日本の月 ブラジルの月

夜　よく眠ることのできない夫は、よく起き上がったり　うろうろしていたりします。

初めのうちこそ「気持ちが悪いのかしら？頭痛がひどいのかしら？」などと、気になって眠ることができなかったペケママですが、最近ではすっかり慣れっこで多少のことでは起きることが少なくなりました。

でも、昨夜は窓を開けてベランダに出たり入ったり。

さすがに目を覚まして「何をしているの？」と尋ねると、窓の外を指さす夫。

ベランダに出てみると、駅のビルの上に真ん丸な月が輝いています。

　新幹線ホームは夜も明るいのね

きっともうすぐ　ブラジルの空に昇っていくのね。

そんなことを想っていると．．．

朝　SNSをのぞくとマナウスの友人のページに、美しい月の写真が。

　マナウスの空の月

日本で日本人の私が美しいと思う月と、マナウスでブラジル人の友人が美しいと思う月、同じ月なんだなぁとしみじみと思ってしまいました。

ブラジル おいしいものMAP

先日、FBでおもしろい地図を見つけました。

　

ブラジル　郷土料理MAP!

郷土料理とは言っても、みんなすでに全国区になっているけどね。

でもね、同じ料理でも地方によって微妙に具材が違っていたりするのよ。

ブラジルで最初に住んだ場所がリオデジャネイロの街の中だったペケママにとって「フェジョン」とか「フェジョアーダ」で使われるお豆って「黒豆」。

でも、その後夫の住んだブラジル東北海岸部地方のレシフェとかマナウスを含む北部地方では「フェジョン」というと「茶色豆」が一般的なのだと知りました。

また、リオデジャネイロでも地方からの移住者が多い下町のほうでも「茶色豆」が多く使われると知って驚いたりもしたもんです。

まあ、そんなふうに地方の郷土料理も、これだけ人の交流の激しい現在ではほとんどどこに行っても食べられます。

おもしろかったのはペケママが一時帰国中に動物たちのお世話で来てくれたサンパウロの友人が「アマゾンのアサイは本場だから美味しいに違いない！！」と意気込んで食べたら、あまりおいしくなくてがっかりしたというエピソード。

もちろん食べたお店の味にも問題はあるのでしょうが（アサイは美味しいお店で食べないと本当においしくない！）、あとはその街や地域に根付いた味になっているというのもありますよね。

友人が普段食べていたのは、パウリスタ向けの洗練されたアサイだったとか。

ペケママ家でも昔サンルイスというブラジル北部海岸地域の街に遊びに行った時、この土地の名物の「エビのムケッカ」という煮込み料理を食べたら、その後娘がひどく具合が悪くなったということがありました。

「ムケッカ」自体はリオでもよく食べていたのですが、「本場のムケッカ」は「デンデ油（パームヤシの油）」が多く使われていてかなりお腹に重たいものでした。

私たちが普段リオで食べていた「ムケッカ」はそれほどデンデ油を使っていないものだったのです。

あああ～　そんな話をしていたら、久しぶりにお肉のトロトロの「フェジョアーダ」とか「ハバーダ（オクステールの煮込み）」が食べたくなった～。

元気のタネは

朝の天気予報では、ゲリラ的な豪雨に要注意と言っていましたが、朝からカンカン照りのお天気になりました。

お日様が出てくると焼け付き様な暑さになるので、朝4時半 起き上がっている夫をなだめて 脅して、ほんの5分ほどのご近所ウォーキングに連れ出しました。

一昨日 少々長めに外出していたせいか、昨日は一日家に籠もっていました。

体調が悪い時に外に出られないのはわかりますが、体調が悪くなるのが怖くて外に出られなくなるのは また違います。

自分の足で歩けるうちは 少しでも歩いてほしい。

というわけで虫の声を聴きながらのウォーキング。

しんどそうにしながらも 無事に１周半してくることができました。

お掃除をしながらベランダに出てみると、今日は珍しく日光の山が見えました。

ここに越してきて以来、見えたのは数えるほど。

ちょっと身を乗り出すと、高原山も。

やっぱり実家の方から見るより、ずいぶん小さく見えるのね〜。

昨日は高校時代の友人りこぴょんから、甘酒が大量に送られてきました。

こんな立派な箱で。

しかもずっしり 重かった!

