君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

個人的名作ゲーム列伝Vol.1「スーパー桃太郎電鉄DX」(SFC)

2011-11-16 22:32:13 | ゲーム
↑誰かの勝ちがそのまま他人の不幸に繋がる、というシステムをまざまざと思い知らされるゲーム。





折角雑記中心のブログって事で、ぼちぼち取り扱ってないジャンルの記事でも書こうかな、と思います。
取り分け漫画やアニメと全く関わりがないってこともない「ゲーム」からいきたいと思います。
ゲームの記事は全く書かなかったし、そもそもある時代を境目に自分の中のゲームの歴史が途絶えてるので、わざわざ書く必要もないかな、と。
それよりは現在進行形である音楽や漫画、アニメの記事を書きたいな、って事で
本館の方でも多分一切触れてはいない・・・かな?パソゲーの記事ならいくつか書いたけれど、一般のゲームについてはなかった(と、思う)。
ので、こっちでちょっと自分の青春を支えたゲームのいくつかを掘り起こしていきたいと思います。
ご興味があればよろしくお願いします。
その名も「個人的名作ゲーム列伝」。第一弾は、恐らく人生で一番プレイしてるゲームを取り上げたいと思います。
本当は一番好きなゲームからやっても良かったけれど、でもこれもそれに劣らず、っていうか差異なんてゼロに等しいくらい好きなゲームなので。
有名な作品ですが、「スーパー桃太郎電鉄DX」です。


このゲームはですね、相当の名作ですね(笑)。なんといっても飽きない。厳密に言うと、物件をほぼ買い占めた辺りでやや飽きてくる節はあるんですけど
ちょうどその頃に制限年数が来るので、決定的な飽きはいつまで経ってもこない、その上昔の自分の記録を塗り替える事に挑戦しようって思えれば
それこそ永遠に近い時間延々と楽しんでプレイする事が出来る・・・っていう。まさしく中毒としか言い様のないゲーム(笑)。

利点を挙げれば、これで地理だったり地名を覚える事が出来たり、パロディも随所にあってその点でも楽しめたりと
良いとこ探しで言えばキリがないんですが特筆すべきなのは
ゲームならではの優越感・・・とでも言えばいいんでしょうか。上の画像を観れば分かるとおり、頑張って目的地到着したり物件買い占めたりすれば
必然的に相手PCが金銭的に、地位的に堕ちて行く訳で、その様はある種快感ですよね(笑)。
そんな楽しみ方は純粋じゃない?
でもゲームの中くらい夢見たいんだよ、っていうね。
個人的に一番嬉しい瞬間は、そもそも物件を集めて収益を上げて、それで頂点を目指すゲームなんですけど
キングボンビーってお邪魔虫キャラクターが相手を借金まみれにしたり、物件を捨て去ったりで、そこでまた自分にとっての隙が生まれたり
一気に侵食するチャンスでもあったり。
ボードゲームタイプのソフトですが、実際やってる事はあくどい事ばっか!っていうのがなまじリアルで、正しいとは思います(笑)。
まあそれを抜きにしても
定期的に誰かを貶める災害イベントが発生したりで、独壇場になりにくい作りはかなりしっかりしている秀逸なゲームだと思います。
ゲームバランスが良いからこそ、99年設定にしても余裕で楽しんで遊べてしまう・・・っていう。流石ですね。

私的には、誰かとやるより・・・ってやる相手もいなかったんですが(汗)、
まあ昔妹とかとよく遊んでたりもしたんですけど
桃鉄DXの一番良いやり方って複数プレイよりもひとりプレイだよ、って気はします(変な意味でなく)。
それは手間暇云々ではなく
それが一番集中出来るし、相手の事を気にしないで済むからストイックにプレイ出来る、思い切り鬼になる事が出来る。
個人的には金持ちになった時に
天運カードで勝負して相手の持ち金を一気に奪うのが好きです。
あとは相手の持ち金が少ない時に、レッドカードを使って借金にならざるを得ない様な状況を作ったりですね。なんとも卑怯!
そんな風に色々工夫出来るんですが、
ただスリの銀二や物件売られるのが怖くてパトカード、おまもりカードを常備の上に
ブロックカードや目的地用の急行カード系、それにぶっとびカード系を用意してると
一気に持てるカードの幅がなくなってきて
今回本当に99年までプレイしてみたんですが、思ったより妨害工作は出来なかったな、って感じでした。
むしろ相手の方から工作何度もされた感じで
持ち金が0になるカード使われた時は半分涙目レベルでした。
あいつら、借金になっても貧乏神が徳政令カード買ってくるから何度でも蘇ってしまうんですよね。それもまた、バランスかな。



私個人のこだわりは、○進めるカード系はハワイ、エロマンガ島、それから油田や沖縄の物件を買う為に
主要な目的地には使わずとっておくかダビングカードで増やしたりしますね。
目的地って個人的には最初以外こだわらないっていうか
ある程度買い占めたら
後は別の作業しながら真ん中あたりの地点でボソボソやってるのが何気に好きなプレイかもしれないですね。
結局は貧乏神がつかなければいいや、みたいな。だから目的地に入った回数は
PCプレイヤーとあまり変わらない回数だったりするんですが
最終的には勝てればいいや、っていうのが個人的な持論。理想は、全国の物件を買占めまくって
他人の買う物件を一切なくすところまで行く事ですね。それならば
もう何やっても自由って感じになりますから。
個人的には東北地方の物件をまず最初に機会があれば重点的に狙うのがオススメですね。
そして鹿児島付近の駅からは小判があまりにも出すぎだから(笑)、っていう。九州地方の物件は色々と+αがオイシイ。
その辺はやってる内に追々分かっていくので、やはりやりこみプレイ必須、って感じですね。
得意になればなるほど面白いゲーム・・・それが桃鉄!
正に伝説になる資格十分だな、って思えるゲームの一つです。これが余りに大好きだから、このシリーズしかやってない、っていうね。

