BBC『シャーロック』6つのエピソードを繰り返し繰り返し(細切れにですが)観ています。
あまりに好き過ぎて、NHKBSプレミアム放送分も、AXN放送分も録画して、日本版ブルーレイがあるのに、UK版DVDも購入してしまいました。英語字幕がどうしても欲しかったんです。 シリーズ(2)は今のところ、TV録画の他はUK版DVDのみ。
どのエピソードも、どのシーンも、どのセリフも好きで、全部お気に入りシーン、と言いたいところ。
そんな大好きなシーンのうち、ほんの一部のセリフを取り出して画像と共に貼って、勝手なことを書いておこうと思いました。
スミマセン。自己流の楽しみ方なので、本当に勝手に書き散らかしております。
第一話『A Study In Pink』から。
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シャーロック登場!
その第一声は:
How fresh?
この尋ね方、遺体をまるで物扱い。
SH: Fine. We'll start with th riding crop.
(よし、それじゃ乗馬ムチから始めよう。)
死者の、それも『生前いい人だった』方の遺体にムチ打つ酷い行為なのに、この罪の無い笑顔。。。
モリ―じゃなくても、ポーッとしちゃいます。
MH: I was wondering if you'dlike to have coffee?
SH: Black, two sugars, please. I'll be upstairs.
コーヒーどう?とためらい勝ちに尋ねるモリ―に
『ブラック、砂糖二つ、上にいるよ』
と言って、踵を返して消えていくシャーロックが、これまたカッコいいんですネ!
あの向きの変え方が^^
私、ブラックというのは『ミルクも砂糖も無し』コーヒーだと思っていました。
ひとつ認識を新たにしました(笑)
因みに私、コーヒーは『ミルク入り砂糖無し』で飲みます(ついでの情報ネ)
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Here, use mine.
ジョンとの出会い
シャーロックとジョンが初めて交わす言葉は?
ジョンがかけたこの一言。
JW: Here, use mine
SH: Oh, thank you.
『僕の(ケータイ)を使うかい?』
シャーロックの青白いきれいな肌。細くシャープな体躯。鋭い眼光。
目が吸い寄せられちゃいます。
SH: Afghanistan or Iraq?
JW: Sorry?
SH: Which was it, in Afghanistan or Iraq?
たたみ掛けるような早口の質問。
SH: How do you feel about the violin?
JW: I'm sorry, what?
SH: I play the violin when I'm thinking and sometimes I don't talk for days on end. Would that bother you?
Potential flatmates should know the worst about each other.
その後も自分の言いたいことだけ言って、去ろうとするシャーロック。
自分が理解するスピードと同じように、周囲の人間も理解していると思い込む、周囲見えなさ加減。
別に嫌みで言っている訳ではないのに、周囲には嫌みに聞こえてしまう損な性分。
でもそんな周囲の空気も全然気にせず振る舞って、それまでずっと生きてきたようです。
呆気にとられている様子のジョン。だけど不思議な魅力も感じているようで、冷静にソフトな笑顔でシャーロックの不思議男子ぶりをガッチリ受け止めると、落ち着いてこう問い返します。
JW: We've only just met and we're going to go and look at a flat?
SH: Problem?
JW: We don't know a thing about each other. I don't know where we're meetig; I don't know your name.
ジョンの落ち着き、ソフトな対応に、シャーロックは超早口、明確に、だけど周囲からみると自分の観察眼をひけらかし気味に説明してくるんですね。
SH: I know you're an Army doctor and you've been invalided home from Afghanistan. You've got a brother worried about you but you won't go to him for help because you don't approve of him, possibly because he's an alcoholic, more likely because he recently walked out on his wife. And I know that your therapist thinks your limp's psychosomatic, quite corrctly, I'm afraid. That's enough to be going on with, don't you think?
そして去り際、初めて名前を名乗って・・・
The name is SherlockHolmes and the address is 221B Baker Street. Afternoon.
このウィンクの後の、Afternoon! ですよ。ガッツ―ン!!
『じゃあ!』と去って行くシャーロック。衝撃ぃーー!!!ビリビリビリ!(これ電流ね)!