立派な甘酒がいっぱい!

先日 具合の悪くなった夫に、りこぴょんのアドバイスで飲ませてみたら、具合が良くなったと話をしたら 即 発注してくれたみたいです。

そのまま飲むのにはやや抵抗があるみたいなので．．．

オレンジジュース割にしたり、フルーツジュースに混ぜたりして頂いています。

ついでに私も毎日飲んでいます!
ありがとう りこぴょん

ライトライン開業

開業する開業すると言いつつ、延び延びになっていた　宇都宮と近郊の工業地区を繋ぐ路面電車「ライトライン」が、ようやく本当に開業しました！！

　開業イベントももりだくさん！！

ペケママはこの日　実家に行く用事があったので、「ライトライン開業記念　コラボ釜飯」を母と妹に買っていこうかなと思っていたのですが．．．

売り場がわからず、また駅通路もすごい人で歩くのもままならないぐらい。

あきらめて富山名物「白魚せんべい」になっちゃいました。

ライトラインの一般乗車は午後からだということでしたが、切符売り場には朝から人が並んでいたとか。

そして、今日。

いつもより少し寝坊して午後５時過ぎに朝散歩に出かけたペケママ。

朝のライトラインの駅がどんなか見に行きました。

．．．と、そこには．．．

切符を買おうとする人のの列が．．．

始発は午前６時。

確かに午後５時半近くだったら人がいても不思議はないけど。

一番乗りは小学生ぐらいの男の子を連れたご家族でした。

　ライトライン　宇都宮東口駅　始発駅です

コラボ釜飯、この駅前で売っていました。

昨日は人がすごくて近寄れなかったのよ、ここまで。

　路面電車の線路が伸びるよ！！

もう少し状況が落ち着いたら、乗りに行きたいなと思っています。

近くのショッピングセンターやホームセンターに行くのに便利なのよね。

　今日もお日様が容赦なく照り付ける．．．

と思ったら、その後一転してあたりが真っ白になるぐらいの大雨に。

今日はお天気不安定みたいですね～。

 

ありがとうございました

夫のお姉さんと姪御さんが会いに来てくれました。

２、３日あまり調子が良くなかった夫ですが、この日は朝から定番の果物ジュース（ブラジルで言うところの vitamina）もしっかり摂って、掃除を手伝ってくれて、準備万端。

その前日には駅ビルのショッピングモールまで歩くのもようやく、スーパーマーケットでは車いすで買い物をするほどだったのですが、この日は一人で歩いて駅ビルで買い物を済ませてから、新幹線改札で２人を待つこともできました。

お二人は東京駅で山ほどお弁当を買ってきてくれました。

　これはごく一部。

さらにたくさん、山ほどありました。

先日東京に行った時に駅弁やさんを探したのですが見つからず、結局新幹線ホームの駅弁やさんで買ったのです。

あるところには　あったのね、と感心！！

夫が選んだのはこれ！！

　今　一番人気なんですってね！！

お二人も夫はこれを選ぶだろうと予想されていたみたいで、「予想通りだった！！」と喜んでいました。

お二人は２時間ほど楽しくおしゃべりをされて、帰っていきました。

夫は帰りこそ駅までのお見送りには行けませんでしたが、それでもアパートのエントランスまで下りてきて、お二人をいつまでも見送っていました。

アパートが狭いので最初は外でお会いしようかと話していたのですが、夫の体調を考え、家に来ていただいて本当に良かったです。

夫もとてもリラックスしておしゃべりを楽しむことが出来ました。

私がお二人を駅近くまでお見送りして家に戻ると、使った食器類などもみんな洗って片付けをしていてくれました。

お二人ともお忙しい時間をやりくりして夫に会いに来てくださって、本当に本当にありがとうございました。

夫にとっても私にとっても、忘れられない　楽しい時間でした。

 

 

イッペー便り2023

先日、サンパウロにお住いの方が、FBで美しいイッペーの写真を載せていらっしゃいました。

それを見て　娘に「イッペーの季節になったのねー。」と伝えると、娘も送ってくれました、イッペーの写真！！

　

