美しい音は静寂を知ってこそ生まれる。
これは中田喜直さんの言葉です。
また、こうもおっしゃっています。
時代は変わるから 変わったものばかり追いかけると 本当のものを見失ってしまう
子どものために作った いい歌は日本にたくさんある
そういう歌も やっぱり子どもに聴かせないといけない
にほんの歌。
中田さんの歌だけでも、めだかのがっこう、かわいいかくれんぼ、ちいさい秋みつけた、夏の思い出、雪の降るまちを、などがあります。
どの曲もゆったりとしたテンポ。
歌詞の情景を想像して歌うのにちょうど良いです。
子供が歌う歌のテンポが現代は速すぎるような・・
テンポが速く、音量が大きいとカッコよくは聞こえますがどうなのでしょう・・
ゆったりしたものは、考えたり気付いたりする時間が生まれます。
人の心はハイスピードに付いて行くのはたいへんなことです。
静寂も思考する時間を作ってくれます。
手間なくハイスピードで物事が進んで行き、余った時間を人間はどう過ごすのでしょう・・
芸術に携われていることの幸運を思います。