一昨日の月曜日、4月5日の産経新聞に、たまにランチや日替わりのお弁当などでお世話になっている車いすのオーナーシェフによる和食ダイニング『わっ嘉』の金子淳一郎さんが紹介されていました。
金子さんのこの笑顔にはいつも癒されます
記事では流山市出身となっていますが、流山市出身で、いまも流山市にお住いです。もちろんコロナ禍でワイワイ会食という訳にはいきませんが、ランチや日替わりのお弁当(日替わりお弁当のテイクアウトは予約制)などで応援したいですね。
フジ産経グループのこの目玉マークはインパクト強いですね
以下、紙面から。
千葉のひと
「失敗だらけも」前向きに
柏で和食店経営の車いす料理人
金子淳一郎さん(48)
通勤中の事故で脊髄を損傷し、胸から下がまひする障害を負った。「幼い子にもう一度働く父の姿を見せたい」。24年腕を磨いた料理の道を諦めず、平成30年11月に柏市で和食ダイニング『わっ嘉』を開いた。
同27年7月、ロードバイク(スポーツタイプ自転車)で停車中のトラックに追突。病院のベッドでスマートフォンを使ってひたすら調べたのは「妻とまだ小学生の2人の子とどう生活していくか」。恐怖を感じた。
高校を卒業し、すし屋や日本料理店、居酒屋で修業を積んだ。「加熱する温度とか、どうしたらナスにきれいな色が出るかとか、料理は実験みたいで面白い」。事故当時は介護施設の食堂を運営する会社で働いていたが、車いすでは調理場に入れず、退職を促された。
障害年金があればなんとか暮らしていけるが、「家族を『いってらっしゃい』と見送って、自分はただ家にいるというのが本当に嫌だった」。料理人として雇ってもらえないなら、自ら店を開こうと決めた。
店では誰でも利用できるよう通路やトイレはバリアフリー。車いすに合わせ調理台は通常より低くした。手掛けるのは季節の料理から介護食まで。「昔みたいに早くできないし、失敗だらけ」と苦笑するが、膝の上にまな板を載せ、慣れた手つきで魚をさばく。
事故や病気で誰もがあす障害者になるかもしれない。「『動けない』と下を向いてしまう人もいるけど、自分が店で動き回る姿を見て『何かできるかも』と思ってほしい」。流山市出身、48歳。
わっ嘉のサイトはこちら
テープカットの写真には、井崎市長や田口会頭のお姿も
また、この日の紙面には、平和台にオープンしたシェアキッチン『AZ CAFE(アズカフェ)』の記事も掲載され、流山商工会議所の田口佳子会頭や井崎義治流山市長らが駆け付けて行われたオープンセレモニーの様子も紹介されていました。
こうした流山の頑張っていらっしゃる方々の記事は、コロナ疲れの中で、元気をいただけるような気がしますね。
以下、紙面から。
飲食と菓子 創業の夢応援
流山にシェアキッチン誕生
飲食業と菓子製造業向けの貸し出しキッチンとオフィス機能付きカフェ、飲食背ペースの3施設が合体した「ワーク&キッチンAZ CAFE(アズカフェ)が、流山市平和台にオープンした。創業支援活動を市内で続ける行政書士の福田有紀さん(50)が、「お店を持ちたい人のために」と、流鉄平和台駅前の喫茶店だった建物と施設を使い開設した。先月31日にオープン式典が開かれ、井崎義治市長や田口佳子流山商工会議所会頭らが参加し、新しい創業支援拠点の誕生を祝った。
施設は、シェアキッチンで作った料理をカフェスペースで提供でき、最小限の費用で飲食業営業が可能。食品衛生責任者や調理師の資格がない人へのサポートなどと、福田さんのアドバイスにより、継続的経営が期待でき、ここで学んだ経験が店舗開設に結び付くとしている。
シェアキッチンは週1日か2日の利用が基準だが、時間貸しにも対応。時間貸しの場合には、飲食業なら平日1時間1980円、菓子製造なら同1760円。
福田さんは、起業コンサルタントの経験が長く、飲食・菓子に特化したことについて、「創業の夢応援」に加えて、魅力的な食べ物屋さんが流山に増えてほしいとの思いからだという。
AZ CAFEのサイトはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/azcafe/