早口シャーロックの説明を聞いている時の、ジョンの、う~む、なんかヘンなヤツだけど、すごいな、こいつ。面白そうなヤツだ・・・の表情がまたいいです!
youtubeからこのシーン
First Meeting
Sherlock BBC: Holmes and Watson first meeting
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Oh, no. I ensured it.
ベーカー街221B
ジョンは不自由な足を引きづりながら、
シャーロックはタクシーに乗って
ちょうど同時に、ベーカー街221Bに到着です。
JW: Ah - Mr. Holmes.
SH: Sherlock, please.
『あー、ホームズさん。』
『シャーロックでいいよ。』
『名探偵ホームズ』の『ホームズ』があまりに定着していたので『シャーロック』『ジョン』とファースト・ネイムで呼び合うのは新鮮ですね。
ジェレミー・ブレッド版では常に『ホームズ』『ワトスン』で、ライヘンバッハの滝つぼに向かってワトスンは『ホーーームズ!!』と呼んでました。
現代版では、『シャーロックーーー!』。。。
原作でも、Holmes, Watsonと呼び合っているので、Moffatisの英断!だったのですね。
それはさておき、先にいきます:
JW: Well, this is a prime spot. Must be expensive.
SH: Mrs. Hudson, the landelady - she's given me a special deal. Owes me a favour. A few years back, her husband got himself sentenced to death in Florida. I was able to help out.
JW: Sorry - you stopped her husband being executed?
SH: Oh, no. I ensured it.
『死刑にならないように手助けした、ということ?』
『いや、死刑を確実にしてあげた。』
ここでズルっと椅子から落ちました。何なのー(笑)
ハドソンさんも従来のイメージより若くてとっても進歩的。
夫を(希望通り)死刑で失い、ボーイフレンドもいるようで、ゲイカップルにも寛容、と、とにかく今風!
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Oh, God, yes.
4件目の自殺事件が起き、レストラードがシャーロックに事件捜査に協力してくれるよう依頼に来ました。
難事件に興奮して飛び上がるシャーロック!
SH : Brilliant!!
現場へ行くつもりで、一旦階下まで下りたシャーロックは、思い返してまた自室に戻ってきて
SH: You're a doctor. In fact you're an Army doctor.
JW: Yes.
SH: Any good?
JW: Very good.
SH: Seen a lot of injuries, then. Violent deaths.
JW: Well, yes.
SH: Bit of trouble too, I bet?
JW: Of course. Yes. Enough for a lifetime, far too much.
SH: Want to see some more?
JW: Oh, God, yes.
『もっと見たいか。』
『ああ、もちろん。』
ジョンが別の面を見せてくるこのシーン、好きですー!
シャーロックはジョンがきっと一緒に来てくれる、と例の観察眼使って読んでいたのでしょう、きっと!
JW: Mrs. Hudson, I'll skip the tea. Off out.
Mrs.H: Both of you?
SH: Impossibe suicides? Four of them? No point sitting at home when there's finally something fun going on!
Mrs.H: Look at you, all happy. It's not decent.
SH: Who cares about decent? The game , Ms. Hudson, is on!
『やっと面白い事が起こり始めているのに、家にじっと座ってちゃいられない。』
『まあ、嬉しそうにしちゃって。不謹慎よ。』
『不謹慎がなんだ?ゲームだよ、ハドソンさん。ゲームが始まってるんだ!』
ますます興奮して、意気上がるシャーロック。
ジョンは不自由そうな足を引きずって、一緒にタクシーに乗り込む。
マイクロフトがお見通しだったように、ジョンは危険を避けるのではなく、求めているのでした。
自分では気付いていなかったのか、そこをマイクロフトに図星つかれて返せないジョン。
シャーロックと同居し始めて、大いに刺激を受け、そこのところは満たされていくようです。
そしてすぐに杖など必要なくなり、シャーロックと一緒に犯人を追ってソーホーを走り回るのですが・・・
でも、それはまだ先の話。その前に事件現場検証、マイクロフト登場、ニコチン・パッチ登場、そしてアンジェロの店シーンへ!
大好きなこのシーンはそのうちにまた。。。