「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

熊本県天草市  「 南蛮寺跡とキリシタン墓碑群 」

2012-12-18 00:02:13 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



南蛮寺跡に建てられた正覚寺























信者が植えた樹齢400年の 「 南蛮樹 ( ナギの木 ) 」






















イエスの IHS が刻まれたカマボコ型の墓石














































上津浦 ( こうつうら ) 港北防波堤灯台を出て山手に行くと
キリシタン布教の中心であった「南蛮寺跡」がある。

現在はキリシタン教会の跡地にこの正覚寺が建立されている。
南蛮寺は天正17年 ( 1589年 ) 上津浦城主ホクロン殿が建立。
最盛期には3,500人を超す人が上津浦城主の庇護のもとにキリシタンへ帰依し、
南蛮文化の華が咲き乱れた。
しかし、南蛮寺は弾圧のため破壊され、天草・島原の乱 ( 1637年 ) 後、
仏教布教のために正覚寺を建立することとなった。
 先頃行われた本堂改築の際には、
IHSと干 ( かん ) 十字の入ったカマボコ型のキリシタン墓石が発見された。
杉並立に包まれた境内には、キリシタンの信者が植え付けたともいわれる
樹齢400年の南蛮樹 ( ナギの木 ) が往時を伝えている。



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