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個人的名作ゲーム列伝Vol.2「トルネコの大冒険」(SFC)

2011-12-05 22:37:36 | ゲーム
↑失っては立ち上がり、立ち上がっては失う、まるで人生のようなゲームだ。





という訳で、画像を見ればお分かりの通り、別館ならではの雑記的レビューという事で
個人的名作ゲーム列伝その2「トルネコの大冒険」でございます。
前回と同じく、
これも結構有名なゲームなので知ってる方は多いんじゃないかと思います。まごうことなき名作ゲームです。所謂自他共に認める、ってヤツですな。


このゲームは、開発元がチュンソフトなので
割とドラクエとは違った特殊ルールでして、不思議のダンジョンに潜るとレベルは上がるが
負けたら全部元通り、全部やり直しっていう
ある意味ドラクエ以上に過酷なゲームです。数分前までプレイして積み重ねた実績や、手に入れた便利なアイテムがわずか数回の行動で全部パーになる。
パーになった後は文字通り、茫然自失ですよ。何が起こったのか訳分からん状態ですよ。
個人的に万全を期して詰んだ時よりも、
ちょっとした操作ミスでおじゃんになった時のがより辛いです。
だって、もうちょっと冷静に、油断してなければ全然対応出来た事態だったんだもの。
この「トルネコ」は敵との戦いでもありますが
同時に自分との戦いでもあります。
どれだけ油断せず進めるか、冷静な判断で進めるか・・・それが勝負の行方を決定します。

目的自体は、宝箱や奇妙な箱を持って帰って来る、っていうシンプルなものなのに
クリアするのが非常に難しい。
何度も負けます。
負けたらまた一からアイテム集めたり、レベル上げたり失敗もしたり同じ事を繰り返している自分に嫌気がさします。
でも・・・だからこそ「学んでいく楽しさ」がこのゲームにはあるんですよね。
それまで意識してなかった弱点や、
さっきはこういう原因で負けたから、じゃあこういう部分を気をつけるようにしよう、って考えたり
なんせこのゲーム、オートセーブでリセット押してもやり直しが効かないし
一度取った行動は即記録されちゃうから
失敗に対して対処の仕様がない
間違えちゃったからって絶対にリプレイは出来ないんですよね。それが厳しい点でもあり、良い部分でもある。死ねばやり直し、リセットは無意味。
だからこそ、一回一回の冒険に胸が熱くなれる・・・当時はそのざん新なアイディアに「なんだこれは!?」と感動したものです。
それから大人になった今まで、一度も飽きずに続けられてるので、やっぱりこのゲームは自分の中で名作だったんだろうなー、って思います。
3つあるダンジョンの内
本当にこの作品の面白さが詰まってるのは、やっぱり3つめの「もっと不思議なダンジョン」。
記事を書く為に、
久々にプレイしてみたのですが
どう考えてもクリア出来る確率の方が絶対に低い、ちまちまやり続けて30回に2回しかクリア出来ないっていう難易度の高さ。
それ故に、ようやっとクリア出来た時の喜びは「確実」が約束されているゲームでは絶対に味わえない最高のカタルシスが待ってました。
隠しアイテムである「証明の巻物」を手に入れる所までプレイしたんですが
もう「本当に自分クリアしたの!?信じられない!」みたいな感触で、久方ぶりにゲームクリアに対して感動を覚える位でした。
中毒性があるゲームなので
多分やり始めたら、目的を果たすまで意地でもって気持ちでプレイしちゃう可能性大
その気持ちこそが名作ゲームと呼ばれてる所以なのだと思います。
世間の評価抜きにしても
個人的にもずっと遊んでいくんだろうな~って思える作品の一つですね。キャラのセリフも考えさせられるものが多いので、是非その辺も注目で。



個人的に好きなアイテムランキング
1.人形よけの指輪
なんだかんだいってこれが一番ありがたい
2.とうぞくの指輪
深い階のモンスターハウスで鬼のような威力を発揮
3.ドラゴンキラー&ドラゴンシールド
武器防具はなんだかんだいって特殊な力がないとちょっとキツいと思う
4.ハラヘラズの指輪
一番難易度の高いダンジョンでは使えない・・・が2番目では常に持ち歩くべきアイテム!
5.ザキの杖
失敗の確率&攻撃される確率ゼロなので、正直何度も助けられました

