大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

JOAセッション無事に終了!

2009-12-13 | JOA (オリンピック関連)
今年で32回目を迎える日本オリンピック・アカデミー(JOA)のセッションが無事に終えました。今回のJOAセッションでは、シンポジウムのコーディネーターという大役を頂き頑張ってきました。

2016年オリンピック・パラリンピック競技大会における東京開催の夢が実現しなかったわけでありますが、今回の招致プロセスには招致の成否に拘らず、招致のレガシーを残すことが求められていたので、招致活動を通して得られたレガシーを確認すべくシンポジウムが行われたのですが、これはまたとないタイミングとなりました。

最初にJOA猪谷会長の基調講演。ちなみに猪谷さんは、国際オリンピック委員会(IOC)の副会長をこの4年間務めていらっしゃいました。IOC副会長という立場から、今回東京が優れた開催計画にもかかわらず、なぜ開催の夢が破れたかについて貴重な話を聞かせていただきました。今後また再度立候補をという時には、招致を成功させるための必須事項についていくつか重要なポイントの指摘がありました。


続いてシンポジウムでは、パラリンピアン(パラリンピアン:河合さん)、教育(東京都教育庁:鯨岡さん)、オリンピック・ムーブメント(JOC:中森さん)、メディア(毎日新聞:結城さん)の各立場を代表する素晴らしいシンポジストの皆さんにお集まりいただきました。2016年招致の活動で何が残せたのか、いや、一体これから何を残せていけるのか、終始ポジティブな話で進行できました。

<JOAセッション委員会まとめ>
4人のシンポジストからも、すばらしい発言が相次ぎました。

● スポーツの価値は、努力してカベを乗り越えていく事にあり、それはあらゆるアスリートや人生にもあてはまる。今後、"パラリンピズム"を考えていきたい。(河合さん)

● 招致に関係なく、スポーツの価値を教えていくのはもちろん、都のスポーツ教育推進校を中心に、オリンピック教育、スポーツ教育をさらに展開していきたい。 (鯨岡さん)

● 今後の日本のスポーツの発展のためにも、JOCはもちろん、国内競技団体(NF)や関係団体、さらにメディアも人材育成を含めた国際戦略をもつことが重要。 (中森さん)

● オリンピック・ムーブメントという語が、ようやく紙面に掲載されるようになったことは大きなレガシー。スポーツにより社会をどのように変えていくのかを示す事が重要。 (結城さん)


最後に猪谷会長とシンポジスト、パネリスト、全員で記念撮影!

ちなみにこれは東京招致委員会がIOCに提出した開催計画書『招致ファイル』。


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