楽天に勝ち呼んだ!初被弾でも4失点でもマー君は負けない! ― サンケイスポーツ(gooニュース)
(パ・リーグ、楽天5-4西武、5回戦、西武3勝2敗、12日、フルスタ宮城)
マー君が絶叫した。プロ最長となる七回のマウンド。二死満塁で和田との勝負だ。
121球目、内角低めの147キロの直球で見逃し三振を奪うと、田中は両手でガッツポーズを作り「オッシャー!!」。18歳の気迫が強打者を沈黙させた。
「(七回は)思い切り投げました。3回目(の先発)で一番自分らしい投球ができたと思います」。同点で降板し、5安打4失点で3度目の先発も勝ち負けつかず。それでも充実の笑みを浮かべた。
直球に勢いがあり、プロではMAXの149キロもマーク。三回にはその直球のコントロールミスをカブレラに痛打され、公式戦初被弾も味わったが、「高校時代のような投球ができた」と最後まで持ち前の強気を貫いた。
「おとりんの一言」
期待のマー君が三度目の先発となった西武戦、3回表に4番カブレラに3ランを浴びた。4回表には犠牲フライで1点、計4点を失いながらも7回を121球、被安打5で投げ終えた。
マー君が投げると不思議と打線が奮起するが、この試合も5回に4―4の同点に追いつき、8回裏の二死一、三塁で礒部が決勝タイムリーを放って逆転、連敗をストップした。
マー君は「一番自分らしい投球ができた」というように、ピンチにも動じない投球を見せたが、西武の中軸打者に対しての6四球はいただけない。
ちょっと長くなるが、その経過を追ってみると二死後に四球を連発しているのがわかる。
1回表・・・1、2番を簡単に打ち取りながら、3番中島にストレートの四球、4番のカブレラに
2ベースを打たれて二死二、三塁とされた。
3回表・・・1番福地を三振に仕留めて二死としながら、片岡のヒット、自らの悪送球で二死三
塁、ここでまたも中島にストレートの四球を与え二死一、三塁となり、カブレラに
3ランを打たれてしまった。
5回表・・・2番片岡に四球、盗塁で二死二塁となったあと、カブレラにも四球で二死一、二塁
と迫られた。
7回表・・・二死後片岡がヒット、盗塁で二塁に進んだ直後、中島、カブレラに連続四球、二死
満塁の大ピンチだったが、和田を2―2から見逃し三振に打ち取った。