　あら、もう季節も終わりなのかしら？

路上にたくさん花が散っていますね。

　これは白イッペー。

私的にはイッペーはやっぱりブラジリアが一番？！

でも、マナウスのイッペーも懐かしいなあ。

　食えないもんは興味にゃいわ。

あら、ふとしさん。

一回召し上がってみてはいかがです？

イッペーのお花？

伝助の恋

お山の伝助くんから　便りが届きました。

　えええ～？？それはまた唐突な！

で、お相手は？？

　ね．．．猫のたま子さんですか？？

よくエサを一緒に食べているって　師匠も言っていたしね．．．

　あら、あっさり．．．

そういえば、師匠が伝助は寝てばっかりだって言っていたのは．．．

　だったの？？

　

お山の髪切りや師匠の話。

師匠のおうちは　たくさんフルーツの木や野菜が植えられています。

その肥料にするための堆肥をお隣の牧場さんからもらっています。

先日、お隣の方が堆肥を持ってきてくれたので、師匠家の門を開けたところ、

伝助コロナが脱走！！

コロナは呼ばれてすぐに戻ったのですが、伝助はなぜかお隣の家の敷地に入り、お隣の女の子犬を追い回す追い回す。

師匠がやっととっ捕まえて、家に連れ帰ったそうです。

家に連れ戻された伝助は、倒れるように寝床に横になり、熟睡。

あまりに動かないので、師匠がご飯を入れた器を鼻先に持って行きましたが、目も開かない。

これは　いよいよ危ないか．．．

とあきらめかけたところ、急にパチッと目を開き、夢中でごはんを食べ、またすぐに熟睡態勢に入ったそうです。

これで　スイッチ入っちゃったのかしらね。

それ以来、毎日のようにお隣との境の塀のところに来ては、可愛い「ゴル子」（注・ペケママが勝手に命名）ちゃんを待ちわびるのだそうです。

　この日はプレゼントのお骨を持参！！

何ともけなげな　伝助くんなのでした！！

 

 

宇都宮版ヒッチコック「鳥」

　きょう今日も朝からピーカンです。

日差しの強さが半端じゃないです。

昨日も午後になって雷が鳴り始めました。

きっと今日も鳴るかな？

ペケママが子供の頃は「三日雷様（みっからいさま）」と言って、一回雷が鳴りだすと、三日は続くと言われたものでした。

昨日は雷が鳴り去って、雨が上がってから夫と買い物に出かけました。

お買い物がてらのお散歩が　夫の日々のリハビリですから。

アパートを出ると夫が立ち止り空を仰ぎました。

ん？？

どうした？？

具合が悪くなった？？

尋ねると、夫は違う違うと手を振り、電柱の方を指さしました。

そこには．．．

　ぎょええ～！！

びっしり止まった　鳥さんたち！！

何の鳥何だろう？？

マナウスだとperiquito（インコ）の大繁殖が街の問題になっていたりするけどね。

これもインコ？

毎朝夕　JR宇都宮駅西口の街路樹に山ほどの鳥さんたちが集って鳴いているのは知っていたけれど、わが家の近所もとは思わなかったわ。

速足で夫をせかして電線下を通り過ぎました。

ヒッチコックの「鳥」を思い出し、ちょっとどきどきしました。

さて、伝助コロナがお世話になっているマナウスのお山の家の「髪切りや師匠」から久々に「伝コロ通信」が届きました。

なんでも　お山の家、しばらくインターネットが使えなかったんですって。

久しぶりに届いたお便りによると、最近伝助がコロナをいじめるので　別々に寝かせているのですって。

伝助さんは、お山生活ですっかりたくましくなったみたいです。

　がっちりしたよね～

コロナは相変わらず甘えん坊で、師匠が草むしりをしているといきなり背中に飛びついてくるんですって。

伝助じゃなくてよかったわよね。

伝助に飛びついてこられたら、小柄な師匠のこと、体が持ちません。

サンパウロのにゃんこたちは新兵器をゲット！！

　楽しく追いかけっこしています！

ネコシッタークルッポン命名「鯉のぼり型ネコトンネル！！」

娘、財布のひもがゆるみっぱなし！！！

お盆

ペケ夫婦、現在宇都宮市内のウィークリーアパートで暮らしています。

日本で車のないペケ夫婦、しかも夫の体調はどんどん変わっていきますから。

少しでも通院に便利なようにしたいと思ったのです。

余談ですが、ウィークリーって打ち込むと、当然のように「マンション」って出てくるのね。

でも、ブラジルで「マンション」って言ったら「大きな家 manção」って意味だから、なんだか気恥ずかしくて「ウイークリーマンション」とは書けなかった小心者のペケママです。

