お久しぶりでございます。
しばらく忙しかった&体調不良で ブログを開く時間がありませんでした。
体調不良って恐らく風邪なんですけどね。
夫がひどい咳風邪をひきこんでいまして。
コロナじゃないんだけど 風邪っていう人多いですよね。
多分私もうつった。
咳は出ないけど、だるい眠い・・・やる気が出ない。
あ、それはただの怠けかな?
なにはともあれ、今日のお題!
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「ヤノマミ族」の大量死が問題になっています。
ヤノマミ族と言えば、数あるインディオ部族の中でも最大の部族です。
2011年には3万5千人ほどの人口を記録しています。
アマゾン北部の森、アマゾナス州とロライマ州に広がるインディオ保護区の中で暮らしています。
この地域は同時に金が採取できる地域として知られていて、以前から不法な金の採取人がヤノマミ族の居住地を襲撃するトラブルが多発していました。
金の採取人(ガリンペイロ)はヤノマミ族の居住区に入り込み、村を襲いインディオたちを殺し、自分たちの採取拠点を作ります。
金の採取に水銀を使うため森の川には水銀汚染が広がり、ガリンペイロたちが持ち込んだ感染症がヤノマミたちに広まりました。
前ボルソナロ大統領はこうした森の民の保護に積極的でなかったため、ヤノマミ族に限らずインディオ部族の状況は極端に悪化し、昨年にはそうした状況を調査に入った保護局の職員も殺される事件が起こりました。
こうした状況から ここ2年ほどの間にわかっているだけで570人近くの15歳以下の子供が飢えや病気で亡くなったそうです。
また、昨年は1万件以上のマラリアの報告がありました。
森の中から助け出された子供たち
食物を確保できる場所が減ってきている問題も深刻で、飢えで亡くなるインデチィオも多いそうです。
インディオとガリンペイロの対立や水銀汚染の問題、ずいぶん前からあるのですが「なぜ今?」という感も無きにしもあらずです。
政権が変わったことで、ルーラ大統領のプロパガンダ的要素も感じられます。
なんにしても、森の民が深刻な状況に直面している(ずううーっと以前からですが)ことは事実で、そのことを保護する体制が不十分なのも大きな現実です。
プロパガンダにしろそうでないにしろ、ここで状況が少しでも良い方に向かえば幸いなことだと思います。