君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

噂の火/a flood of circle 11.11.12

2011-11-13 01:48:17 | 今日の好きな歌





今日も一日お疲れ様でした。




ぼーっとtwitter眺めてたら、どうやら自分のレビューを観て某漫画を買ってくれた人を発見。
こういう書き込みに対しては
正直何回見かけても感謝しかないですね。慣れません。
その分これからも頑張らなきゃな、って思う気持ちもあります。
何もかも順調ではないけれど
それでも書きたい対象が目の前にある限り、は。

何気に漫画は安い分、昔から購入報告はちょこちょこあったんですが
成年漫画である「YOUR DOG」に関しては驚きましたね。
しかも女性の方で。
書いてみるもんだなあ、って思いました。その時。





【第71回】 噂の火/a flood of circle




今月の下旬に新譜が出るフラッドから。
正に純正のロックンロール!とでも言うべきド真ん中の楽曲なんですが
この曲は歌詞が面白いんですよね。


【心なく口にして 一体何を知ってる】

なんとなく、イメージだけで語った結果、それが人から人へ伝わって
変なイメージ
もうひとりの誰かが出来上がるけれど
それを元にした所で、それがその人の本質かどうかなんて分からない
気付いたら知らぬ間に誰かの話のネタにされている悲しさ。
自分で実際に観て感じて確かめたならまだしも
人づてに聞いたあやふやなイメージで情報や印象を発信して、それがまた新たな火種を生む・・・、といった
人間社会の汚さを堂々と真正面から歌った曲。何気なく、何の考えも無しに判断した事柄が
他人の間違った認識や評価に繋がっていく・・・そんなもんうんざりだと。
そうではなくて
自分の目で耳で心で感情で判断して、そこから語れ、と。
そんなもんに惑わされている自分だって、結局他人の解釈で自らを曲げられているのは間違いないですもんね。
そうじゃなくて、もっと剥き出しに、正直に生きることの方がよっぽど大切なんじゃないかと。


【ああ わかっている 正直者が馬鹿を見る】

賢い人間小汚い人間ばかりが勝ちをみる社会。でもその前に、本当に本当が本当なのかを考えてみるのも必要なんじゃないかと。
勢いのあるロックですが、こと歌詞に関しては非常に繊細なのが面白いなあ、って思える曲です。



C3-シーキューブ- 第7話「予見者の眼に映らない」 感想

2011-11-13 01:16:53 | 2011年 秋アニメ





握ったその手を・・・。




ふむ、見事に騙されましたね。先週の感想では普通に長髪の彼女が人形だと思って書いたんですが
まさか逆だったとはね。これは完全に考慮してなかったです。でも考えてみれば、
あの時このはは別の場所に居た訳で、
予想出来たといえば出来たんですよね。何と言うか、まだまだですなあ。でもそのお陰で新鮮に物語を楽しめるから一概に悪いとも言えない(笑)。

呪いを解かれたくない理由は、自由云々ではなく、そもそも対象を死に至らしめる人形だから
結局は壊すしか、どうにかするしかないってことなんだと思うんだけど。
うーんこれは確かに難しい問題やね。
良いことして呪いを解くといってもあの能力じゃそれもまともに出来るはずはないし
かといってこのまま見殺しにして言い訳もない。正にお手上げ状態。その点だとこのはやフィアはまだ自分の意志でやれるから
ある意味マシといえばマシだったのかもしれないなあ。勿論そこには辛い感情もあっただろうけど。


今回のお話で特に印象的だった事があって、手っていうものは2種類の可能性を持っていて
それは人に優しくすることと人を傷つけること。
今回の人形や昔のフィアのようにその手を鮮血に染める、人に危害を悪意を与える事も出来れば
逆に料理を振舞ったり、寂しい時に手を繋いであげたり、その手で誰かを助けたり・・・。
どちらも同じ手の使い方ではあるけれど
入れ方や意志一つで
どちらにも転がってしまう。間違えれば悪に、正しければ優しさに。この手は一体何を握り締めてるんでしょう?それは定かではないけれど
どうせ力を入れるならば、ちょっとでも優しさや正しさに使いたいよね、って。不穏な精神になる前に、少し考えてみたらどう?って。
そんなメッセージ性も感じたお話でした。その手は何だって出来るけど、やるべき方向はある程度決まってるものだと。

このはのサービスシーンはただサービスってだけではなく、心臓の部分だった事から
個人的には納得出来るものがあったなあ、と。確かに心臓に手を当てると落ち着きますもんね。それが他人の手ならば尚更。
その辺の人物描写も秀逸な回だったと思います。後はどう転ぶか、だけ。決着にもまた期待ですね。