君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

ハートのうた/おとぎ話 11.11.29

2011-11-30 18:35:05 | 今日の好きな歌





明日から12月!




いよいよ今年も締めなんですね。
今年は世間でも私生活でも色々あって
実りがあれば
その逆もあったりで
何とも形容のし難い1年でした。ブログはそこそこ順調ですけど、
まあ満足は成長の妨げになるので
油断せずに一本一本やっていけたらな、と思います。

今年の目標?は去年と同じく毎日更新だったんですが
何気に達成出来ていて嬉しい。
でも無理には出さず
あくまで書きたいものだけ、好きなものだけってスタイルは継続していこうと思います。
それが基本的な行動理念なので。





【第88回】 ハートのうた/おとぎ話




【君を好きだと言える事が僕のすべてさ】

今時
これだけ純粋な歌詞ってあんまない気がする・・・って
別に調べた訳ではないんですが(笑)。
こういう無防備な詞って
歌い手のエッセンス、説得力に懸かっているんですが、その点だと有馬くんの声は合格も合格
ストレートなものを好きになれる条件なんて、結局はその人を信用出来るか
自分の感覚にフィットするか。
それでしかないと思う。
で、自分は有馬くんの歌い方や、感情の込め方が好きなので、こういう歌詞がめちゃめちゃ響いてしまう・・・っていう。
自分だけじゃ未完成だから、足りないからこそ
誰かを愛することで
誰かを求めることで
本当の意味で一つになろうとする・・・実に素敵じゃないですか。
またこの詞に付けられたメロディがね
非常にナチュラルで、口ずさみやすくて、そのポップセンスにも脱帽です。
正直この曲が入ったアルバム「FAIRYTALE」はもっともっと売れて欲しかったというか
改めて聴き直してみると
本当に良い曲しか入ってないなー、って
でも雰囲気もまとまっていて・・・とその質の良さを再確認しましたね。
その中でも特に際立って素晴らしい一曲だと思います。


【経験が邪魔して臆病になりました】

経験っていうのは厄介なもので
確かにすればするほど成長はする気がしますが
逆に疑り深くなったり
真っ直ぐに人を信用出来なくなったり、実はデメリットの方が大きいんじゃねえか、って
最近は感じるようになりました。
捻じ曲げられてしまった純粋な思いたちの行き場がない、っていう。

【君が涙を流すように 僕も涙を流すのさ】

ただそれって案外誰でも同じ様な気がして
自分ひとりじゃなくて
みんな不安の中で生きてるんだな、とか
各々の傷口があるんだな、って考えると
そんな考えも少し和らぐ
もうちょっと優しく生きれそうな、そんな気もしてくるから不思議です。
誰もが
痛い・迷い・戸惑いを抱えてるからこそ
人間は一つになりたがるのかな、って
この曲を聴いてると、そんな事もふと考えてしまいます。Cメロのちょっと壮大になる流れもお気に入り。
おとぎ話の恋の歌って添加物がなくて剥き出しだから個人的に大好きなんです。



ちはやふる 第9話「しのぶれど」 感想

2011-11-30 01:42:33 | 2011年 秋アニメ





勝つか、楽しむか。




部活に於いて、全力でやるか、気楽にやるか、っていうのは
ある種永遠のテーマであり
それに対する答えなんてないと思います。単純に選ぶか、選ばないかだけ。それだけ。
それを強制していた?と不安になって謝ってしまう千早でしたが
彼も彼女も、それを分かった上で付き合っていた、と。
そういうお話だったんですけど。

でも個人的に西田くんの言ってた、お前みたいな奴がいても良いってセリフは凄い好きなんですよね。
誰もが誰も同じで、似たような顔をする必要はないし
本当に嫌なら
はっきりと嫌って言うと思うし
何より本当にやる気のある人間が居なければ、伝説っていうのは生まれないですからね。
っていうのはちょっとクサいセリフなんですけど(笑)。
後々に受け継がれる人間って言うのはどこか変な部分があったり、異常だったりする人間ばかりです。
その観点から考えると千早は十分異常で、十分正しい。反省もしてるから更に偉い。
そんな部員同士の絆が確認出来たような、そんなお話でもありましたね。
本当に自分を曝け出さなければ
限界以上に頑張らなければ
自分の力以上の結果なんて出やしない、っていう。それもまた正論だし、受け入れたのならここからまた頑張って行って欲しいものですね。
努力が出来る、っていうのも才能だと思いますから。その点だとかなちゃんも駒野くんも十分合格点なんじゃないかな。

