アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

読了!!

2016年03月08日 | 読書
やっと、やっと読み終わりました。

「海賊と呼ばれた男」
百田尚樹 作



高校時代の友人お勧めの下巻、日昇丸の項は一気に読んでしまいました。
詳しいことは、これから読まれる方もあることと思いますので、秘密!!

久々に読み応えのあるお話!!

でも、でも、読後に違和感あり。
だって、みんな みんな「良い人」なんですもの。
基本的に、主人公側に立っている人に、悪い人全くなし。
みんな勤勉、勇敢、実直。

いや~、これだけの事やってる企業なんだからさ、ほら、なにかあるでしょ!

って突っ込みたくなるほど。

読み終わって巻末の「参考文献」を見て納得。
参考文献、ほとんどが、主人公の起業した会社から出版されたものばかりじゃない。
これじゃあ、悪く書いてあるはずないわね。

初読みの時はドキドキ、わくわくしながら読んじゃったけど、読み返してみたら「何じゃこの礼賛小説は??」という読後感を持ったのよ。
あながち、間違いでもなかったわね。

もう少し、時代との関わりを客観的に描写されていたら良かったのかな?
まあ、勝手な一読者の意見ですが…

すでにラジオドラマ化されていて、今後は映画も作られる(もう作られた?)とか??
確かに、映像化されたらかなりの迫力になるでしょうね。

というわけで、読んでみて損はない小説だと思いました。
本に対する感想は、百人百様ですから。

最近、ドキドキ わくわくが足りない方に、どうぞ!!



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今日の絵本「彼の手は語り継ぐ」

2016年01月18日 | 読書
アメリカ南北戦争の頃のお話です。



パトリシア・ポラッコ 作
千葉茂樹       訳

おじいちゃんが孫に語り、それがまたその子に語り、そうして語り継がれてきた実話だそうです。

アメリカ 南北戦争のさなか、二人の少年たちが戦争に行きました。

文字の読めない白人の少年 シェルダン。
文字の読める黒人の少年  ピンクス。

シェルダンは部隊から逃げ出す途中、味方に撃たれて負傷し、草原に倒れています。
そこに通りかかった、原隊からはぐれたピンクス。

ピンクスはシェルダンを助け、自分の母親の家まで連れていきます。



シェルダンはピンクスと母親モー・モー・ベイの看病で健康を取り戻していきます。



シェルダンはリンカーンと握手をしたことがあると、誇らしげにピンクスに語りました。
ピンクスとモー・モー・ベイはシェルダンの手を取り、にっこり笑って「リンカーンの手を握っていることぐらい、すごいことだね」と言いました。

そんな中、敵がやってきて、二人を地下室に隠したモー・モー・ベイは撃たれて死んでしまいます。



二人は家を出て、原隊に戻ろうと歩いているところを敵に捕らえられてしまいます。

引き離される直前、ピンクスは「シェルダン、リンカーンと握手をしたその手で、もう一度だけおれの手を握ってくれ!」と叫びます。



二人は引き離され、シェルダンは収容所に収容され、そのまま戦争の終結を迎え、解放されます。
しかし、ピンクスは二人が引き離されて間もなく、縛り首になって死んでしまいました。

シェルダンはやがて故郷に帰り、結婚し、子供が生まれます。
その子にピンクスの話をし、そして子供の手を取り「この手はねエイブラハム・リンカーンと握手したことのある手なんだよ。」と言いました。
彼の子供はまたその子供に。

そうして語り継いできた話を作者は一冊の絵本にまとめたのでした。

本の最後はこう締めくくられています。

「この本はピンクス・エイリーの記憶をとどめるために書かれました。(中略)
 本を閉じる前に、どうか「ピンクス・エイリー」と声に出して言ってみてください。そして、この名前を決して忘れないと誓ってほしいのです。」



    *     *     *     *     *

この本を読んで思い出したのが阿刀田高さんの「サンジェルマン伯爵考」。
不老不死と言われるサンジェルマン伯爵に会う話。

物語の中で、サンジェルマン伯爵という男性は「人は生まれて死んで、肉体は次々に新たなものになるが、その精神は子から孫へと受け継がれる。精神を受け継ぐものがある限り、人は「不老不死」である」と。

