまでに結構な時間がかかりましたから。

ベネディクト16世は今月いっぱいの在位となるとか。
カーナバルあとは、キリスト教の暦では、PAIXAO(キリストの受難)、PASCOA(復活祭)、Corpus Cristos(聖体際)と6月ぐらいまで行事がいっぱいです。
どうなるのか、しばらくブラジルではこのニュースがメインでしょうね。
コメント
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