大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

JOAセミナー2015 @学習院女子大学

2015-05-16 | JOA (オリンピック関連)
IOA各種セッションに参加される方々への事前研修会。

講師の方々には、オリンピックの原理・原論的な話、さらに現在注目を浴びている諸問題について取り上げて頂きました。後半は昨年度IOAとNOA のセッションに参加した方々から、貴重な体験を報告してもらいました。プレゼンターの皆さん、ありがとうございました。
今年度IOAのプログラムに参加する皆さん、オリンピズムを通じた国際交流を果たして来てください。良き研修となることを祈念しています。









JOCスポーツと環境担当者会議

2015-02-19 | JOA (オリンピック関連)
今日は JOCのスポーツと環境担当者会議に出席。


「スポーツ界が目指す持続可能な社会づくり 」
~東京2020に向かって競技団体が実践できる取り組み~
スポーツ界における環境問題への取り組み自体は総論賛成でも「うちはねぇ...」と重い腰が上がらない、そんなようなステークホルダーを巻き込むためには、年1回行われているこの会議のように各競技団体の取り組みをシェアし、蓄積、発信していくこと。2020年に向けて上手くやっていくためのキーワードが「共感」と「ストーリー」、それぞれの団体が工夫して共感が得られるストーリーを作ること。NFがどのように考えていくかが急務、2020年にまであと5年、早々動かねばなりませんね。といった内容でした。「どうしたら共感が得られるか」といった考え方は、決して間違ってはいませんが、しかし、How toではなく、「そもそもどうしてスポーツ界が取り組まねばならないのか」というようなWhatという問い掛けもおざなりになってはなりません。

JOA 第150回 記念特別コロキウム開催

2015-01-24 | JOA (オリンピック関連)
シンポジウム「2014年南京YOGの総括と展望」
日 時:2015年1月24(土)13:00-17:00
場 所:学習院女子大学

演者:
1.八木沢蘭 「YOGアンバサダーとして」
2.大津克哉 「YOG視察者として(前半)」
3.舛本直文 「YOG視察者として(前半)」
コーディネーター:舛本直文

2014年南京YOGの総括はどこも行わないまま、2020TOKYOばかりが話題になる近況も危惧して計画されたシンポジウムです。YOGの抱えている問題点と可能性について報告させて頂きました。また、アンバサダーとして大変貴重な体験を積まれた八木沢さんの報告は興味深いものがありました。今後の若者達のオリパラ運動のあり方についても再考する良いチャンスとなりました。









Part2:選手村訪問

2014-08-25 | JOA (オリンピック関連)
大会の競技施設は既存のものを活用しています。競技施設よりもむしろ、南京空港新施設、地下鉄(空港線の新設、10日前に開通)、道路などの交通網インフラの整備に力を入れたそうです。また、植樹も多くされていると現地の方から伺いました。新しい建物はというと選手村。大会後に分譲されるようで価格は安め、既に完売しているんだとか。コンパクトな部屋なのでどちらかというと一人暮らしや若い夫婦用とのこと。選手達は高層マンションの低層階を利用していました。




















選手村内には、選手用のCEPアクティビティーが数多く展開されています。選手達はCEPの参加数によってYOG限定グッズがもらえるようです。




















現地の学校によって装飾されたワールドカルチャービレッジのブースは、YOV内のあちこちに設置され、子ども達が世界中のさまざまな文化を紹介します。選手達も自分の国のブースを訪問して交流していました。












環境ブースも訪問してみました。ゲームなどを通して環境を保護するための様々な知識を学ぶことができます。ここでは自ら発電用自転車をこいだりして楽しく環境に優しいライフスタイルを推進しています。



ユースオリンピック(YOG)視察 @中国・南京 Day6

2014-08-25 | JOA (オリンピック関連)
Rugby Sevens & CEP @Wanda Plaza

Day6
7人制ラグビーの観戦。いよいよラグビーもオリンピック種目に入ってきました。女子3位決定戦に中国チームが登場することもあってチケットはソールドアウト。







女子:1位 オーストラリア、2位 カナダ、3位 中国










男子:1位 フランス、2位 アルゼンチン、3位 フィジー
今回最も興奮して観戦した競技かも...。あんなにも展開が早いなんて!とってもハードな競技です。スピード・持久力・パワーの3拍子が揃った総合力の差なんでしょうね。
















さて、イニシエーションプログラムが行われているWanda Plazaでは、陸上競技とゴルフの設営が行われていました。ロールモデルアスリートのプロゴルファー ミシェル・ウィーが会場を訪れる予定のようです。





Part2:CEP @スポーツラボ

2014-08-24 | JOA (オリンピック関連)
選手村近くに設置されている「スポーツラボ」でユースアンバサダーとして活動中のゼミ生 蘭ちゃんに偶然会えました。ちょうど施設の様子を見に来たそうです。スポーツラボは競技入門プログラムと共にCEPの中心的な存在に位置づけられています。

今回、IOCはオリンピック実施競技ではない新たな4つの競技(ローラースポーツ、スポーツクライミング、スケートボード、武術太極拳)を迎え入れました。これらの競技のデモンストレーションと一般の若者の参加を目的として開催されています。ラボではパフォーマーたちの練習時間、パフォーマンスの時間、地元の人々と専門の選手とが交流する時間、YOG参加選手のみが体験する時間に分けられているそうです。



















CEP Nanjing 2014 Sports Lab
I met Japanese Youth ambassador YAGISAWA Ran by chance at Sports Lab. She is a student who belong to my seminar! A total of 104 people were selected by their National Olympic Committee to be young ambassadors. The main roles of the Young Ambassadors is to promote the Youth Olympics in their nations and to encourage athletes of their nations to get the most out of the Youth Olympic experience by encouraging them to interact with people from different sports and cultures and to take part in activities and workshops.

ユースオリンピック(YOG)視察 @中国・南京 Day5

2014-08-24 | JOA (オリンピック関連)
Arts Exhibitions - Art Makes the YOG Better - & Fencing・Gymnastics Artistic

Day5
EXPOセンターで開催中の南京YOGアートエキシビションを観賞しました。オリンピック関連の絵画や写真が多く展示されており一般にも無料で解放されています。
























競技は、フェンシングと体操(男子)を観てきました。ともに初観戦! フェンシングがこんなにも短期決戦で決まるのかと展開にハラハラ、ドキドキ。




会場では重量挙げやテコンドーも行われており、Wanda Plazaで行われているCEPのイニシエーションプログラム同様に、今日は来場者に向けてテコンドーとフェンシングの体験コーナーがオープンしていました。




体操は床・あん馬・つり輪・跳馬・平行棒・鉄棒の6種目。それにしてもかっこ良かった~!そういえば、この会場ではゴミの分別を促すアナウンスがたびたび流れていました。






Part2:CEP @南京城壁

2014-08-23 | JOA (オリンピック関連)
Ancient City Wall Exploration @Nanjing City Wall of The Ming Dynasty

【南京城壁を探検】
明朝(1368年~1644年)に築かれた南京城壁の台城を探検するプログラム。玄武湖に接する城壁付近は緑が多いし景観もよく、地元の人たちの憩いの場になっているようです。CEPの一つとして、選手達のために城壁をめぐるツアーのほか、城壁の焼きレンガ作りや凧作りなど、南京市の歴史と文化を体験できる企画が用意されています。










ユースオリンピック(YOG)視察 @中国・南京 Day4

2014-08-23 | JOA (オリンピック関連)
Triathlon and Canoe-Kayak @Xuanwu Lake, Judo @Longjiang Gymnasium

Day4
トライアスロン、カヌー・カヤック会場の玄武湖へ。トライアスロンは、チケット無しで観戦できるはずなのに遠目に柵が設置されていて何とも残念な感じ。競技近くのエリアには関係者しか入れない...。せっかく多くの人たちが観戦にきているのに。

















柔道は女子-52kg、女子-63kg、男子-81kgを観戦。今日は日本の選手の出番はありませんでした。残念!












ユースオリンピック(YOG)視察 @中国・南京 Day3

2014-08-22 | JOA (オリンピック関連)
Day3
水泳の予選と決勝を観戦。




中でもMix 4×100m自由形では早速、中国が金メダル。それはもうスゴい歓声でした。男女2人ずつのチームで泳ぐ順番はチームによって違うみたい。先行逃げ切り型、後半追い上げ型の作戦など、展開がとっても面白かったです。こんな風に競技方法も従来型だけではなくて、例えばバスケットボールでは3 on 3、また、種目によっては男女混合チームの団体戦や五大陸別にチームを編成して行われるものあってなかなか楽しめます。ちなみに開会式の入場時であった日本選手団に対するブーイングから、各競技でも選手達個人にブーイングされたら気の毒だなと思っていましたがそんな心配も取り越し苦労。中国の人たちも精一杯頑張っている選手達のパフォーマンスに対してしっかり声援を送ってくれていました。





また、合間の時間にWanda Plazaで行われているCEPのイニシエーションプログラム会場に足を運んでみました。ここでは市民参加型の各種スポーツイベントが行われています。今日は、卓球・テコンドー・バレーボール・サッカー教室が行われていてちびっ子達が大はしゃぎでした。途中、会場にはロールモデルアスリートも来場して直接子ども達に指導をしていました。スポーツの振興にはもってこいな感じです。














Swimming & Culture and Education Programme (CEP) @Wanda Plaza.
I watched the swimming, and enjoyed it very much because everything looked more powerful. After that, I went to move to the Wanda Plaza. During the games, the city celebration site will be established in Wanda Plaza. The public will have free access to the city celebration site, where we can watch and participate in interactive entertainment activities. Athlete Role Models join the public in the cultural and education activities and the sport initiation activities.

Part2:開会式の壮大さ

2014-08-21 | JOA (オリンピック関連)
- Light the future -
I watched the Olympics opening ceremony. Both the acting young performers and the production were excellent. Even among them, a total of 120 acrobats perform to form the “Dream Tower” was so cool!







Part2:開会式の壮大さ
内容は所々、2008年北京五輪の時の壮大さと似た感じ。開会式の準備状況に関する大会組織委員会の記者会見内容によると、「今回の開会式の演出は“人海戦術”をとらない」と述べられています。近年、国際競技大会の開閉会式は回を追うごとにアトラクションの演出が派手になってきたが、「北京五輪開会式の演技者は14000人に達したが、今回の大会はその3分の1ほどでしかない」と説明しています。中国メディアも「ここ十数年のトップクラスのイベントの中でもかかる費用は低価格だ」と“節約大会”を強調していました。と言われてもどうも疑ってしまうほどちゃっちい感じがせずに国の威信をかけている感がひしひしと伝わってきました。





開会式は通常の五輪などと同様、式典とアトラクションの2部構成。 アトラクションの参加者の95%は若者で、南京芸術学院から選抜した舞踏専攻の学生500人が選抜されたとのこと。斬新なダンスを披露してくれました。スゴかった!!!中国の歴史や文化を表現した華やかなパフォーマンスが披露され、最後に聖火が聖火台にともされました。












セレモニーの最中にバッハ会長から選手達に向けてソーシャルメディアを活用するよう呼びかけていました(‪#‎YOGselfie‬)。しかし、一般の人たちはFB、Twitter、LINEなどのソーシャルメディアは全くブロックされていて使用できません。Googleもダメ、YAHOOはOK。ユースオリンピックというだけにソーシャルメディアを有効に活用して世界中の若者に対してスポーツの振興をはかりたいIOCとお国の事情が相反している感じです。一方、ユースアンバサダーの蘭ちゃん情報によると、選手達など大会関係者には、組織委員会がWi-Fiサービスを提供しており規制されているはずのFBへのアクセスが容認されているとのこと。ちなみにアンバサダーには組織委員会からSAMSUNG製のスマホが支給されていました。次世代のオリンピック選手の心を掴むには、ITとソーシャルメディアの活用は不可欠ということですね。
日本国内での南京ユース五輪への注目度は低いようですが、2008年に夏の大会を経験した北京市と河北省張家口市が2022年の冬季五輪の招致(共同開催)に乗り出している中国にとっては重要なアピールの場となりそうです。











ユースオリンピック(YOG)視察 @中国・南京 Day2

2014-08-21 | JOA (オリンピック関連)
The 2nd Summer Youth Olympic Games begins in Nanjing, China.
Nanjing 2014 Opening Ceremony @The Nanjing Olympic Sports Centre Stadium










Day2
Part1:開会式にみるいろいろな問題
雨がパラパラ降ったり止んだりの開会式。座席に置いてある開会式キット(演出で観客が一緒に参加するためのグッズが入っている袋)に入っていたカッパが重宝しました。北京五輪の時に話題になりましたが、上空に薬品を積んだロケットを打ち込んで事前に雨を降らす人工降雨を行うような計画が新聞に載っていましたが失敗に終わったのかな?セレモニー中に軍隊の人が、雨が止んではフロアーのシートを外し、降り出したらまたシートを戻す作業の繰り返し...とにかく大変そうでした。

















ここ南京は、旧日本軍による市民の大量殺害などの資料を展示する「南京大虐殺記念館」があり反日感情が根強いゆえか、開会式で国旗を持って日本の旗手が入場した際には会場の一部観客からブーイングも起きました。寂しいものです...。記念館にも足を運びましたが、歴史的検証の難しさ等々、いろいろと考えさせられました。一方でオリンピック旗の下、インディペンデント・オリンピックアスリートとして参加している南スーダンの選手にはひときわ大きな声援がかけられていました。
今回の大会には、IOC加盟の204カ国・地域のうち、エボラ出血熱の影響で不参加を余儀なくされた3カ国を除く201カ国・地域から選手が集っているそうです。ニュースによると、エボラ出血熱の感染または感染の疑いで死亡した人が、西アフリカ地域での拡大が続き、IOCはすでに予防策として、この大会で格闘技とプールを使った競技について、感染者が出た国の選手を出場させない措置を取っています。該当する選手団が政府の方針で出場の辞退を決めたことを明らかにしています。







ユースオリンピック(YOG)視察 @中国・南京 Day1

2014-08-21 | JOA (オリンピック関連)
I went to Nanjing for the research of Culture and Education Programme (CEP) with Prof. Nao @Youth Olympic Games.

Day1
ケニアから帰国した翌日に、南京ユースオリンピック競技大会が開催される中国・南京に発ちました。南京空港はYOGのために新しくなり、空港から市内に出る空港線は10日前に開通したばかりだそうです。空港、地下鉄駅構内ではいたるところで若いボランティアスタッフを見かけます。南京中の大学生が動員され夏休みを返上してボランティアにあたってくれています。






ユースオリンピック(YOG)は、14~18歳のヤングアスリートを対象とした大会です。ちなみに第1回夏季大会が2010年にシンガポールで、第1回冬季大会が2012年にオーストリアのインスブルックで開催されました。YOG 3度目の視察です。YOGの大きな特徴は、大会期間中に選手村や近郊で文化・教育プログラム(Culture and Education Programme)が展開される点です。ヤングアスリート達は、オリンピック精神やスポーツと平和、スポーツと環境問題、アンチ・ドーピング、トレーニング中の怪我の防止、自身のキャリア設計、メディアとの付き合い方など、アスリートしての成長に役立つ知識やスキルを学ぶことができるのです。選手達には競技だけではなく、この機会に教育・交流の機会を多いに持ってもらいたいと思います。そのため選手達に各種プログラムへの参加を促すCEP担当ユースアンバサダー蘭ちゃんの活躍を期待!