本を探したのですが、見つからなかった。
細かい部分は違っているかもしれないけど、大筋はこんな話。

    *     *     *     *     *

パトリシア・ポラッコさんが絵本にしたことでピンクス・エイリーは永遠に生きることになった。
シェルダンとピンクスの友情は永遠のものになった。

南北戦争終了時に解放された黒人奴隷。
人種差別が永遠になくなるのは?
戦争やテロに代表される暴力がなくなるのは?

人は精神が受け継がれて、永遠に生きることができるけど、その人が作り出す社会の仕組みが永遠の平和という言葉でつながれるのは難しいです。
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やっと読めた!!「のぼうの城」

2016年01月05日 | 読書
お休みになったら読もうと思っていた本。
短いお休みだし、年末年始で忙しいだろうし…

テーブルの上に控えめに3冊ほど並べてみました。

「海賊と呼ばれた男 上下」「のぼうの城」。

今更??
って思ってる人も多い??
ちょっと書いてる私も恥ずかしいけど…

とりあえず、時間的に昔からの候補「のぼうの城」から手に取りました。



たしかあなたは、夏の休暇前から「読みたい本リスト」に並んでいた本。
ずいぶんお待たせしました。
成田長親さまもお年を召しました??

毎日、2,3ページずつ、夢中にならない程度にセーブして読まないと。
夢中になってしまうと、他のことができなくなっちゃうのよ。
一度は「これから出かけるよ~」っていうときに、ちょっと時間があったのでうっかり手に取ったらあっという間に時間が過ぎて、夫と娘が車の中でいらいらしながら待っていたことがあったわ。

こういう時代物は読みなれないので、人の名前を記憶しておくのも結構苦労しました。
年取ったわね~、私も。

あれ?これって三成側??長親側??
そのたびに、前に戻って確かめたり、う~んと考え込んだり。

読み終えた時には、達成感とともに、「終わっちゃった~」とさみしさも…
登場人物がみんな個性が強くて、びっくり。
本当かい??的なことも多かったけど、史実に基づいているとはいえ、それは、まあ、あなた、小説ですからね。

さあ、木曜日からまたお仕事が始まります。
って、毎日少しずつお片付けに行っているのですが…
机の上の紙の山はさらにうず高くなっていくのみ…
がっかり。
本格的に始動するのは木曜日から。
それまでに何とか??…ならないだろうなあ…

日本の友人もお勧めの「海賊と呼ばれた男」を手に取ることができるのは、春のお休みかしら??
カーナバルお休みは短いしな~。

いやいや、時間は作り出すもの!!
活字に触れて、頭、働かせます!!
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今日の一冊 「プラムクリークの土手で」

2015年11月30日 | 読書
クリスマスツリーを飾っていたら、何となく思い出したこの一冊。



「プラムクリークの土手で」

ローラ・インガルス・ワイルダー 作
ガース・ウイリアムズ 絵
恩地 三保子 訳


「大きな森の小さな家」の3冊目。

ローラとお姉さんのメアリー、お父さんとお母さんのインガルス一家は、アメリカの「大きな森」に住んでいました。
お父さんは広い土地での農業を夢見て、一家で開拓地へ移り住みます。
しかし、「インディアン保護法」により、じきにその地を去らなくてはならなくなりました。

一家は開拓地を出て、生まれ故郷の州の隣の州に移り住みます。
ここでは、初め「プラムクリーク」という川の土手の中の家に居を構えますが、そのうちに土地を手に入れ、家を作り移り住みます。
農業も順調に行きかけた時、異常気象にあったり、イナゴの大群に作物をすべて食べつくされたりと言った災害に襲われ、とうとうお父さんは出稼ぎに出なくてはならなくなりました。

