勝つか、楽しむか。
部活に於いて、全力でやるか、気楽にやるか、っていうのは
ある種永遠のテーマであり
それに対する答えなんてないと思います。単純に選ぶか、選ばないかだけ。それだけ。
それを強制していた?と不安になって謝ってしまう千早でしたが
彼も彼女も、それを分かった上で付き合っていた、と。
そういうお話だったんですけど。
でも個人的に西田くんの言ってた、お前みたいな奴がいても良いってセリフは凄い好きなんですよね。
誰もが誰も同じで、似たような顔をする必要はないし
本当に嫌なら
はっきりと嫌って言うと思うし
何より本当にやる気のある人間が居なければ、伝説っていうのは生まれないですからね。
っていうのはちょっとクサいセリフなんですけど(笑)。
後々に受け継がれる人間って言うのはどこか変な部分があったり、異常だったりする人間ばかりです。
その観点から考えると千早は十分異常で、十分正しい。反省もしてるから更に偉い。
そんな部員同士の絆が確認出来たような、そんなお話でもありましたね。
本当に自分を曝け出さなければ
限界以上に頑張らなければ
自分の力以上の結果なんて出やしない、っていう。それもまた正論だし、受け入れたのならここからまた頑張って行って欲しいものですね。
努力が出来る、っていうのも才能だと思いますから。その点だとかなちゃんも駒野くんも十分合格点なんじゃないかな。
個人的に無難な人間が無難な事をするだけの
きれいにまとまった物語なんてまっぴらごめんなので
これくらい暴走してくれた方が好きなんですよね。
その上で
分かり合って進んでいければいいなあ、って思います。なんていいつつ
太一は忘れていたかった新の事を不意に思い出さされて最後はブルーになってましたけどね(笑)。
あれだけ何でも持っていて
栄光も賞賛も手に入れてる太一なのに
本当に欲しいものだけは、すぐ手に入るようで全然手に入らない
手に入る見込みもない、っていうのは何だか切ないお話でもありますね。
だからこそ
駒野くんの回みたいな必死な表情も出来たんだろうけど。人間は難しいね。
割とトントン拍子で展開は進んでいきそうですね。この進み具合の順調さもこの作品の長所、かな。
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