「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県竹富島  「 久間原 ・ 花城村跡遺跡 」

2017-02-14 14:55:37 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



200m近くにわたって石垣が築かれている









遺跡の入口近くにある路標








花城御嶽の鳥居








花城御嶽








グスク入り口付近の石垣







グスク内には南国特有のシュロが茂る







奥の方になると石垣が高くなる






新里村遺跡の中でも書いたが、
六人の英雄に神が一体化して
「 六山の神 」 として祀られることになった中に
最初に竹富島に渡来したと思われる他金殿 ( タガニドゥン ) と、
その同族は最初は花城井戸を発見し、東新里村を住居としたが、
後にやって来た根原カンドゥの勢力に圧され、
東新里村を出て新しく住居を構え、
村を創って生活をしたのが花城村だと言われている。

ハナスク村グスクは、花城御嶽を囲むように
御嶽の裏側まで築かれたグスクである。
元来ならば東新里村で暮らしている他金殿が、
この地へ逃げてここに新たに村を築いたもので、
その跡から土器や石器などが出土している。
また石垣も200m以上にわたって築かれており、
島内外からの侵略に備えたものであったと思われる。



久間原・花城村跡遺跡へのアクセス
久間原・花城村跡遺跡へは、竹富港から竹富集落に突き当たって左側へ行き、
左側にあるミーナカー ( 井戸 ) より左に入った場所にある。
なお、村跡遺跡は御嶽の裏にあたるので、
御嶽の裏山に入ると石垣が見られるが、
神の聖域なので気をつけて入るようにしなければならない。



この記事についてブログを書く
« 長崎県佐世保市吉井町  「... | トップ | 「 窓ガラスの柴犬 」 »