ずっと家族で頑張って働いてきたインガルス一家。
お父さんのいない初めての冬を、ローラはお母さんを助けて働きます。

クリスマスの直前にようやくお父さんが帰ってきました。

クリスマスの夜、子供たちを連れて、お父さんとお母さんは町の教会に出かけていきます。
そこで、ローラは不思議な「木」を目にしました。

    *     *     *     *     *



夏に葉をつけるあたりに、うすいグリーンの紙が、たばねたり、細くリボンのように垂れさがったりしています。そしてその間には、ピンクの蚊よけ網で作った小さな袋が、びっしりぶらさがっていました。

        中   略

木の下には、いろいろなものが立てかけてありました。まあたらしいぴかぴかの洗濯板、木のたらい、バターつくりに使う撹乳器…

        後   略

    *     *     *     *     *

ローラが見たのは、教会の会員の人たちが作ったツリーでした。
この後、ローラはたくさんのプレゼントをもらい、夢のような夜を過ごすのです。

    *     *     *     *     *

ローラたちインガルス一家は、この後、様々な困難な目にあいます。
それでも、この夜のツリーの様子は、ずっとローラの心の中の希望の光となって輝き続けたのだろうなと思います。

私の心中に残るクリスマスツリーの一つ。
想いのこもったクリスマスツリーです。

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今日の絵本「正しいひまわりの育て方」

2015年09月24日 | 読書
科学絵本ではありませんよ。
れっきとした「読み物 絵本」。



津田直美 作・絵

物語は、極めて恣意的とでも言いましょうか…

あるところに美しい「島」がありました。
本当に美しい島で、ここにはお日様が住んでいるぐらいでした。

ある時、島に一羽の「黒い鳥」が飛んできて「種」を落としました。

「種」からは「大きなキノコ」が生えました。
やがて、キノコが枯れた後、あとには大きな「穴」が開きました。

「お日様」はたいそう悲しんで
「もう2度と 種 を 落としてはいけないよ」

といいましたが、黒い鳥は再び飛んできて また「種」を落としました。
種からは再び「キノコ」が生え、そのあとには再び大きな「穴」が開きました。

お日様はたいそう悲しみ、永い眠りについてしまいました。



    *     *     *     *     *

まだ、肝心の「ひまわり」は現れず。
でも、誰でもわかるよね。

「種」は原子爆弾。
「キノコ」は「原爆のきのこ雲」。

現実の「美しい島 日本」は、その後、すぐに目覚め、「暗い時代」に光が差してきたのですが、絵本の中の「美しい島」は、すっかり暗く、寒い島になってしまいました。

    *     *     *     *     *

お日様は「永い眠り」に着く前に、動物たちに一粒の「ヒマワリの種」を残していかれました。
そして、こうおっしゃいました。

「これは、普通に育てたら、普通のひまわりが咲くでしょう。
 でも、「正しく育てる」ことができたら、
 きっと私ぐらい 大きく暖かな花になるでしょう。」

動物たちは、「ひまわりの種」を土に埋め、一生懸命に世話をしました。
でも、咲いたのは、「普通のひまわりの花」でした。
どんなに世話をしても、それ以上大きくなりませんでした。

動物たちは、一人 また一人と肩を落として帰っていきました。

最後に「おんどり」が一人残りました。



おんどりは生まれたばかりの、自分のひよこのことを考えました。

「ひよこ にも、お日様を見せてあげたい」と。

すると、「ひまわり」はぐぐぐっと大きくなりました。

おんどりは、リウマチに苦しむ母親のことを考えました。

すると、「ひまわり」はさらに ぐぐぐっと 大きくなりました。



おんどりは驚きましたが、なんだか「正しいひまわりの育て方」が分かってきたような気がしました。

そこで、いろいろな人の、いろいろなことを考えました。
そのたびに「ひまわり」はどんどん大きくなり、やがて自分の重みに耐えかねたように花が下を向き、輝き始めました。



