Powder Blue Sky

興味を惹かれること様々。心ときめくこと様々。マイペースで残す雑記ブログ。

Flaunt Magazine-(2) (ベネディクト・カンバーバッチ)

2014-11-01 23:41:21 | B. Cumberbatch (B.カンバーバッチ)


Flaunt誌パート(1)からの続きですが、












ちょっとその前に・・・(笑)


昨年のComiconでモファットが話していた撮影裏話『ベネディクトがまるで木が倒れるように、シーツ姿で倒れた』シーンがタンブラーに上がってきていて、おなかよじれる程笑った。苦しいー。
いまでも顔が笑いで歪んでいる私です。あ~、可笑しい











シリーズ(3)マインド・パレスでダンスしちゃってるシャーロックも^^











下で真面目なトークを繰り広げる人と同一人物とは到底思えないのだ^^(まだ笑いが止まらない!)



あ~あ、早く素敵なラブコメのオファー、こないかなあ。






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さて真面目な話がつづくFlaunt Magazine Part(2)。
映画のテーマについて、トゥーリングの人物像と映画にかけた意気込み、熱意などを熱く語ってました。
いつものようにテキトー想像訳で。










映画『The Imitaion Game』を輝かせているのは、トゥーリングの孤独で感動的な、徐々に麻痺していく内面の移り変わりを描き出している点だ。彼に課された難しい選択は、優れた共演者達によって、さらに真に迫って描かれている。
細かい点まで気を配り、協力を惜しまない暗号解読者、ジョーン・クラーク役を演じるキーラ・ナイトレイ、くよくよ思い悩み型のチェスチャンピオン、ヒュー・アレクサンダー役を演じるマシュー・グード達だ。

しかし、この映画を本当に支えているのは、細部にまで注意を払っているという点であり、それが極めて良く出来ているという点だ。



アラン・トゥーリングは、人類の歴史の中で偉業を成した一人のアイコンと言えるかもしれない。
彼ほど華々しくなくとも、カンバーバッチは映画という世界において、ここ5年間で急激にスター性を増していて、トゥーリングのような社会的アウトサイダーで権威・権力に反抗的な人物を演じるには最高の役者といえるだろう。




彼は辛辣な知性派で、イラク戦争に対しては率直な意見を述べ、イングランド最高の探偵、シャーロック・ホームズを演じてエミー賞を総なめにしたことで有名な英国俳優だ。
彼はまた英国教育機関の中心的寄宿制学校を卒業した人物でもある。神聖なるハロー・ボーイだ。



『アランは霊魂というものの概念に、相当深く同調していた、と僕は思うのです。』
と彼はドラマの核心部分を語った。彼自身は大学時代にチベットの修道院で教師をして過ごした経験がある、自称仏教徒だ。

(自称仏教徒なんですか!?)

『人工知能は何を成すことができるか、ということに魅了されたアランには、人を刺激し感動を与える何かがあると、僕は思います。』




『彼は神を破壊するというような自我の旅に出た訳ではありませんし、無神論者だという訳でもありません。ただ人間が持っている能力を喜び、祝したかっただけなのだと思います。人間の力を超越する何かを創り出す研究に取り掛かったのだと。。。
そこには高貴な美しいものを感じるのです。つまり、私達は科学的な語句を使って物事を考え説明することは出来ますが、説明しがたい魔力というものは取り除くことが出来ません。その謎を解く研究、その美しい謎のメカニズムを暴くことは、その美しいものを破壊することにはなりません。


精神性というものに傾倒している人、あるいは科学や数学を通してその論理を掲げる専門家達は、こう言うのかもしれない。
真実とは美である - 美の中にある謎は、それでも尚真実であり続ける、と。彼らにとってそれは精神的な真実であり、あるいは事実上の真実なのである: そのどちらも同等に神聖なものなのだ、と。』






『いわゆる両極端に走ること、生きるべきか死ぬべきか、と言った正反対の選択、不条理にケリをつける、という考え方はよく理解できるのです。自殺の本当の衝撃というのは、どうしようもない無力感を、全ての人々に与えてしまう、ということではないでしょうか。

自殺に走る心理、それは孤立した心理状態で、問題はそこにあるのです。内面が病んだような状態というか。
アランは自分が役に立っていない、と気付いた時、そういう状態に陥ります。彼をそこまで追い詰めたのは薬の影響だと彼は知っていました。自分の能力をこれ以上保っていくことが出来ない- と感じたせいなのでしょう。』







投薬の影響があったことは事実かもしれない。一方映画は、彼のブレッチリー・パーク時代から以降も、政府機関からトゥーリングへ対しての、改ざん、ごまかし、虚偽の報告などが、絶えることがなかったことを非常に明確に描いている。ある時はロシアのスパイと疑われて監視対象になったことさえあった。





『The Imitation Game』で描かれている国と個人の関係という論点は、今の時代にも受け継がれ、奥底深い流れが続いており、この映画がその点を主題に取り上げているのは間違いない。

(イラクの武器検査官だった英国人デイビット・ケリーが2003年に謎の自殺を遂げた事実を忘れていないのなら。)




私達はヨーロッパで極右派がかなりの勢力を増し、ロシアの誇大妄想家達がホモセクシュアル嫌いの風潮をはびこらせている時代に生きている。
そしてこの時代はアントニー・バージェスが1985年に出した痛烈な論文の中で、未来像として仮定していた時代と類似点がいくつかある。その時代というのは、秘密の拷問所へテロリスト容疑者達を空輸する米軍機の給油場所として、英国がその役割を果たしているという時代のことだ。










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かなり政治的メッセージをもった映画のようです。精神世界の箇所は難しいー。
まだパート(3)があります。










11月も忙しそうなベネディクト。アメリカでも忙しいそうなスケジュールが待っているみたい。



BC American Tour Schedule:

- Hollywood Film Awards - attending

LA Nov 14, 2014, from 7.30pm EST on CBS

- Breakthrough Prize Ceremony - presenting

Silicon Valley Nov 9, 2014 (airs on Discovery and Science Channel Nov. 15 at 6 p.m. ET/PT)

- Preview Screening of TIG - onstage conversation

NYC Nov 16, 2014, 8pm EST - buy tickets

- The Imitation Game - Red Carpet Première

NYC Nov 17,2014, 7.30pm EST - bid for ticket







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