子ども食堂と、図書館…あまり接点がないなぁ~と、ぼんやり考えていた司書がいたそうです。
そんなある日、「NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえ」の「こども食堂漫画化プロジェクト」で優勝された方が流山の漫画家さんだと伺いました。
『こどもしょくどう』上映会と監督の講演会は人権擁護委員の皆さんの主催でした
漫画化プロジェクトの審査員のおひとりで、映画『こどもしょくどう』の日向寺太郎監督の講演会があった昨年12月、流山市文化会館で開催された際に募金活動のお手伝いに行った司書。この会場でばったり、優勝された漫画家のはしもとあやさんとお会いできたそうです。
大好評だった『はしもとあやのまんがで知る「こども食堂」と「フードバンク」』展
子ども食堂の理解を深めるために描かれた漫画「ここで、のできごと」はネット上で月1回ずつ連載されていましたが、司書は、「はしもとさん、図書館で原画展をしませんか?!」とあまり深く考えずに爆弾発言…。
会期中は、会場となった森の図書館にキッチンカーが来てフードパントリーも行われました
話はとんとん拍子に進んで4月からスタート!…と、思ったら新型コロナウイルス感染症の影響で図書館はあえなく臨時休館。それでも諦められず、7月にリベンジ開催をしたところ新聞各紙も大きく取り上げてくださって話題に…。
展示会と一緒に開催したフードパントリーとフードドライブでは、家で余った食材や日用品が寄付されました
この展示会で、フードドライブを手伝ってくださったのは、「とうかつ草の根フードバンク」の素敵なおじさまたち。とうかつ草の根フードバンクは11月4日でオープン1周年を迎えられるそうです。
「とうかつ草の根フードバンク」の冷凍庫は赤い羽根共同募金の助成金で購入され、寄贈された食材の保存に役立てられています
あまり労せずに、漫画家さんのお力添えや「とうかつ草の根フードバンク」の全面的なご協力で成功を収めた司書は、「そろそろ2匹目のドジョウを…」とまでは考えていたとかいないとか、はしもとあやさんが描いてくださったブックカバーと栞を希望者に贈呈する読書週間企画を考案。柳の下のドジョウ狙いを企んだそうです。(いえいえけっしてそんなことは無いと思います)
ブックカバーも、栞も、読むことが出来て、子ども食堂やフードバンクについて知ることが出来ます
期間中の11月7日(土)10時から12時まで森の図書館でフードドライブを計画されているそうです。子ども食堂と図書館、こんな形でコラボレーションが続いているというお話でした。