「ひまわり」は新しいお日様となり、おんどりは誇らしげに声高く鳴きました。

    *     *     *     *     *

この絵本は、お友達からのプレゼントとしていただいたものです。

日本で大学を卒業してから、仕事をしていた4年間、あるカウンセリング協会の主催する講座に通っていました。
週2回、夕方の6時から夜の9時まで開催される講座。
コーディネイトしていたのは、ある医科大学の心理学の先生で、かなり専門的なカウンセリング実習などもある講座でした。
受講していたのは、医療の仕事に携わっている人、教育関係の人、家庭の主婦、会社の人事関係の方など、実にさまざま。
仕事が終わった後通うのはなかなか大変でしたが、私にとっては それだけの価値がある講座でした。

この絵本を下さったのは、よく同じグループで実習をしていた私より少し年上の看護師の仕事をしていた女性。
ブラジルに来る直前の講座のある日、授業の前にグループの人たちが簡単な送別のお茶会を開いてくださって、そこでいただきました。
ほかの方たちからもいろいろいただいたのですが、なぜか今でもはっきりと覚えているのは、この絵本をいただいたその場面。

この絵本がいつでも、私に「彼女のことを思っていて」と語りかけているのかもしれません。

4年間、いえ、正味3年半ほどでしたが、職場を離れて様々な人たちと学び合い、話し合い、時には考えを戦わせた貴重な時間でした。
この絵本を見るたびに、あの講座で学んだ日のことを思い出します。







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TVぺけぺけ 今日の料理「ホタテどうする?」

2015年09月10日 | 読書
ちゃっ ちゃら ちゃらちゃら ちゃっ ちゃっ ちゃ~(今日の料理のテーマで!)



夫のお友達から、「ベレンのお土産」と言って、でっかいイカと…



きれいなホタテ…



そして、山ほどのエビをいただきました。

もちろんみんな冷凍ですけどね。

エビやイカはいいんですよ。
普段から食べていますからね。
フライにしてもおいしいし、焼いても良いし。

問題は「ホタテ」!!

大きいし、新鮮でぷりぷりしているから、あまり手を入れたくないし…
さすがに刺身で食べる気にはならないけどね…

初日は軽く焼いて、わさび醤油でいただきました。
さて、2回目も同じではね~。

ということで、お料理界の生き字引、えみにゃ姉さんにSOS!!

「えみにゃ姉さん、ホタテのあっさりおいしい食べ方を教えて~!!」

さすが、料理のことなら鼻が利く!!
すぐにお返事を下さいました。

で、いくつか調理方法を教えていただいた、その中で一番夫の好きそうな「リモンのあっさり焼き」。
本当はケーパーも利かせるとよいとのことでしたが、あいにく切らしていましたので、オリーブオイルで焼いて、味付けはリモン、塩コショウ、酒。
もちろんフレンチシェフからは「白ワインかけて、出た汁を煮詰めてソースを作るとおいしいで~」とサジェスチョンをいただいたのですが、これもまた、ペケママ家白ワインを常備してないもので、料理酒で代用しました。
それでも、おいしかったですよ!!

えみにゃ姉さん、ありがとう。
今度、マグロと交換しましょ!!

というわけで、この日のお夕飯。



焼きすぎないように注意して。
わさび醤油より、おいしかった!!



ごまみそだれ、みそ味が強くなりすぎて失敗。
大根おろしを添えたんだから、あっさりポン酢にすればよかった。



味付けは、塩コショウ、オリーブオイル、リモン、マヨネー少々。



箸休めに。

すご~く暑い日だったので、ホタテ以外は夫が帰ってくるまでに作り置きして、冷蔵庫で冷やしておきました。
なので、後片付けも簡単だった!!

ごちそうさまでした1
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今日の絵本「Sítio do Picapau Amarelo」

2015年08月27日 | 読書
読書勢いがついているところで、一気に行きましょ~!!

