大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

知ってますか? ~2005年は「スポーツと体育の国際年」~

2005-01-20 | GSA (スポーツと環境)
ついに2005年スタートです!実は本年、国連が定めた「スポーツと体育の国際年」なのです。これは、教育や健康、開発、平和の促進等の問題解決に向けてスポーツを活用していこうと呼びかけるものです。

国連は従来から、スポーツの重要性を認識しており、スポーツ界との密接な関係を築いていました。国連の機関、基金、プログラムは、環境破壊などの差し迫った課題に対する関心を高めることと、貧困層や社会的に疎外された人々の生活を改善することの2つを目的に、実に幅広いスポーツ関連活動を実施しています。

このような流れに呼応し、GSAは、「スポーツと環境問題」に関してのメッセージを世界に向けて発信する機会が得られました。
それは、2年に一度UNEPとGSAの共催で開催されている「スポーツと環境の世界フォーラムG-ForSE」がさらに広がりを見せ、拡大版として2005年7月31日に国際博覧会内イベントとして「『愛・地球博』スポーツサミット2005」(至EXPOドーム)が開催されることになり、国家プロジェクトとして動き始めることになったのです。

(写真は、1月17日に国連ハウスで実施された記者会見の様子)
右から
岡田達雄GSA常任理事:スポーツサミット実行委員会事務局長
マーサリン・ダリー氏:国連教育科学文化機関 (UNESCO)教育部門 スポーツと体育専門官
松岡修造氏:スポーツサミット公式ナビゲーター、GSA理事
セオドア・オーベン氏:国連環境計画 (UNEP) 広報部 青少年&スポーツプログラム主幹
瀬間貴浩氏:GSAナビゲーター、ボブスレー日本代表
中村竜氏:GSAナビゲーター、プロサーファー・俳優

なお、今回の万博は、「自然の叡智」というメッセージを発信し、自然との共生をキーワードに開催されます。スポーツサミット実現に至り、2005年日本国際博覧会協会を筆頭に、地元企業、メディア等は、「スポーツと環境問題」への取り組みに興味、関心を抱き、さらには、新たな社会づくりにスポーツが寄与していくことで、スポーツのもつ大衆を動かす力に期待を持っていることがうかがえます。

このように、世界的にスポーツと環境の重要性が提唱されているなか、日本から国際博覧会という場で、国境を越えて、組織を越えて、地球環境を守ることの大切さを発信する試みは、スポーツと環境の関わり方を改めて考える機会を得ることができ、体育・スポーツ研究分野においても大変意義のあることではないでしょうか。



天皇杯決勝でも環境メッセージ発信

2005-01-20 | GSA (スポーツと環境)
国連が定めた「スポーツと体育の国際年」である本年(詳細は次回)、その第1日目元旦に、日本サッカー協会の協力により、電光掲示板を使って環境メッセージを発信することができました。

決勝の対戦カードは、両チームともにホームゲームで「エコフラッグ」を掲げている、東京ヴェルディ1969 対 ジュビロ磐田となりました。

なんでも国立競技場で試合があるときは、路上駐車の問題に頭を悩ましているとのこと。

電光掲示板では下記のメッセージが流れています。

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エコフラッグは「スポーツを愛する地球の仲間たち」のシンボルフラッグ。
サッカーを愛する私たちは、きれいな水と空気、豊かな緑(芝生)の大切さを知っています。
未来のサッカープレイヤーのために、以下の環境保全活動にご協力ください。
・ スタジアムにお越しの際は、電車・バスをご利用ください。
・ スタジアムでは、ゴミの分別収集にご協力ください。
Think environment!
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