今日、引き継いだ生徒さんの1回目のレッスンがありました。
昨年の4月からピアノを習い始めた高校生の生徒さんです。
持ってきた楽譜は「子供のバイエル上巻」
基礎から習いたいと言うのでバイエルをやりましたと前任の先生の引き継ぎ書にありました。
上巻が全て終わり下巻に進むところで私に変わりました。
基礎=バイエル
ん~・・・
まずは演奏を聴いてみないことにはどの位基礎が身に付いたのかわかりません。
バイエルの中で弾ける曲や好きな曲はありますか?
と聞きましたらバイエルの中で好きな曲はないと・・
そこでト音記号とヘ音記号の曲を選んでこれ弾いてみて下さいと言いました。
弾き始めがわからないようでしたので少し私が弾きました。
そのあと生徒さんが弾き始めましたが、ヘ音記号が読めていない、音の高さが一致していないので2小節だけ聴いてやめました。
「不思議な音の国上巻」と同じ程度の音域、リズムの「Famous & Fun Favorites Book1」にあるOld Manの出だしを弾いてもらいました。
2分音符、全音符しかないのですが長さはわかっていませんでした。
せっかく1年間頑張ってきてこれでは気の毒です。
そして音質は例のなんの響きもないあの音です。手首は固まったままでした。
そこで「Little Gems for piano」からBlinking StarsとMoon Dustを覚えてもらいました。手の使い方もやりたかったので。
こういう曲は好きですか?
ーバイエルの曲は好きではないけれどこういう曲は好きです。
バイエルの曲をきれいな音で弾こうとは思えませんけど、こういう曲ならきれいな音で弾きたいと思いますよね。
と自分で言いながら思い出しました。
小学生の頃、美しいと思う曲でいつもと違う音で弾いてピアノって本当はこう弾くのかな?と遊んでいたことを。(レッスンではその違う音では弾きませんでした。そんなこと教わっていなかったので急にそんな弾き方をしてはいけない気がして・・)
ロシアンメソッドと言われているものでレッスンをするようになり1年間でできることが驚くほど広がりました。
導入法が異なるだけで音質も曲もこんなに違うのかと。
なのに未だに基礎はバイエルからは根強く存在するようです。
カヴァイエ先生の本を読んでほしいです。
「日本人の音楽教育#4「初心者のテキスト」
昨年の4月からピアノを習い始めた高校生の生徒さんです。
持ってきた楽譜は「子供のバイエル上巻」
基礎から習いたいと言うのでバイエルをやりましたと前任の先生の引き継ぎ書にありました。
上巻が全て終わり下巻に進むところで私に変わりました。
基礎=バイエル
ん~・・・
まずは演奏を聴いてみないことにはどの位基礎が身に付いたのかわかりません。
バイエルの中で弾ける曲や好きな曲はありますか?
と聞きましたらバイエルの中で好きな曲はないと・・
そこでト音記号とヘ音記号の曲を選んでこれ弾いてみて下さいと言いました。
弾き始めがわからないようでしたので少し私が弾きました。
そのあと生徒さんが弾き始めましたが、ヘ音記号が読めていない、音の高さが一致していないので2小節だけ聴いてやめました。
「不思議な音の国上巻」と同じ程度の音域、リズムの「Famous & Fun Favorites Book1」にあるOld Manの出だしを弾いてもらいました。
2分音符、全音符しかないのですが長さはわかっていませんでした。
せっかく1年間頑張ってきてこれでは気の毒です。
そして音質は例のなんの響きもないあの音です。手首は固まったままでした。
そこで「Little Gems for piano」からBlinking StarsとMoon Dustを覚えてもらいました。手の使い方もやりたかったので。
こういう曲は好きですか?
ーバイエルの曲は好きではないけれどこういう曲は好きです。
バイエルの曲をきれいな音で弾こうとは思えませんけど、こういう曲ならきれいな音で弾きたいと思いますよね。
と自分で言いながら思い出しました。
小学生の頃、美しいと思う曲でいつもと違う音で弾いてピアノって本当はこう弾くのかな?と遊んでいたことを。(レッスンではその違う音では弾きませんでした。そんなこと教わっていなかったので急にそんな弾き方をしてはいけない気がして・・)
ロシアンメソッドと言われているものでレッスンをするようになり1年間でできることが驚くほど広がりました。
導入法が異なるだけで音質も曲もこんなに違うのかと。
なのに未だに基礎はバイエルからは根強く存在するようです。
カヴァイエ先生の本を読んでほしいです。
「日本人の音楽教育#4「初心者のテキスト」