今日はブラジルの児童文学の代表作ともいうべき物語。

Sítio do Picapau Amarelo



Monteiro Lobato 作

これは、一冊の本でなく、シリーズもの。
作者のMonteiro Lobato が 1920年から1947年までの間に書いた23冊の本からできています。

絵本だけでなく、子供向けの舞台や、テレビ番組にもなっていて、今のちびっこから昔ちびっこのおじいちゃんおばあちゃんまで知っているという国民的な物語です。



これは私が一番親しみのあるテレビ版。
娘が小さかった時、いっつも見ていました。

舞台はその名も「Sítio do Picapau Amarelo(黄色キツツキ農場)」。
そこで繰り広げられる 色々な事件が物語になっています。

登場人物もにぎやか。

Narizinho と Pedrinho という二人の子供たちが主人公。
二人はいとこ同士で、Narizinhoは この農場におばあちゃんと暮らしています。
Pedrinhoは町に住んでいて、時々農場を訪れます。

農場の主人は Dona Bento
お菓子作りの名人で、二人に様々な物語を語ってくれる人でもあります。
Dona Bentoの作るお菓子は、伝統的なブラジルのお菓子で、このお菓子の作り方の本も物語とは別に出版されています。

Dona Bentoを助けて農場の切り盛りをしているのがTia Nastácia
黒人の、ブラジルの田舎の典型的な家政婦さん。
子供たちと一緒に事件に巻き込まれます。

それから重要なのが、現実にはない、空想の世界の登場人物たち。

Narizinhoの人形の Emília
人形のくせに、しゃべるは、あるくは、いたずらするは!!
最後には、本当の人間になることができました。
トウモロコシの皮で作った人形の Visconde de Sabugosa (Sabugosa公爵)
物知りですが理屈っぽいのが玉に瑕。
豚の Marquês de Rabicó (Rabicó 男爵)
人に意見してあるくロバの Conselheiro
やさしいサイの Quindim
どうして、ブラジルの話なのに、サイが出てくるんだろうね。

そのほかにも、ブラジルの民話に出てくる一本足のお化けSaciとか、ワニの姿の魔女Cucaとか…



とにかく23冊ともなると、登場人物も多く、にぎやかにぎやか。

ブラジルの田舎の暮らしがそのままという感じの本なのですが、実際にはこのシリーズが発表されると、世間では様々な波紋が起こったようです。

まず、このシリーズ中の何冊かが当時の政治を批判しているということで、作者のMonteiro Lobatoは、政界からにらまれることになりました。
また、ブラジル伝統の妖怪(おばけ)や空想の登場人物が多く出てくるため、カトリックの学校では、図書館にこのシリーズを置くことを禁止したということです。
また、この中で黒人が主として下働きなどの役割で描かれているため、「Monteiro Lobatoは人種差別主義者だ」という批判も受けたそうです。

まあ、批判が多ければば多い分、人に読まれていたんだなと私は理解するのですが。

イタリアやロシアなど、何か国語には訳されているそうですが、残念ながら日本には公式には
翻訳版は入っていないそうです。
まあ、ここブラジルでも、最近はどちらかというと、活字よりもテレビや舞台で親しむ子供のほうが多いのですが。

ブラジルの古き良き時代の姿、懐かしい田舎の生活を生き生きと見ることができる作品だと思います。
ブラジルのお化けってかわいらしいんですよ。
今では、ブラジル人の子供でも、伝統的なお化けを知らない子供も多いしね…






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今日の絵本「やまんばのにしき」

2015年08月21日 | 読書
6月に あまんきみこ さん作の「おにたのぼうし」を読んで以来、軽く「絵本ブルー」だったペケママ。
いろいろ考えさせられまして…
昔読んでなんて言うことなかったのに、読み返すと昔気が付かなかったことに気が付いたり、昔は何も感じなかった言葉一つが妙に気にかかったりすることがありますよね。

で、なぜか、ほかの絵本のことでも、何も書くことができなくなっていました。

お休みに入って、少し心に余裕ができて、絵本を眺めることができるようになって、最初に手に取ってみたのが、これ!!



「やまんばのにしき」
松谷みよ子 文    瀬川康男 絵

ばばあ VS やまんば

いえいえ、決して血みどろの戦いがあったり、知恵比べがあったりするわけじゃないのよ。
そこにあるのは、「ばばあ」と「やまんば」のほのぼのした時間。
「遠くにあっても相手を思いやる」という心の交流が、読んだ後にじ~んときます。

物語を少し…

ある、秋の月が美しい夜、村人たちがみんなで月見をしていると、空が急に暗くなり、激しい嵐になりました。
嵐の中から
「ちょうふくやまの やまんばが子供を産んだで、餅をついてもってくるように」
という声が聞こえました。

村人たちはびっくり。

慌てて餅をついて…さて、誰が持っていくか?!

「あかざばんば」と呼ばれる、ばあさまと若い男二人が持っていくことになりました。

山に登り始めて間もなくすると、若い男たちは逃げ帰ってしまいました。
あさざばんば は 仕方なく一人で山に登ります。

やまんばのところについてみると、やまんばは子供を産んだばかり。



「しばらく 手伝いをしていってけろ」と言われ、あかざばんば は やまんばの身の回りの世話をしたり、家の仕事を手伝ったりしました。




21日目にやまんばは「すっかり世話になった」と あかざばんば に 反物を一反持たせて村に返しました。

反物は切っても切ってもなくならない、不思議なものでした。
あかざばんば は 村の人たちみんなに分けてあげました。



その後、この村の人たちは やまんば に守られて、村にははやり病一つもなく、みな幸せに暮らしたということです。

    *     *     *     *     *

「やまんば」というキャラクターほど、様々な性格を持つキャラクターはいないのではないでしょうか。
「安達ケ原の鬼婆」のように恐ろしいものから、中には村人のために自分の命を投げ出してしまう長野県に伝わる「やまんば」の話などもあります。

そもそも「やまんば」とはなんぞや?!

年を取って山に捨てられた老婆だという説もありますし、戦いに負けた武家の女が落ち延びた姿だという説もあります。
私は後者の説を推しますが。

いろいろなキャラクターがある中でも、この「ちょうふくやまの やまんば」は、天真爛漫、あっけらかん、とっても人間臭いですよね。

「しんどいから 手伝いしてよ」って あかざばんば に 手伝いを頼むところなんか、うんうん わかる わかる って 思わずうなずいちゃう。

それに対して、あかざばんば も豪快で、一緒に鍋なんか囲んじゃって…

なんとも豪快で、ほっこりしたお話。
私を「絵本ブルー」から引きあげてくれた絵本でした!
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TVぺけぺけ今日の料理 「おやつ 2種」

2015年08月19日 | 読書
ちゃっ ちゃら ちゃらちゃら ちゃっ ちゃっ ちゃ~(今日の料理のテーマで!)



今日は、ペケママには珍しい…っていうか初めてかも!!
「おやつ 2種」です!!

最初は、これ!!



マンジョッカ芋を使って作ったお菓子。
ボーロって日本で言ったらスポンジケーキみたいなものだけど、これはどちらかというと、ねっとり、もっちり。
練り切り的な食感というか…

作り方は簡単。

500gのマンジョッカ芋を適当な大きさに切り、紙パック中1箱分(395g)のコンデンスミルク、紙パック小一箱分(200g)のクレーメ デ レイチ(エバミルクのようなもの)、大匙2敗の小麦粉、小さじ2杯のベーキングパウダーと一緒にジューサーでぐわわわわんと混ぜます。
混ざったらそのまま型に入れて焼くだけ。

マンジョッカ芋ってこんなの。



粉にしてファロッファというブラジルごはんの付け合わせにしたり、タピオカっていうパンケーキのようなもの作ったりと、ブラジル庶民の食生活には欠かせないもの。
これのフリッタ(から揚げ)もおいしい!!

二つ目は、これ!!



クプアスという果実のムースのようなもの。
ブラジルでいうところのムースにするには、ゼラチンで固めなくちゃならないのですが…
ゼラチン、あると思ったのに、なかったのよ!

