おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

フォルマシオン・ミュジカル La dictée en musique その後

2016年06月05日 | フォルマシオン・ミュジカル
フォルマシオン・ミュジカルを始めるきっかけになったテキスト「La dictée en musique 」について久し振りに書きたいと思います。

このテキストはフォルマシオン・ミュジカルをレッスンに取り入れた時にほぼ全員に使っていた聴音のためのテキストです。
その頃は全員習い始めて1年以上経っておりましたので、大人の方以外には使っておりました。

しかし、使い続けることが難しい生徒も出始め、結局使い続けられているのは上級の生徒のみとなりました。

他の生徒には困り始めていた頃にちょうど新しいテキスト「L'ouverture a la musique」が発刊され、習い始めから使える内容でしたのでそちらに移行しました。
その後,私の生徒には「Faisons de la musique en F.M」の方がより実践的でしたのでそちらをメインに使うようになりました。


さて、「La dictée en musique 」ですが、上級の生徒は1年でvol.1は終わりました。
毎回行うことはできませんでしたが時間に余裕がある時には2~3題行いました。

上級の生徒(ソナチネ以上程度)に関してはvol.1でわからなくて困ったということはありませんでした。
ただ、声楽曲の聴き取りも多くありましたのでそれは少し難しかったと思います。

あと、私でも衝撃的だったのはリズムを聴き取る課題の最後にあったストラヴィンスキー「兵士の物語」のナレーションのリズムを聴き取る課題です。
これを課題に選んだセンスに驚きました。
ナレーターによって、また言語によってリズムが変わるのではないかと思い、いくつかCDを聴き比べてみました。
案の定、私が聴いた中では日本語はリズムがありませんでした。
ナレーションのないものと聴き比べると、ナレーションも音楽の一部になっている、リズムを担当しているとわかります。

次回は「La dictée en musique Vol.2」
について書きたいと思います。

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