goo blog サービス終了のお知らせ 

大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

ユース五輪初の金メダル

2010-08-17 | JOA (オリンピック関連)
ユースオリンピックの全競技・種目を通して、金メダリスト第 1 号は、トライアスロンに出場している日本の佐藤優香選手が獲得。朝刊の一面に掲載されていました。
その名誉あるメダルのデザインは、日本人のデザイナーが手がけているそうですよ。

YOGの文化・教育プログラム

2010-08-16 | JOA (オリンピック関連)
文化・教育プログラム、通称「CEP」と言われるプログラムには、大会参加者のみが参加できるものから一般の人々が参加できるものもあります。


シンガポールの中心地にあるコンベンションセンターでは大会期間中、過去のオリンピック競技大会で使用された聖火トーチや各種写真の展示、オリンピック学習、スポーツ体験、環境保護ブースや健康習慣について学ぶブースなどがあり、ここでは主に身体を動かしながらの体験型イベントが行われていました。









また、一校一国運動で交流のある学校は、コンベンションセンターで開催されている展示会‘Friendship Fabric Exhibition’で、交流国をイメージした絵画を展示していました。

これらの学校は、前述した植樹セレモニーの時に植樹された木の元に添えるプレートの絵も担当しています。さらに選手村内で展開される各国紹介ブースの担当もしたようだ。




オリンピックストア

2010-08-16 | JOA (オリンピック関連)
高島屋のある大通りに面してオリンピックストアが営業。早々お土産を物色!
大会マスコットをGet!!


ちなみに、大会公式マスコットは「Lyo(レオ)」と「Merly(マーリー)」。
レオは若さを表す赤いたてがみを持った「ライオン」の男の子で、名前はLion of Youth Olympicの頭文字から付けられ、マーリーはシンガポールのシンボル「マーライオン」をモチーフに作られた女の子のキャラクターで、海を意味する青い髪が特徴なんだそうだ。


通りには、参加型のアトラクションがあったりで賑わっていました。




通りにはYOGのロゴ入り分別ゴミ箱が!

オープニングセレモニー

2010-08-15 | JOA (オリンピック関連)
夕刻よりシンガポールの中心部であるマリーナ湾の水上ステージで開会式が行われました。街中のいたるところに会場を案内するボランティアスタッフがおり、目立った混乱もなくスムーズに会場に入ることができました。思ったほどセキュリティーも厳しくないような・・・。






‘Blazing the Trail’と題した12のチャプターからなる式典がスタート。

シンガポールの歴史や文化の紹介をはじめ、貧困や飢餓、紛争など世界の最も差し迫った問題について関心を向ける内容であったり、それはまさにオリンピズムの精神であるわけだがそのメッセージの表現に多くの若者のパフォーマーが会場を盛り上げています。また、花火やレーザー光、高層ビル群からのサーチライトなどを駆使した演出は圧巻!
演出グッズは、会場に入場するときに配布されます。

式典では、『S.O.S』と題したプログラムの中で、昨今問題となっている自然の破壊、環境汚染、資源の枯渇など地球環境問題について考えさせられる映像が流れていたのも印象に残りました。





注目すべきはまず選手入場の形式。選手団がまとまって入場したので時間もかからずスムーズでした。その後、参加している国や地域を紹介する際に代表のNOCの旗手が一人ずつ入場した。


次に、恒例の選手宣誓について。通常、宣誓は選手の代表、そして審判団を代表する者がそれぞれ宣誓するのですが、今回は初めてコーチによる宣誓も加わりました。通常のオリンピック大会よりも低年齢化するユースオリンピック大会ではますます青少年への教育が重要であり、若者を指導する立場として影響力のある指導者がより一層しっかりしないといけないということなのでしょうか。

さて、12のチャプターが進行し最後にメインイベントの聖火点灯。この聖火は、7月にギリシャのオリンピアで採火された後、ベルリン、ダカール(セネガル)、メキシコシティ、オークランド(ニュージーランド)、ソウルを巡ってきました。実は、今回の聖火リレーは人々によるリレー形式ではなく、チャーター機で各都市に運ばれそれぞれの都市で歓迎の式典が催されたのみ。これは、2008年の北京オリンピック大会の際に聖火リレーの最中にたびたび妨害を受けたために、IOCは以降の聖火リレーについて国際ルートを廃止し、開催国限定のルートに変更を打ち出しているので実質これが最後の世界を巡る聖火リレーになってしまうのかもしれない。いよいよ会場の盛り上がりもピークを迎え、聖火が点灯され開会式の幕を閉じました。




第1回ユースオリンピック競技大会(YOG)2010シンガポールへ

2010-08-14 | JOA (オリンピック関連)
2010年8月14日から26日までの13日間、シンガポールで第1回ユースオリンピック競技大会(Youth Olympic Games:YOG)が開催されています。YOGは、14歳~18歳までのアスリートが参加する若い世代を対象としたオリンピック大会です。
 
このYOGは、2007年7月にグアテマラシティで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会においてジャック・ロゲ会長によって提唱され、創設が認められました。IOCの新たな試みの背景には、若者のスポーツ離れに危機感を募らせていることや、勝利至上主義やドーピングのまん延、大会の肥大化など、現在のオリンピック大会が抱える諸問題に対して歯止めをかけるべく、スポーツと文化、教育を統合するイベントとしてオリンピック精神の原点回帰を目指したものであると言われています。

注目すべきは、競技だけの単純なスポーツイベントではなく、文化・教育プログラム(Culture and Education Program:CEP)が導入されている点。選手たちは基本的に大会の開幕から閉幕まで選手村に滞在し、競技以外にCEPへ参加するよう求められています。選手に各種のCEPへ参加、体験させることで、国際的な文化交流を通して人間形成を促すというように、勝敗よりも選手への教育や交流に重きを置いています。

今回は、競技ではなく主に、CEPの調査やシンガポールユースオリンピック組織委員会(SYOGOC)のブリーフィングでYOGの開催決定からの今日までの準備について包括的なプレゼンテーションを受けること、さらに長野オリンピック大会のときに話題となった「一校一国運動」のような、姉妹校交流プログラムを実施している学校を視察する機会があり、今回初めて開催された若者対象のオリンピック大会について教育的な側面の調査をすべく半年ぶりにまたシンガポールへ。



開会式前日の8月13日には、開会式会場からほど近いマリーナ湾のウォーターフロント・プロムナードで植樹セレモニーが催されました。セレモニーでは、各国のNOCと姉妹校プログラムを行ったシンガポールの学校の児童・生徒らが参加し植樹。ちなみに、各々の木には子どもたちが制作したその国をイメージするユニークなプレートが飾られていました。



早速、現地の学校の先生Kimと再会、植樹の場所に連れて行ってもらいました。日本のプレート前でパチリ。首都大の舛本先生と。





大気清浄度、5年ぶり悪化=五輪効果は持続せず-中国

2010-07-28 | JOA (オリンピック関連)
北京オリンピック関連のニュースをひとつ。
写真は、2007年@北京(IOCスポーツと環境世界会議)

【北京時事】
中国では今年上半期、大気清浄度が5年ぶりに悪化した。環境保護省の26日の発表によると、観測を行った主要113都市について大気清浄度が良好だった日の割合は91%で、前年同期比で0.3ポイント低下した。 大気中の微小粒子状物質の濃度も2005年以来初めて上昇。08年の北京五輪開催に向け中国政府が大気汚染対策に力を入れたため、各種指数は改善傾向にあったが、その効果は長続きしなかったようだ。(2010/07/27)

日本オリンピック・アカデミー(JOA)のセミナー&総会

2010-05-30 | JOA (オリンピック関連)
JOA通常総会前に、今年度、国際オリンピック・アカデミー(IOA)のセッションに参加するためギリシャへ派遣される方々のためのセミナーが今年も開催されました。このJOAセミナーの仕切りは、海外セッション派遣委員会。僕は、この委員会の副委員長を務めさせてもらっています。いろいろと準備が大変でしたが、講師の方々のご協力により盛会となりました。IOAセッションに参加する人達に向けた事前研修会なのですが、素晴らしい講師の方々にもお集まり頂いており、もったいないので広く一般の方々にも聞いてもらおうと数年前からオープンセミナーになっています。



通常総会も無事に終えました。オリンピック・アカデミーとしては、昨年選考で敗れた2016年オリンピック大会招致のレガシーを考え次にどう繋げていくのか、そして今年は8月に第1回目のユースオリンピックが開催されますが、そこでの教育プログラムははたしてどのようなものになるのか、そこに参加する選手たちにはどのような事前のオリンピック教育を行っていくのか等課題はたくさんです。

会場の明治大学からは、建設中のスカイツリーが見事に眺めることができました。まだ倍伸びるそうです・・・。

ユース世代のオリンピック大会「第1回夏季ユースオリンピック」

2010-03-17 | JOA (オリンピック関連)
ユース世代の大会をということで、いよいよ今年の8月14~26日にかけてシンガポールで「第1回夏季ユースオリンピック大会」が開催される。このユース五輪の大会組織員会副会長、Dr.Francis Chongが来日中で、現在の進捗状況についての講演がありナショナル・トレーニングセンターに行ってきました。

ユース五輪の参加者は14~18歳のユース世代。205の国と地域から約3600人の参加を見込み、26競技201種目を予定している。通常の夏季オリンピック大会の1/3程度、しっかりと管理が行き届く規模で行うとのこと。競技に特化することなく、文化プログラムや教育目標とのバランスをとっている趣の異なる大会となっている。

試合も種目によってまちまちで、男女混成チームだったり、アジアチーム/ヨーロッパチーム・・・というような大陸別チームだったり、種目もバスケの3on3に代表されるように通常のゲーム形式とは異なる、「新しく、そして楽しいオリンピック」を目指している。

なかでも文化・教育プログラムには重きを置いているようだ。競技を終えた後には、各種の交流プログラムに参加するよう全選手には大会期間中の滞在を義務付けられている。とはいえ、時間の縛りはなく自分のペースで参加できるようなプログラムが作られており、各アクティビティに参加すると他では手に入らないレアな記念品がもらえたりするらしい。

また、今大会では聖火を5大陸に巡回させるという驚きの発表もあった。実は、2008年北京五輪の際に聖火リレーの途中でたびたび妨害を受けたために、国際オリンピック委員会(IOC)は以降の国際ルート廃止を打ち出していたんだけど。。。ユース五輪の聖火は各都市でリレーを行うわけではないけれど、ギリシャのオリンピアで採火された後、ベルリン、ダカール(セネガル)、メキシコ市、オークランド(ニュージーランド)、ソウルを回るみたい。

通常のオリンピック大会が決まるのは7年前、しかし第1回のユース五輪がシンガポールに決定したのが2007年。実に2年弱しか準備期間がないわけだ。初めての大会ゆえ、始まってみないと盛り上がりも不明。コケるか、成功かは未知数。シンガポールとのコネクションもあることからぜひ8月には、大会の様子を調査に行きたいところ。文化・教育プログラムの展開には非常に興味大!

バンクーバー冬季オリンピック大会で活躍!

2010-02-28 | JOA (オリンピック関連)
今回のバンクーバーオリンピック大会には、国際オリンピック・アカデミー(IOA)のセッションがきっかけで仲良くなった2名のアスリートが参加しています。それは、クロスカントリースキー選手のオーストラリアのポール(左)とスケルトン選手のイギリスのアダム(右)。ギリシャで2週間の研修を一緒に受けました。


開会式の選手入場でも、ポールは背が一際大きいので映像ですぐに見つけることができました(笑)

一方アダムは、閉会式の時に目立っていました。なぜかと言うと、新たにIOCの選手委員として2名のアスリートが選出されたのですがその一人でした(驚)。現役か引退した選手の中から選手間の投票で選出されます。自動的にIOC委員となって、理事会や各委員会に対して選手の目線で声を代弁、そしてオリンピック・ムーブメントの発展を支援していくそうです。ぜひとも頑張ってほしいものです!!





オリンピックって?

2010-01-19 | JOA (オリンピック関連)
「オリンピック」と各競技の「世界選手権大会」は異なります。

「オリンピック」と言うといったい何をイメージするだろう?
おそらく多くの人が4年に一度開催される、夏と冬の競技大会を連想するのではないかと思います。

フランス人のピエール・ド・クーベルタンが古代に行われていたスポーツの祭典を近代オリンピックとして現代に復興させました。そこには、「オリンピズム」という教育(スポーツを通じた人間形成)・平和(古代オリンピックでは競技の前後争いごとを禁じた)を希求する思想に基づいたスポーツを実践することで、青少年達を教育し、それによって平和でよりよい世界を構築することへ寄与することを目的に「オリンピック・ムーブメント」が展開されています。

多くの人が連想する「4年に一度の競技会」。実は、このオリンピックゲームの定期的開催は、あくまでもムーブメントの一つに過ぎないのです。では、国際オリンピック委員会(IOC)のミッションと役割を書き出してみると・・・

1、 スポーツ倫理の普及、フェアプレー精神の保持と反暴力努力
2、 スポーツ、スポーツ競技、組織の推進
3、 オリンピック競技大会の定期的開催
4、 人間性の保持と平和推進活動への参画
5、 オリンピック運動の連帯と独立性
6、 オリンピック運動に反するいかなる差別にも反対
7、 女性スポーツ振興(男女平等)
8、 アンチ・ドーピング
9、 競技者の健康保持
10、 反政治・反商業主義
11、 スポーツ競技者の将来の保証
12、 スポーツ・フォア・オール(スポーツ権)
13、 環境問題対策とサステイナブル・ディベロップメント
14、 オリンピック競技大会のレガシー継承
15、 スポーツと文化および教育の連携支援
16、 オリンピックアカデミーとオリンピック教育機関の支援

というように、IOCは、オリンピズムの3本柱(スポーツ・文化・環境)に基づいて、オリンピック・ムーブメントを展開。上記の16項目にもおよぶ役割を担っているのです。


先日、バンクーバー五輪の日本代表選手団結団式と壮行会に行ってきたわけですが、是非とも選手達には日頃の努力の成果が十分に発揮できるよう、そして私達にスポーツを通じて感動や希望を与えて欲しいと強く思った次第です。それだけでなく、オリンピックの考え方や活動を世界の人々に知ってもらい、大きく広げていく運動「オリンピック・ムーブメント」の先導者として、世界各国、地域の選手団や開催地の人々との友好と親善に努めて欲しいですね。もちろん、オリンピックが終わった後でも先頭に立って「オリンピック・ムーブメント」を推進、スポーツの素晴らしさをを伝えていって欲しいです。

そう、「オリンピック」は各競技の「世界選手権大会」とは異なるのです!

オリンピック日本代表選手団の団結式&壮行会

2010-01-18 | JOA (オリンピック関連)
秋セメ月曜ラストの講義を終えて東京タワーのお隣、「ザ・プリンス パークタワー東京」に急ぎ足で向かいました。いよいよ、来月2月12日よりカナダ・バンクーバーを中心に第21回オリンピック冬季競技大会が開催されるわけですが、今日はオリンピック日本代表選手団の団結式と壮行会が行われたのです。
今回は、オリンピック・アカデミー(JOA)から参加させてもらいました。貴重な経験です・・・。


結団式には秋篠宮同妃両殿下もご臨席のもと、今回旗手を務める岡崎選手に国旗が手渡されました。

壮行会の方も「頑張ってきて!」と大いに盛り上がってました。

鳩山首相や石原都知事など多くの方々が応援に駆けつけていましたよ。


さらに、原監督や荒川静香さんの応援メッセージも


そして、こんな方々も・・・。生歌聴いちゃいました

そして何より会場の視線を集めていたのは、フィギュアスケートの浅田真央選手とスピードスケートの高木美帆選手でした。

今回参加させていただいて思い入れもひとしお。来月はきっと寝不足の日が続くんだろうなぁ・・。
「頑張れ、チームJAPAN