クプアスってこんな果実。



白い果肉は一つ一つ分かれているものの集合体。
その中に、大きい種がが入っていて、はさみで、そとがわの果肉だけをはがしていくの。
それが結構大変なのよね。

今回は、果肉だけのものを冷凍したものをいただいたので助かりました。

材料はボーロ デ マンジョッカと全く同じ。
小麦粉とベーキングパウダーがないだけ。

作り方も、同じ。
クプアス、コンデンスミルク、クレーメデレイチをジューサーに入れて、ぐわわわわん!!
あとは、冷蔵庫で冷やすだけ。
クプアスの酸っぱさがコンデンスミルクでやわらげられて、たまらん!!

    *     *     *     *     *

今回のクプアスもマンジョッカも、娘のお友達から農場直送のものをいただきました。
ただ、いただいたのが、娘がブラジリアに帰るその日だったので、娘には食べさせられなかったのよ。
どちらも娘の大好物のおやつなのですが。
残念!!

というわけで、ペケママのおやつ。
作ったはいいけれど、一人では持て余してしまい、結局人に食べてもらいました。
また3年後ぐらいに作ります。
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今日の絵本「Luciana e a Bolsinha nova」

2015年06月10日 | 読書
今日はブラジルの絵本。

「Luciana e a Bolsinha nova」(ルシアーナと新しいバッグ)

作者 Fernanda Lopes de Almeida
挿絵 Agostinho Gisé


作者のFernanda Lopesはおとぎ話を中心とした絵本を発表しています。
1971年に始めて発表した絵本で国内の絵本賞を受賞しています。



この本は、以前紹介した「はじめての おつかい」と同じように、普通の、どこにでもいる女の子の日常生活の一こまを描いたものです。
主人公のルシアーナの物語は、そのまま日本のどこかの街の小さな女の子に置き換えてもありそうなこと。

そこにちょっとしたブラジルの日常がトッピングされているところが、日本人の私には興味深く感じられるのです。

お話をご紹介。



ルシアーナは、おばさんから新しい小さなバッグをもらいました。



ルシアーナはバッグがとても気に入ってどこへでも持って行きます。
食事のときも...


眠るときも、片時も離しません。



ある日、ルシアーナはお手伝いさんと公園に遊びに行きました。

公園でアヒルにえさをあげていると...



!!
間違って、バッグを池に放り投げてしまいました。



ないているルシアーナに気づき、警備員さんが来ました。



警備員さんは、近くにあった木の枝で、バッグを取ってくれました。



家に帰って、ルシアーナとお手伝いさんは、お母さんに公園での出来事をお話しました。

    *     *     *     *     *

という、なんでもない、小さな女の子の日常生活の一こまです。
日本の話と違うのは、お手伝いさんが家族の生活の中に深く入り込んでいるスタイル。
公園での警備員さんの姿でしょうか?

そう思っていたのですが、最近になって、「ああ、これは、少し前のブラジルの家庭の姿だな~。」としみじみ思うようになって来ました。

なぜか?!

昨年ぐらいから国会で議論されている「お手伝いさん保護法」。
お手伝いさんの生活と社会的分を保障するために、雇い主は就労時間を守りましょう、社会保障費を払いましょう、休日の給与を割り増ししましょう等々。
社会的には正しいことなのですが、この影響で、今まで普通にお手伝いさんを雇えていた中流階級の人たちが、経済的な理由でお手伝いさんを雇うことが出来なくなってきたのです。
その影響で、解雇されるお手伝いさんが増加。
お手伝いを解雇した家庭では、週に2回程度、「お掃除おばさん」を雇うというケースが増えたのだそうです。
ブラジルでは現在の経済的な危機と相伴って、失業者増加の大きな原因の一つになっています。

なので、こうして、家庭の中で家族の一員のようにすごすお手伝いさんを見ると、「ああ、そんなころもあったなあ...」としみじみしてしまう、ペケママおばさんなのです。

それはまたおいておいて...

この絵本、背景に描かれている、人々の様子、町の様子などを細部にわたって忠実に人々の生活を描写していることでも評価されているそうです。

どこにでもいる女の子の日常を描いた絵本って、どこか自分の幼い頃、子どもの幼かった頃の姿を重ね合わせて読んでしまいます。


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