嫌いな敵ランキング
1.おおめだま
混乱の所為で何度も詰みを食らった。部屋の真ん中に降りて来て且つそこが広い部屋だと本当に困る
2.ミステリードール
本当に嫌な敵ですが、存在理由はなんとなく分かる。強くなりすぎるとスリルないですからね。だからドレインするのかと
3.どろにんぎょう
本当の脅威は、レベル下げではなくそれまで溜まってた経験値が切り捨てられること
4.くさったしたい
「もっと~」ではメッキがないのでいちいち取り外すのと、バッタリ横になって先制攻撃された時の萎えっぷりが異常
5.シルバーデビル
対策用に「すばやさの種」「ボミオス」は必須、逃げられないのが何より辛い

トラウマ編
1.ばくだんいわ
昔、通路で自爆させたらその横にもばくだんいわが居たらしく、HP1から更に食らって即死したトラウマがある
2.マドハンド
降りたらいきなりモンスターハウスの上に、マドハンドに足掴まれてて完全に逃げ道封鎖、止めの一撃を食らったときは恥だと思った。
たった4ポイントで負ける屈辱感が凄まじい
3.ミミック
アークデーモンから逃げてる最中にGに乗ったらミミックで一発即死、これは自分も迂闊でした。



「もっと不思議なダンジョン」で一番重要なのは、指輪だと思う。
「とうぞくの指輪」「人形よけの指輪」「罠抜けの指輪」等何度も助けられましたが
「ルーラ草」「すばやさの種」「かなしばりの巻物」など逃げるアイテムも重要。
パンに余裕があればレベル上げは必須、
武器防具を鍛える事も重要ですね。ちなみに強力な武器をモンスターが落とした後に「時の砂の巻物」を読んでアイテム消失、
っていう出来事があったのが若干ショックでした。未判別の巻物を読むタイミングは状況によって変えるのが良いと思います。




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4 コメント

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Unknown (YUMA)
2011-12-25 00:49:54
こんばんは^^

「トルネコの大冒険」ですか~。従兄弟の家で少しだけプレイしたことがあるんですけど、失敗した時にレベルが1に戻ってしまうシステムは斬新に感じましたね。そのおかげで何度もやりたくなりますし、「次はこんなミスをしない」と決めて挑戦できるわけで。クリアした時の喜びはひとしおだったなぁ。

しかし、西京さんが「不思議のダンジョンシリーズ」をご存じだったとは。トルネコの大冒険をお好きでしたら、「風来のシレン」もプレイしてみてはいかがでしょうか? トルネコのシステムを踏襲しているので、面白いと思いますよ。Wiiのバーチャルコンソールで配信されてますので、Wiiをお持ちでしたらどうぞ^^
返信する
こちらではお初です(笑)。 (西京BOY)
2011-12-26 01:03:33
YUMAさんどうもです!


このゲームはドラクエのシステムに慣れていたので、当時は「えっ?」って驚いたのと同時に
一回負けて「もうやらんわ・・・」って苛立っても気付いたらまた挑戦してたり、
異常なゲームバランスのようで実は良く出来たシステムだったんだなあ、と大人になった今改めて感じますね。

基本的に普通のRPGってレベル上げやりまくればある程度の安心感を持ってプレイ出来るんですけど
こういうタイプだといくらレベル上げても無理な敵はいるわ負けたらやり直しだわで
こと難易度に関しては比較対象にもならないんですが
やっぱりその分クリアした時の喜びは凄いもんですよ。
大人になって冷静にプレイしてるつもりでも全然負けちゃいますからねえ。
一生を懸けて取り組みたいゲームかも(笑)。


風来のシレンは、トルネコについて調べてる内に
このトルネコのシステムを応用して作ったものだ、って事実を目にしたので
きっとこれが好きなら確実に好きになりそうですね(笑)。
今は取り合えず記事継続の為に手元にあるやつを暇な時ちょこちょこプレイしてるのですが
ある程度記事にし尽くしたら、また久々に開拓しようかな?と思ってるので
その時に是非プレイしたいなあ、と。オススメありがとうです!

今年ももうすぐ終わりますが、また年間ベスト等も楽しみにしてますね。ではでは。
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初めまして (師子乃)
2020-02-29 16:35:58
運の要素が強いですが、不遇でもへこたれないよう精神面でも鍛えられましたね。
返信する
初めまして! (西京BOY)
2020-06-10 00:21:55
師子乃さん、コメントありがとうございます・・・!
返信が大変遅れて申し訳ないです。。


>不遇でもへこたれないよう精神面でも鍛えられましたね。
確かに(笑
ちょいちょい理不尽な展開もありますからね~
開幕複数ゴーストボコられとか!
返信する

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