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学会発表(2014.8.10;その2)

2014-08-14 17:01:47 | 日記

 ↑ 横浜国立大の教育目標

こんにちは。

学会発表の2回目です。

発表の時間は15分、質疑応答8分でした。

発表の冒頭に「NHK朝のドラマで『花子とアン』をやっていますが、放送当初『女学校』が出てきます。わたくしの発表もいってみれば『便乗発表』みたいなものです・・・」と言ったのですが、受けるはずが・・・ぜんぜん受けませんでした・・・。(すべりました)

発表はほぼぴったり15分、質問が少しオーバーしました。

質問者は、名のある方にしていただきましたので、うれしかったです。

きちんと答えられました(たぶん)。

発表要旨の一部を以下にご紹介します。

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「高等女学校と旧制中学校の地理科教科書にみられる性差」

 (キーワード:高等女学校、中学校、教科書、地理科、性差)

 本研究の目的は,高等女学校と中学校の地理科教科書における教科書記述内容の量的差異を明確にし,さらに女学校用教科書にみられる女性特有な表現から地理教授に関わる者たちが抱いていた女性観を究明することによって,地理科教科書における性差の特徴を明らかにすることにある。取り上げる教科書は高等女学校および中学校のもので,筆者が実見したものに限定する。さらに男女差を比較するために,著者が同一な教科書で,初版訂正版に関わらず発行年の差を3年以内のものに限定した。これにより,地理科教科書に関わった人物の女性に対する考えを明確にできると考えたためであり,日本地理が24冊,外国地理が26冊,地理学通論が17冊の教科書が対象となった。方法は,教科書の頁数や記述内容の量的質的差異の比較による。特に,中学校用教科書にはみられない,女学校用教科書のみにみられる「女性特有な表現(文章・挿図等)」に着目する。

 (この後に結果が続きます)

この発表は論文にして、どこかの学会誌に投稿します。

そのときはまたご報告いたします。

次回は、発表のおまけです。

今日も来てくださってありがとうございました。