個人的に無難な人間が無難な事をするだけの
きれいにまとまった物語なんてまっぴらごめんなので
これくらい暴走してくれた方が好きなんですよね。
その上で
分かり合って進んでいければいいなあ、って思います。なんていいつつ
太一は忘れていたかった新の事を不意に思い出さされて最後はブルーになってましたけどね(笑)。

あれだけ何でも持っていて
栄光も賞賛も手に入れてる太一なのに
本当に欲しいものだけは、すぐ手に入るようで全然手に入らない
手に入る見込みもない、っていうのは何だか切ないお話でもありますね。
だからこそ
駒野くんの回みたいな必死な表情も出来たんだろうけど。人間は難しいね。



割とトントン拍子で展開は進んでいきそうですね。この進み具合の順調さもこの作品の長所、かな。



サイレン/People In The Box 11.11.28

2011-11-29 05:02:22 | 今日の好きな歌





他人のライブレポを読むのは楽しい。




ノベンバのライブレポ、あと数百字書けば5千字到達って言う長さでした。
でも感じる事が多かったから仕方がない。
レポの中でも書いたんですけど
当日の小林さんの口調って言うのは常にぎこちなくて
言いたい事がまとまってなく、文章や詞とは違って随分と頼りない印象だったんですね。
でもそれがすっごくリアルに感じたっていうか
人間くささを感じる事が出来て
そういう部分でも、やっぱあの詞は本当に思ってることだけを書いてるんだなあ、って思えて
逆にちょっといいな、って思う自分もいたりね。
実に感慨深いライブでしたよ。

自分は素直に、本当に感じた事だけを書いてるつもり
絶対に嘘は書かないっていうのを
信条としてるのですが
それが上手く伝わってる、伝えられてるかなっていうのは常に心配しながら書いてるんですけど
それって案外誰でも同じなのかな、とも少し思った、考えるここ数日です。





【第87回】 サイレン/People In The Box




「みんな生きるのが好き? 死んだことないから」

このフレーズはいつ聴いてもインパクトありますね(笑)。
まあ要するに
禁忌に触れる、っていうか
本当はみんな思ってる事なのに、敢えて口に出さないことをわざわざ引っ張り出して歌にする、っていう
そのセンスが個人的には堪らないんですけど。
挫折挫折挫折、って繰り返していくと
そんなループも嫌だし
自分も嫌だし
結局どうすりゃいいの?ってなってしまう。そんなん大人になると日常茶飯事ですけどね。
そこでそんな痛みを無視して、無理矢理頑張るのではなく
辛い時は、
本当に辛い気分に浸れば良い
無力感に浸ってしまえば良い。と、個人的には思います。
そっちの方が落ち着く、っていうのはありますけど
やっぱ気持ちがシンクロする事で救われる事って結構にありますからね。
それを上手く出せない、
そんな自分を曝け出せない人の為に
こういう音楽は存在してるんだと思います。って個人的には解釈してる。

「君は君ではいられなくなる」

元々あった自分なんて
気付けばもううたかたみたいな話です。
曲げて生きていかなきゃ
生き残れないような世界です。特に弱者は。
それでも
時には弱音なんて吐き出せ吐き出せ、って思う。無理矢理前向きになる必要なんてないんだ。
そんな暗い、後ろ向きな自分を隠さずに生きていけ、と。
音楽の中なら、それが出来るから。



神秘性のあるロックって中々少ないと思いますけど、
この楽曲から漂う神聖なテイストと、共に存在する現実性は非常に刺激的で、また心地が良い。
激しくもなく、ゆるやかでもないニュートラルな曲調なんですが
後半で波多野さんが思いっきり叫ぶ場所があって
その部分がとても好きでね
耐え切れずに出した嗚咽、って感じで必要以上に生々しく感じられます。一度生で聴けた時は嬉しかったな。


 

