大きな被害をもたらした台風が過ぎたと思ったら、また新潟・中越地区での大地震、自然の猛威の前には、かくも人間は弱いものかと痛感せざるを得ない。
うちの庭にはもう女郎花(おみなえし)が黄色い花を付け、白花の桔梗も咲いている。
こと左様に季節の移り変わりを見るにつけ、被災された方々にはお見舞いを申し上げるしか術がない。
【女郎花(おみなえし)】
・女郎花(おみなえし)科。
・学名 Patrinia scabiosaefolia
Patrinia : オミナエシ属
scabiosaefolia : マツムシソウ属のような葉の
Patrinia(パトリニア)は、18世紀のフランスの
鉱山学者「Patrin さん」の名前にちなむ。
・開花時期は、 7/25頃~10/10頃。
・黄色い清楚な花。山野に生える。
・「おみな」は「女」の意、「えし」は古語の「へし(圧)」で、
美女を圧倒する美しさから名づけられた。
また、もち米でたくごはん(おこわ)のことを「男飯」といった
のに対し、「粟(あわ)ごはん」のことを「女飯」といっていたが、
花が粟つぶのように黄色くつぶつぶしていることから「女飯」→
「おみなめし」→「おみなえし」となった、との説もある。
・漢字で「女郎花」と書くようになったのは平安時代のなかば頃から、
と言われている。
・「男郎花(おとこえし)」という花もあり、こちらは白い花。
形はそっくりだが女郎花より「力強く」見えるとのこと。
・あまりいい匂いではないようです。
・別名 「粟花」(あわばな)、黄色い花が粟に似ているから。
「思い草」(おもいぐさ)。
(出典:
「季節の花300」)