アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

地産 地消

2013年02月13日 | ブラジル雑記
さて、本日で「妹のアマゾンわんわん旅行」完結しました。
お客様って、正直いろいろ気を使うところもあるけど(それは滞在する人も同じでしょう)、やっぱり家の中に人がいるのって楽しいし、なにより張り合いがある。
帰ってしまうと、とっても寂しいです。
なにより、今回は妹だったので、お掃除等々の家事をやってくれたのは助かったわ!
次回は、ぜひ、自力でバスに乗ってくれ!

さて、今回、偶然にも妹と時期を同じにしてマナウスを訪問してくれた教え子君。
彼は現在、ブラジルでは最大の石油公社で技術者として働いています。
2年余りの研修期間を経て、正式採用になって1年だとか。

彼からは、いろいろ興味深い話を聞くことができました。

普段から私が疑問に思っていたこと。

その一「マナウスのガソリンは、どこから来るの?」

夫から聞いていてわかっていたはずのことですが、アマゾンには油田があります。
教え子くんがさらに詳しく解説してくれました。
アマゾナス州の油田は、マナウスの北、ソリモンエス水系沿いのコアリという町のさらに北方、URUCUというところにあるそうです。



原油の油田とともに、天然ガス田としても知られ、現在天然ガスのパイプラインがマナウスとポルトベーリョに向けて建設中です。(もしかして、もう建設終わった?)





ここで掘削された原油は、マナウスに運ばれ、セアザ港近くにある精製所でガソリンそのほかの燃料に精製されるのだそうです。
いわば、マナウスのガソリンは、「地産 地消」?

原油をほぼ100%(教え子くんに言わせれば、99.?%だそうですが)、輸入に頼っている日本から来た私にとって、これは一種のカルチャーショックです。

その二「なぜ、ブラジルは、こんなにガソリンが高いの?」

日本並みですものね。
以前旅行したベネズエラでは、一リットルが日本円で10円ぐらいで、安すぎてガソリン代の換算ができなかったぐらい。
産油国なのに、なぜこんなに高い?
それは、「精製コストが高い」ためだそうです。
精製するのに、コストがかかるということです。
技術的なもの?
設備的なもの?
そこは、わかりませんが。

ちなみに、教え子君からすると「マナウスはガソリンが安いです。」とのこと。
教え子くんの住むマカエという街は、ブラジルでも最大級の石油掘削基地がありますが、ガソリンは一リットルR$3.25だそうです。
値上げ前の数字なので、マカエがこの値段だった同じ時期、マナウスはR$2.88でした。
(現在はマナウスはR$2.98です)
マカエの街で一番安かったガソリンスタンドは、教え子君の勤める石油会社の目の前のスタンドだそうですが、それでもR$3.15だったそうです。
その後、全国でいっせいに値上げになったので、もっと高くなっていることでしょう。

まったく自分の生活しているところと異なるところで生活している人の話を聞くのは、とても興味深いです。

教え子君は、その他に、石油プラント上で緊急の時にはどうするかとか、雷が鳴ったらどうするかとか、興味深い話をたくさんしてくれました。

なので、妹ととっておきの「おまじない」を教えてあげました。

「石油プラントの上で、雷がなったら、すぐにおへそを押さえなさい!」

なぜですか?と尋ねる教え子に...

「雷は、おへそに落ちるものと、昔から日本では言われています。」

みなさま、某ブラジル石油公社のマカエ掘削所の技術者達が、雷が鳴ってへそを押さえるような、そんな行動をとったら、それは決して怪しい行動では有りません。
まじめな教え子君が、先生の言うことを忠実に同僚に伝えた結果ですのです...




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする