大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

1年ぶりの再会 ~ レバノンからやってきました ~ その2

2009-09-09 | JOA (オリンピック関連)
今回、1年ぶりの再会を果たした経緯は面白く、その機会は突然とやってきたのです・・・。
レバノンチームのアテンドを担当された金ツリの富永さんから突然オフィスに電話がかかってきたそう。

「レバノン人が会いたいんだと・・・」そんなメッセージを残し、

残してくれた電話番号にかけ直してみたものの、しばらく「?」状態だったのですがようやく事の顛末を知ることができました。

Bachirがギリシャで渡していた名刺を持ってきていて、「そこの連絡先に連絡をするように!」と申し使った富永さん、ナイスアシストでした!!ありがとう!!!
明るい富永さんにアテンドしてもらってるレバノンチームは心配ないや。

ちらっと、イベントの会場、選手村のある国立オリンピック記念青少年総合センターを訪問。

↓ 写真左から陸上競技に出場のMohamadとNasser、ヘッドコーチのBachirにメディカルスタッフのHani。

レバノングッズをもらって帰ってきました。なぜかバナナも・・・


海外でできた友達に再会できるのホント嬉しいや。これからもメールでやり取り続けよう。


<後日・・・>
Nasserがアクシデント。練習中に転倒、救急車で運ばれたそう。でも本人たちは救急車に乗り盛り上がってたんだとか(笑)。それにしても残念だったなぁ・・・。その代わりにMohamadが100mで銀メダルを取ったそうだ(驚)!

参加者全員が選手村で生活したそうだから様々な国の選手と交流ができたことでしょう。今回参加したアジア地域の若い選手たちが将来、パラリンピックで活躍することもあるかもしれませんね。ほんの少しの時間でしたけど会場を訪れて、ボランティアの人たちのホスピタリティやすれ違うたびに挨拶をしてくれる選手たち、そんな会場の雰囲気の良さを感じた次第なので、なおさらイベントの認知が低いのが残念でなりません。でも少しずつ、少しずつ、アジアにおけるパラリンピックムーブメントの認識向上に貢献しているのは間違いなし!!

1年ぶりの再会 ~ レバノンからやってきました ~ その1

2009-09-09 | JOA (オリンピック関連)
昨年、ギリシャのオリンピアで開催された国際オリンピック・アカデミー(IOA)主催の教育者セッションで同じディスカッショングループとなったBachir。実は、BachirもGSAの関係者。彼は、レバノンの大学で教員をしており、大学の授業を通して「エコフラッグ・ムーブメント」を普及しています。そんなBachir、日本に来るのは今回で2度目だそう。

↓ IOA教育者セッションのグループで一緒!その時の写真がこれ!!


今回の来日の目的は、9月11日から13日にかけて行われる「東京2009アジアユースパラゲームズ」にレバノンチームの団長としてやってきている。ちなみにこの大会は、31ヵ国のアジアパラリンピック委員会加盟国や地域から、14歳から19歳まで800人ほどの選手と役員が集まっているのだそうだ。パラリンピック競技は、陸上競技、ボッチャ、ゴールボール、水泳、卓球の5競技、そして公開競技の車いすテニスが行われる予定。

正直、このような国際大会があるってこと、それが東京で開催される・・・なんとなくいつかあるんだよな程度に思っていたけれど、まさか今週だとはつゆ知らず。オリンピックとパラリンピックってこれほどまでに温度差があるんだなって恥ずかしながら初めて身にしみた。Bachirのおかげで考えさせられました。

こんな国際イベントやってんだ!なんてこと知らない人も多いでしょう。
来月ですよ来月、2016年のオリンピック・パラリンピック開催都市が決定するのは!

東京オリンピック・パラリンピック招致委員会ももっとうまく連携を取っていけばいいのに・・・と寂しい気分に。誘致を目指している都市としてこの温度差はなんとも気になります。


<東京2009アジアユースパラゲームズの趣旨>

世界的にも開催例が少ない、ユース世代の大会を、今回東京で行うことにより、日本の障害のある青年たちに、アジアの人々との交流などを通じ、スポーツに参加する機会を提供するとともに、日本とアジアにおける障害者スポーツの普及を推進します。 → 大会ホームページはこちら