(アニメ) 侵略!?イカ娘 第8話「留守番しなイカ!?他」 感想

2011-11-29 03:54:19 | イカ娘





イカ警察になら捕まりたいな。そんな(?)8話についてちょこちょこ。




■留守番しなイカ!?
・イカちゃんお留守番
・少年時代のお留守番は、家に誰も居ないのを良い事に、みてたなあ・・・。
・んで一通り遊び尽くすと、ふと寂しくなるのは分かる
・そこに空き巣さん
・一緒に遊んでどうする(笑)
・シュールだなあ
・コントの末に、逃亡
・のはずが、早苗の監視カメラ・・・
・洒落にならねえよ!
・どんだけ怖い女なんだよ
・でもそんな早苗は嫌いじゃないよ
・毒担当ですから


■断たなイカ!?
・勃たなイカ?
・勃たない・・・だと・・・!?
・そいつは一大事だ
・イカちゃんお願いしま~す!
・どういう状況だよ
・どういう感想だよ
・単純な人間でごめんなさいだよ
・でも男なら誰でも、ねえ?
・それも偏見だよ
・悲しいよ
・深夜だよ
・何やってんだよ

・ちなみに原作だと、エビをグロテスクな生き物と思い込む、っていう結末
・考えてみりゃ肉だってある意味グロテスクだよな
・千鶴さんは仙人のような役割ですね
・親がわりとしては完璧レベル


■熱中症じゃなイカ!?
・早苗とご一緒
・どっちが先に立って勝利、ってどこぞのDBですか?
・早苗も実は苦しかった
・早苗の貰ったたなぼたの優しさ
・受けた優しさを、優しさ返し
・本当に教育に良い気がしてきた
・でも最後は崩すのね(笑)。
・それもまた、「毒」らしさ、ですか
・まあしぼんだ魚介類を食べてもね、っていう話ですよね!
・原作より雰囲気が優しい感じになってました
・原作だと早苗がドヤ顔するんです
・一粒で二度美味しい



今期で、感想を書くのが一番楽しいアニメです。それに比例して、やっぱトップクラスに好き!



僕らの悲鳴/THE NOVEMBERS 11.11.27

2011-11-29 00:43:05 | 今日の好きな歌





精神的に脆弱になってきたのを感じる今日この頃。




不注意で誰かに迷惑掛けて、
それで気にしない振りをよくする方なんですけど
後でまた会話する機会があると、
そんなに気にしなくても良かったのに、と言われるっていう。
それに対して
「何で分かったの!?」とか
「あんたエスパーか」って思ったんですけど
まあ態度とかに出ちゃってたんでしょうね。分かりやすい人間なのかもしれない。
そんな時に間抜けだなあ、と思うのと同時に
何故か
気分がスッとするのは何故なんでしょうね?何だかんだで察して欲しいのかもしれないですね。





【第86回】 僕らの悲鳴/THE NOVEMBERS




「僕らの海に 
 溺れるだけの水かさが無くて
 溶けきらない」

この間のツーマンライブの時に聴いた一曲。
久々で生で聴いて
やっぱ格好良いな~、って再確認してそれからちょこちょこヘビロテしてます。
絶望すればいいのか
希望を抱けばいいのか
それすらも不確かで
生かされることも、殺される事もないままに
中途半端な生活や行動に終始するしか術のない自分。
浮上も無理ならば
溺死すらも不可能、っていう
そんなある意味一番哀しいような状況を歌ったような一曲。


「僕らはいつも忘れていたかった」

自分の好きなことだけ
自分の好きなものだけ
それだけで生きていけるなんて
きっと死んでも不可能な事で
忘れようとしても
不意に思い出して
思い出すことを示唆されて
嫌な気分になったり
自意識の海で右往左往してしまったり、その程度の生き物なんだな、という事を実感しています。
そこから抜け出せるか、否か。
ハリボテでごまかした現実と向き合えるかどうか。
そんな聴き手に対しての問いかけのような、そういう作用があるなあ、と個人的にはそう感じる一曲です。

途中までは、ノベンバらしいメロウな歌ものなんですが
最後の方で
その勢いが増して、多少自棄的に終わるのが面白い一曲です。そして同時に、痛い部分も突かれる曲です。それもまた重要。
傷口をいくら塞いでも、そこに傷があるって事実からは逃れられないですから。そこを確認するのもまた必要な作業なんだと思います。