さて、お盆期間中　夫が入院してしまい心細かったペケママ家に、高校時代の友人りこぴょんが泊まりに来てくれました。

現在他県に住むりこぴょんですが、お盆でご実家のお墓とご親戚の法事にやってきたのです。

本当は夫の入院している病院の近くに住む弟さんのところに泊る予定でしたが、予定を変更して我が家に泊って、朝　夫の付き添いをする私を病院まで送ってくれ、一日を弟さんのアパートで過ごし、帰りは病院から我が家まで私を連れ帰ってきてくれたのです。

感謝　感謝です。

お盆のある日、りこぴょんとお参り歩きに出ました。

まずは我が家。

我が家は５月に父が旅立ったため、今年は初盆です。

実家に帰ると祭壇が飾られ、盆提灯が下げられていました。

お線香をあげ、お参りをしてから、今度はお墓に。

本当は13日のお迎えも行きたかったのですが、夫の付き添いもあるので今年はごめんなさい。

お墓にお花を供えるも、お線香を持ってくるのをすっかり忘れていました。

失敗失敗！！

ご先祖様　ごめんなさい。

次はりこぴょんのおうちのお墓に。

お父さまとお母さまが眠っていらっしゃるお墓です。

霊園の入り口でお花とお線香を買っていきます。

この時　なぜか「二人だから二束」と思い込んでしまったペケママ。

買って行ったら、なに？？！！

お線香異常に多い。

なので火がつかない！！

おきて破りでお線香を束ねてあった紙帯に火をつけて、ようやく着火。

霊園では違反行為です。

．．．あれ？？

よく見たらお線香置き場に山盛りのお線香。

でもって　りこぴょんちのお墓からだけ　白煙が立ち上っているんですけど～

手を合わせてりこぴょんご両親に

「すみませんが　お線香の煙、半分ペケママ実家のお墓の方までお届けください。」と祈ってきました。

りこぴょんご両親、相変わらず粗忽な娘たちで　ごめんなさい。

　空はすっかり秋空？？

この日も暑かったけどね。

友人りこぴょんは、この２日後　ご親戚のお宅の法事に出かけていきました。

従妹さんたちと撮った楽しそうな写真が送られてきました。

そうそう、昔はお盆ってこうやって親戚が集まって過ごす、楽しい時間だったな～なんて思い出しました。

 

退院

先週の火曜日に、頭痛の発作により救急車で緊急搬送され　そのまま入院していた夫、一昨日　退院してきました。

「「無事に」退院」と付けかけましたが、病気が治ってのことではないので、あんまり「無事」というわけではないので、付けるのを止めました。

今後はひどい痛みを鎮痛剤でコントロールしながら生活していくことになります。

退院してきた今でもひどい痛みの発作は日に３，４回あり、そのたびに鎮痛剤を使って抑えています。

最初は発作の激しさにただおろおろするばかりでしたが、さすがに１週間病院に付き添い、看護師さんたちの対処を目の当たりにして、あまりおろおろはしなくなりました。

それでも、ちょっと様子が変わると「発作が起こるのかしら？」とヒヤヒヤドキドキしてしまうのですけれど。

昨日は退院後初めて近くのスーパーと雑貨屋さんに買い物に行きました。

ゆっくりと腕を支えての行き帰りでしたが、無事に買い物を済ませて帰ってきました。

自分の好きなものを商品の中から探して買ってくるという、ごくごく普通のことなのですが、それができたということが　とてもありがたいことのように思えます。

こうした日常がありがたいことだと思えるようになったということは、へんな話ですが病気のおかげかもしれませんね。