大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

日本テニス協会環境委員会

2007-05-27 | GSA (スポーツと環境)
先日、今年度第1回目の「日本テニス協会環境委員会」に出席してきました。
近年、日本オリンピック委員会をはじめ各競技団体の中に「環境委員会」を設置しましょう!という気風になっていて、日本テニス協会でもテニス界を中心に自然環境保全と整備を目的とした活動が始まっているのです。

委員会の活動として主に、 GSAによるスポーツ用品の3R活動(スポーツエコネット)とタイアップすることや、トーナメント会場でゴミの分別やクリーンアップ、テニス界における環境レポートを発行したりなど・・・

テニスという種目は、どう転んでも消耗品の多いスポーツ。

まずは、ラケット。
引っ切り無しにNewラケットが出るわ出るわ。試し打ち用のラケットがショップやテニススクールに配られる訳だけど、はたしてその後これらの行方は・・・?
話を聞くとこのラケットたち、売り物にはできないそうなんですね~~これらが積もりに積もれば○○となる。。。

次はボール。
テニスボールの入っている缶って見たことありますか?そう、缶詰みたく「プシュ~~ッ」っと開けるやつです。個人での購入はさておき、テニススクールのレッスン用に使用されるボールですよ。テニススクールではたくさんのボールを使います。それらが入っていた缶の山、何とかなりませんかね??
軟式のボールと違って空気を入れて何度も使用することができない消耗品。テニススクールでは、おおよそ2ヶ月程度で新しいボールに換えるわけです。業務用って事で、なにも缶に入れることなく、大きい袋にドカッとプッレッシャーボールを入れて発送!!!そんなんでも空気が抜ない製品って作れないのですかね!?

例えば飲料メーカーでは、自動販売機脇の専用ゴミ箱の中身をよく回収している光景を見ますよね。製造者責任って事でテニス業界もラケットやボールについて回収なりリサイクルなどきちんと行っている企業はないのでしょうか?

→ 作りっぱでなく、ちゃんと責任もって回収をするのは残念ながらまだ数社だけだそうです。僕らテニス愛好家は、そういった良識のある企業の製品を使いたいものです!

最後に、砂入りの人工芝コートについて。
体や足への負担が少なく、雨が上がった後にはすぐに使用可能、管理がしやすいってな感じで産めよ増やせよと利便性だけに頼り増大した砂入り人工芝コート。
これの処分っていったいどうなるの??
まだ、人工芝の部分と撒かれた砂は完全に分けられないためにリサイクルができなく産業廃棄物になるのだそう。
人工芝の老朽化した部分を張り替えたり、固まった砂を取り出して新しい砂を入れるという延命処置で対応している。さて、全国津々浦々に広がった人工芝のコートが耐用年数を過ぎ役目を終えた将来、きっと膨大な産業廃棄物を出しまくる・・・

こいつは由々しき問題!テニス界全体で取り組んでいかなくてはならない問題です!!

環境委員会ではこういったこと考えてマス・・・