経皮毒について4~無添加の中身

2006-12-14 23:02:35 | Weblog
「無添加」と書かれた商品が増えてきていますね。
特に石鹸や化粧品などに多くなってきています。
「無添加だから安全」と思って買っている人も多いと思います。
しかし、これもしっかりとラベルを見なくてはいけません。

生活用品に含まれる成分は8000種類くらいあるといわれています。
その中でも特に危険なものを1980年に厚生省(現厚生労働省)が薬事法で表示を義務付けたものが表示指定成分です。
それが入っていないものを無添加とうたっていることが多いです。
それ以外に特定の成分(着色料・保存料など)が入っていないということで「○○無添加」と書かれているものもありますね。
表示指定成分は2001年に全成分表示が義務づけられるようになり、すべての成分表示となりました。
しかし無添加の表示のものは多いままです。
無添加と言っても、例えば化粧水が開封して何ヶ月も腐らないのは、
旧表示指定成分以外の化学物質が入っているからで、水と天然成分だけで日持ちしないのは当たり前で・・・
キャッチコピーにまどわされず、しっかり中身をチェックして買わないといけませんね。
1つ1つの成分が何かわからなくても、カタカナが並んでいれば素人でも
「たくさんの化学物質が使われているのだな」と分かると思います。
消費者も賢くならなければいけませんね。
ちなみに石鹸だと、石けん素地(動植物の油など)と水だけで化学物質を使わない製品が一番安全です。
(オプションでハーブ油が入っているものも)
香料は市販の普通のメーカーのものだと合成が多いので注意が必要です。
それ以外にカタカナの長い文字で書かれているものが入っていれば化学物質ということが多いです。
固形の方が化学物質を使っている製品が少ないので安全なものが多いと思います。

しかし、このような危険な成分が野放しというのはなぜ?と思う人もいるかもしれません。
洗剤メーカーは化粧品や日用品、食品も作っていたりしますね。
この広告費は膨大なもので、他の業種と比べても宣伝費はトップクラスなんだそうです。
大スポンサー様ですから、マスコミが批判記事を載せることはありません。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする