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大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

帰国の途に・・・。

2012-11-28 | JOA (オリンピック関連)
自動チェックインに加えてKLMでは荷物を預けるのも自動化(驚)。


これでは荷物の最大重量もキッチリで、「今回だけですよ!」なんて機転をきかせてくれることもなくなりそうですね。ドキドキして荷物を置いてみたものの無事にタグが発行できてヨカッタヨカッタ♪ 規定重量のどれぐらいの幅を利かせているんだろうね。

最後にハイネケン!


“World Peace is Possible”

2012-11-27 | JOA (オリンピック関連)
ユトレヒトの有名人といえばなんといってもディック・ブルーナ。ミッフィーちゃんを生み出した人です。ディック・ブルーナーのミュージアムに立ち寄ってみました。




現在までに「ミッフィーシリーズ」をはじめ、100冊以上の絵本を出版しているそうです。温かみのある彼の絵本は40カ国語以上で翻訳出版され、世界中の人々に愛され続けています。

今でも工房で創作活動に励んでいるそうです。とってもホッコリとする空間でした。

ユトレヒトへショートトリップ♪

2012-11-27 | JOA (オリンピック関連)
昼に会議が終了し、荷物を部屋に置いてそそくさと4年ぶりに再会を果たしたフィンランドのオリンピック・アカデミーの代表を務める親友Petriとユトレヒト散策に出かけました。今回、アムステルダムに行くことが決まり、連絡をとってみたら彼も調整して会議に参加してくれたのです。そんなPetriとは、2007年のマレーシア オリンピック・アカデミーの研修(http://blog.goo.ne.jp/otsugsa/m/200704/3)で初めて会い、翌2008年にIOAの教育者セッションでギリシャを訪れた際にはディスカッショングループも一緒でした。セッション終了後には、数日の余暇を楽しむべく一緒にミコノス島まで遊びに行ったのを思い出します(http://blog.goo.ne.jp/otsugsa/m/200807/1)。たびたび連絡は取っていたのですが再会はほんと久方ぶり。。。

アムステルダムから30分ほどでユトレヒト到着!オランダ中部に位置する第4の都市。ここもアムステルダムのように運河と波止場の街として有名な土地なんだとか。のんびりと落ち着いた雰囲気の町です。


久しぶりにギリシャ料理のお店へ。ギリシャに行ったときを思い出しながらディナーを堪能♪


会議最終日

2012-11-27 | JOA (オリンピック関連)
いよいよ会議3日目の最終日。カンファレンスルームに入ると何やら座席にクリスマスプレゼントと様々な色のカードが置かれていました。このカードの色が後のグループディスカッションのメンバーの組み合わせとなっていたのです。




1.学校でスポーツを普及するにはどうするか? 
2.日常生活のなかでオリンピック・バリューを普及させるためのユースの役割は? 

というお題。特にユースの役割として思いの他、多くのNOCがユースオリンピック大会後に参加したアスリート達のアウトリーチプログラムをしっかりやっているということが分かりました。若者代表のロールモデルとして活躍、または体験を発信する機会があるのはいいことですね。

最後は、若者たちが壇上に登ってプレゼンテーション。政策、練習、可能性の3つのテーマで発表し、フロアとの質疑応答が行われました。そこで、IOCの理事から、若者のパワーを多いに活かすという意味でもIOCの中に“Youth Commission”を作ることを提案していました。今年度で定年を迎えるロゲ会長から新たな会長になる来年が好機のようだ。このことをぜひIOCの理事会でも伝えてもらいたいものだ。


会議の最後に「アムステルダム宣言」を採択して会議は無事に終了。
今回の会議では、エリートスポーツといった「競技」ではなく、日常的な「スポーツ」についてフォーカスが当てられ、それを教育で振興や展開していくことの重要性が叫ばれていました。なかでも『アムステルダム宣言』にはスース世代に向けた教育者の果たすべき役割の重要性が触れられています。対象は、監督やコーチ、トレーナーなどの指導者、さらには親を含めた取り巻き全員です。また、今後、一層教育によってスポーツが広がり、振興されることで平和な社会を希求するというIOCのスタンスが確認された会議でした。

宣言はこちら→8th WORLD CONFERENCE ON SPORT, EDUCATION AND CULTURE THE AMSTERDAM DECLARATION

ディナーの様子♪

2012-11-26 | JOA (オリンピック関連)
本日のディナーは、ホテルのコンシェルジェもおすすめの海鮮レストランへ。ホテルからほど近くにある「Lucius」というお店を尋ねてみました。牡蠣やムール貝の酒蒸しを堪能♪ 特に自分の中でムール貝はこれまで料理にあっても除けていた存在だったけれどここのは格段に旨かった~。それにダッチワイン、言うことなし・・・。



連日、最後の〆に立ち寄るBarがホテル裏にあるのです。



オランダの地酒、ジンのオリジナルと呼ばれる「ジェネーバ」を扱う老舗らしい。観光客はもちろんのこと、アムステルダムの人々の社交の場になっていて連日混雑。このジンの元祖とされるジェネーバ、結構強い酒だ。


並々とつがれたショットグラスに口を近づけて飲むのが正しい飲み方なんだとか。升酒飲むような感じにね。


会議スタート!

2012-11-26 | JOA (オリンピック関連)
休憩時間にIOCロゲ会長に遭遇! 一緒に写真を撮ってもらいました♪
今日から本格的な会議の開始。


ロゲ会長のスピーチ。


オランダの女性スポーツ大臣のスピーチの後、ロゲ会長の功績をたたえてオランダから勲章が授与されました。

ロゲ会長は、「スポーツが世界を変える」というコンセプトを示し、スポーツの持つ力、平和重視を主張していました。さらに人権、特に難民への対応の指摘があり、これからはIOCとUNで人権に関する取り組みがクローズアップされることになるだろうなという予感がします。UNESCOのスピーチも興味深いものでした。




次の全体会では、「スポーツによる教育強化」をテーマに話し合われました。中でも、「ビデオゲームによるオリンピック教育」のプレゼンでは「ラクして○○的な・・・」これで良いの?と首を傾げてしまう内容でした。



オリンピック・バリューとは?

オープニングセレモニー

2012-11-25 | JOA (オリンピック関連)
この写真は、オープニングセレモニーのディナーでの一コマ。なんと偶然 、2006年にギリシャ・オリンピアで行われたオリンピックアカデミーのセッションで一緒だったメンバーと再会したのです。青年セッションで2週間、寝食をともにした旧友。日本、セルビア、フランスチームの3人♪

さて、話しを戻すと、、、、。スタジアムツアーが終わりホテルで一息した後、夜は開会式とレセプションが行われました。ホテル裏の専用桟橋に観光クルーズ船が待機しており乗船。昨日の運河クルーズ同様に要所をまわって観光しならが会場のMaritime Museumへ。IOC会長をはじめ、各団体の要職を務められている方々が出席され盛大な会となりました。

まずは、ウェルカムドリンクや軽食を。


中央のホールにテーブルが並べられています。参加者は500名程度でしょうか。



IOCのジャック・ロゲ会長の挨拶。


文化プログラムの表彰式も行われました。


若者たちが中心の演技と、輪を使った力業のパフォーマンスを楽しみながらの食事会でした。同じテーブルの参加者とパチリ♪

Social Programmeに参加!

2012-11-25 | JOA (オリンピック関連)
受付を済ませSocial Programmeに参加してきました。“Culture”と“Sport and Education”の2つから事前に申し込みをします。前日に美術館巡りをして効率よく鑑賞できたのでEducationツアーに参加。1928年のアムステルダム五輪のメイン会場のスタジアムを案内してもらいました。


オリンピックスタジアムに近づくと隣接する聖火台が見えてきました。建物も新しくなっているようです。


このアムステルダム五輪の時に初めて聖火台に火が灯りました。なんと、歴史学者がその聖火台にタイムカプセルが埋められていることを突き止め、つい最近に掘り出したところでそのお披露目も兼ねており、オランダオリンピック委員会会長に手渡されました。タイムカプセルかぁ~、実にロマンのある話ですね♪





スタジアムの入り口には聖火の炎が灯り、エントランスにはオランダのスポーツ殿堂のアスリート達の名前が刻んでありました。また、建物の中にはオリンピック・ミュージアムが整備され、ゆかりのある品々が展示されていました。



ここで3本のレクチャーを聴きました。ミュージアムの説明とアムステルダムのスポーツ振興、サッカーのWorld Coachesのシステム関するプレゼンでした。中でもスポーツ振興のプレゼンは興味深かったです。

アムステルダムでは、スケートや、水泳、カヌー、マラソンなど、ずいぶんと街中で行われているスポーツイベントも多いようですよ。

そして何より、1928年のアムステルダム五輪から100年後の2028年にもう一度五輪招致を目指しているという情報。そのビジョンがしっかりとしているんですよ。2016年にヨーロッパ陸上競技選手権大会(ヨーロッパ陸上競技連盟が主催する世界陸上の中間年に行われる大会)の開催、そして2028年の10年前、2018年にはユースオリンピックのロッテルダム招致を目指し、2028年にアムステルダム五輪を目指す。大きなトピックではこのような流れが発表されていました。



長期的なビジョンにどうも欠けてしまうように思えてならない「東京」。とっても考えさせられたプレゼンでした。

運河ツアーに参加!

2012-11-24 | JOA (オリンピック関連)
美術館を出て「マヘレのハネ橋」へ向かうと、ちょうど船の通過で橋が跳ね上がるところを見ることができた。ラッキー♪



そして、運河に囲まれた街を水上から眺める運河ツアーに参加。


アンネ・フランクの家の前は長蛇の列。


モルテンバーンの塔・・・16世紀初頭に造られた城壁の見張り台。


マヘレのハネ橋・・・17世紀に造られたという木製のハネ橋。今は電動になったが、数年前までは17世紀当時そのままに手動で開閉されていたそうだ。


七つの橋・・・レンガ造りの橋が7つ一直線に並んで見える。


水門・・・運河が始まる所には必ず水門がある。昔は潮の干満の差があったために満潮時には水門を閉めて水位を調整していたそうだ。現在では入江の口が閉められて湖になっているため潮の干渉はないけれど、市内運河の清掃のために水門は一躍かっている。週5日、夜間には水門が閉められ、外側からポンプで水を汲み入れて流れを作り、浮かぶゴミを水門に向かって流す。朝になって一斉に水門を開けると、市内のゴミが外に向かって押し流される仕組みなんだって。



こんな感じの名所巡り。こちらもゆったりとした時間を楽しめる。

国立ミュージアムとエルミタージュ美術館へ

2012-11-24 | JOA (オリンピック関連)
美術館巡りをしてきました。アムステルダム国立ミュージアム(こちらは写真可)ではレンブラントやフェルメールなど、、、。


『牛乳を注ぐ女』(1660頃) ヨハネス・フェルメール。あっ、素で感動・・・。




『夜警』(1642) レンブラント。圧巻・・・。



国立ミュージアムの方は、来年まで回収工事がされているそうです。その分展示がハイライト作品を集めたマスターピース展としてコンパクトな展示をしてますのでものすごく贅沢な感じがひときわでした♪

国立ゴッホ博物館は改装中。

次は、ゴッホ博物館からエルミタージュ美術館に移されているゴッホの作品を鑑賞。『ひまわり』や『寝室』、ゴッホの自画像など、生モノに感動! 数多くの作品とともに、ゴッホ自身の手によって収集された相当数の浮世絵も展示されていました。19世紀後半、ロンドンやパリを中心に日本美術が強い関心の対象になっていたそうで、ゴッホも浮世絵に親しみを持っていたようですね。


館内はゴッホのエキシビジョンと、もう半分の棟では印象派の画家達の作品が展示されていました。セザンヌ、ルノアール、モネ、ミレー、ルソー、ゴーギャン、ロダンの彫刻など・・・豪華な面々が一堂に会しての展示でこちらも見応え十分。

2つの美術館はともに入場料が1000円ちょい。とっても贅沢な時間を過ごせました。
ここまでじっくりと絵画を鑑賞したのは初めてでしたが、ホント飽きずに優雅な時間を過ごせましたよ~♪ こんなに身近に絵画に触れられる文化たるや、羨ましい限りですね。

IOCスポーツ・教育・文化世界会議に参加 @アムステルダム

2012-11-23 | JOA (オリンピック関連)
6年ぶりのオランダ・アムステルダム。国際オリンピック委員会(IOC)主催の「スポーツ・教育・文化世界会議」に参加してきました。写真を交えてリポートしたいと思います。
一足先に到着しましたが、翌日には2020東京オリンピック・パラリンピック招致委員会、JOC、JOAメンバーが続々と現地入り。

水が豊富な国「オランダ」、そんなオランダの国土の4分の1は海抜0m以下。オランダの国名ネーデルランドは“低い土地”という意味なんだとか。
アムステルダム中央駅からほど近くにあるダム広場という中心街にオフィシャルホテルがありました。いろいろと散策に出かけるのには便利な立地。

ダム広場はかつてアムステル川をせき止める堤防(ダム)があったところで歴史的にも地理的にも中心地とされています。白い尖塔は1956年に造られた戦没者慰霊塔でその向かいには王宮があります。現在は迎賓館として使われているそうです。


東京駅のモデルにもなったといわれるアムステルダム中央駅は1889年に完成。東京駅と同じく中央入口の両側に塔があります。雰囲気がホントそっくりでした。

ロンドンオリンピック日本代表結団式&壮行会

2012-07-21 | JOA (オリンピック関連)
いよいよロンドン五輪。日本選手団の結団式が代々木第二体育館で皇太子さまを迎えて開かれました。なんとも厳粛な結団式。。。

オリンピック開会式で旗手の大役を担うのはレスリング女子の吉田沙保里選手。大きい日の丸の団旗が手渡されました。


続いて場所を代々木第一体育館に移し、壮行会にも出席!
今回から一般の応援サポーターの方々も参加が可能になって豪華な会になりました。アナウンサーの徳光和夫さんの司会で幕を開け、ゴルフ全英オープン帰り、応援団長の松岡修造さんや大林素子さんが赤い法被姿で来場者に声援を呼び掛けていました。



イベントでは、加藤ミリヤやキマグレンのパフォーマンス、そして書道ガールズによる実演。かっこよかった・・・。


野田首相も壮行会に出席。「フェアプレーの精神で世界の強豪たちと堂々と渡り合ってほしい。被災地で歯を食いしばって懸命に復興しようと頑張っている皆さんに大きな勇気を伝えてくれると確信している」と激励。


最後に選手団主将の陸上男子やり投げ 村上幸史選手が決意表明をしてくれました!!

頑張れ!Go JAPAN!!

↓ こちらは、選手団のユニフォーム。


会場の外には、オブジェが置いてありました。材料には震災がれきを安全に処理加工した再資源材が使用されていました。

日本代表選手団には、被災地の子ども達が想いを込めて作ったお守りが託されました。オブジェのデザインと同じです。お土産に小さいバッジをいただきました。


さて、1912年のストックホルム五輪に日本が初参加してから今年で100周年を迎えます。ぜひとも選手たちには自身の目標を達成していただいて、そして2020年の東京五輪招致の機運につなげてもらいたいものです。

JOAセミナー

2012-05-27 | JOA (オリンピック関連)
国際オリンピック・アカデミー(IOA)が主催する国際青年セッションに今年度も東海大学体育学部の学生を派遣することができました。JOC/JOAを代表して、6月中旬から2週間、ギリシャのアテネとオリンピアの地でオリンピズムを通じた国際交流を果たしてきてもらいます。

担当行事となっている「JOA セミナー」と題したIOA セッション参加者に向けた研修会は、数年前からJOA総会前に会員の参加も募り開催されています。

このJOA セミナーを担当する海外セッション派遣委員会では、セッションへの募集・選考・派遣手続きを担当しています。また、委員会はIOA のみならずマレーシアをはじめとする海外NOA のセッションへの派遣も行っています。興味ある方は、是非来年、エントリーしてみて下さいね。JOAのホームページはこちら。

今年のJOA セミナーは、嘉納治五郎やオリンピック教育について、そしてオリンピズムについて改めて学ぶとともに、かつてのIOA・NOA セッション参加者が初めての参加者にその経験を伝える構成に。

今回、青年セッションに参加するお二人には、よく学び、よく遊び、そして帰国後にはこれまでセッションに参加したOB/OG たちと共に、日本のオリンピック・ムーブメントの推進役となることを強く希望しています。頑張ってきてね!


セミナー後に行われた、元IOC副会長/JOA名誉会長の猪谷さんによるオリンピック・レクチャーでも興味深い話しを聞くことが出来ました。約30年もの長きにわたり務められたIOC委員として向き合ったオリンピックを振り返り、総括、これからのオリンピックのあり方やオリンピック・アカデミーが果たすべき役割についての提言をいただきました。


参加した東海軍団と。



Day 7 帰国の途へ

2012-01-17 | JOA (オリンピック関連)
今回の冬季YOGによってYOGというオリンピック文化がどのように形成され、どうDNAとして継承されていくのか。帰国したアスリートたちがアウトリーチプログラムとしてどう伝達し仲間と共有していくか、それを見届けること。さらにオリンピック教育という観点からYOGの精神を伝えていく必要性を痛感した視察の旅だった。

IOCは「YOGはオリンピックのコピーではない」と明言している。YOGは、新しいコンセプトのもとに行われる全く新しいイベントなのだ。大会期間中、アスリートに競技の合間を見ては、CEPに参加し様々なことを学ぶことを推奨している。教育的な要素が内包された競技会なのだ。

今回の大会運営に関して、IOCから直接600万ユーロの補助金が組織委員会に支払われた。これに加え、IOCは参加する全選手、役員の旅費と滞在費を支払っており、トータルで概算1500万ユーロの持ち出しているのだとか。ロゲ会長は今後もこの方針を続けると名言した。YOGはIOCにとってマーケティングのためのイベントでは決してなく、世界のユース育成に向けた投資であるとYOGの意義を説明する。YOGを通してユースの育成に努める。そんなIOCの姿勢が今後も続いていくことを期待してならない。