ちなみに千葉県の駅は千葉と勝浦と成田空港の3つ。
今ならば
勝浦の物件に勝浦タンタンメン出るのかなあ。八街のピーナッツも捨てがたいな。





今回記事を書く為に、改めて水面下でちまちまプレイしてたんですが、キングボンビーにやられた回数はわずか4回、
借金の経験もなし、って事で中々の好成績を収める事が出来ましたね。
でもまあ
慣れれば誰だってこのくらいは出来ると思います。ちなみにPCプレイヤーは、えんまよりもあしゅらやかぐやの方が全然強いと思う。
事実その二人とえんまを混ぜてやるとえんまの方が成績が下になる確率が私の調べでは高かった。のは、ある意味仕様なんですかね。




雨は気まぐれ/サカナクション 11.11.15

2011-11-16 04:20:10 | 今日の好きな歌





1000のタンバリン。




ブログ「超進化アンチテーゼ」を立ち上げてから今日で1000日目だそうだ。
まさかここまで長く毎日更新を続けるとは思わなかったです。
いつでも離脱する気マンマンで初期はいましたが
今となっては、最早帰り道を忘れました、みたいな状態になってます。要はライフワーク化してしまった、と。
ある意味タバコみたいなもんですね。酒もタバコもやってませんけど
書いてなきゃ落ち着かない、っていう。

ただ、私自身は私そのものよりも、書いてる作品が評価された方が嬉しいっていうのがあって
それだけ好きな対象がいっぱいあるっていうありがたい話でもあるんですよね。
嫌いなものばっかりだったら
そもそも初めからやってません、っていうね。

ともあれ、色々悩みながらもここまで続けてこれた事に感謝します。どうもありがとうございました。





【第74回】 雨は気まぐれ/サカナクション





この曲、名曲だと思ってるんですが
何故かファン人気は低いんですよね。低いって言っても実際確かめた訳じゃないんですが
余り話題に上がらない気がするので。
更に言うと「Ame」はシングルのカップリングに入ってた方のが絶対に好き!
なんて少数派意見かましてみましたが(笑)。
この曲は
昔の歌謡曲を上手く今風に格好良くアレンジして送り出してる秀逸な楽曲だと思うんですね。
昔の歌謡曲は好き、
でもそのまんまやったら単なる焼き直し、焼き直しでも全然良いけれど
それを洗練させたものもたまには聴いてみたいよね?って事で。
実直に聴き心地のよく、
流れもスムーズで気持ちが良い不本意だけど注目されない名曲って位置づけの曲だと思います。
繰り返しの電子音のフレーズもまたツボだったりする、そんな一曲。


【疲れた 人の隙間 すり抜け 今日も終わる】

新譜でも思いましたけど、山口一郎の歌詞って何気に現代人の心の病みを上手く表現出来てると思うんです。
ただ最先端なだけじゃなく、その辺のシンパシーに関しても徹底されてるな、って印象です。



ちはやふる 第7話「ひとこそみえねあきはきにけり」 感想

2011-11-16 01:49:54 | 2011年 秋アニメ






外見と現実。





駒野くんとっては太一は勉強も出来てかるたも出来る、仲間もいてハンサムでもあるリア充だった訳ですけど、
その実彼が感じてるフラストレーションは大きくて、劣等感を抱えながら頑張ってるって現実が転がっているのもまた事実だった訳だ。
確かに勉強は出来るけれど、それは彼が一番望むものではない。
かるたも出来るけど、正攻法で勝ちあがれる実力は他の人に比べて劣っているし、どうしても千早は新の事を求めてる訳で
内面的には全然充実してない事が伝わってくる、そんな回でした。
太一もまた勉強だけしてりゃいいはずの人間だったんだけど、それじゃ満たされない何かがあって・・・。
外見や表向きのイメージだと全然違うように思える二人ですけど、どっちも本心では満たされてないのは同じだったんですね、と。

机は駒野くんの唯一の友達・・・って学生時代を思い出しちゃいますねー(笑)。いや、自分は秀才だった訳ではないですけど
居場所がそこしかなく、友達は全くいない、いても利用されるだけ、っていう。ただ、彼の場合は他人を見下しすぎな気がしなくもないけれど
それもまた経験から来る防御壁だったりするんでしょうか。
その壁を取り払うのが今回のお話だった、と。
「ただの遊び」とは言うものの、それもまたイメージだけの判断で、そこに込められた真剣さはむしろ彼にとっては更なる劣等感に繋がったわけだけど
そこで太一の名セリフ「負けるけどやってんだ」が飛び出しました。
何事も安全策
自分の得意分野だけに篭った世界・・・
確かに傷は付かないけど、気持ちは落ち着くけど、それ以上の「何か」がないのは明白でして。
それを確かめに、自らの聖域を手放した駒野くん。その判断もまた無駄じゃない。
そもそも本当に無駄な事なんて本質的には何一つない。
今日の日の駒野くんは、あの日の太一と同じ安全策小僧だった。それでも全然生きていけるし、良いといえば良いんだけど
それを彼が、駒野くん自身が望んだなら何も言うまい。中々に爽やかで、また心にグッと来るお話でしたねえ。一番良かったんじゃないかな?




当初から題材は珍しいけど、展開はベタだなこの手の王道だなって思ってたんですが
別にベタでも王道でもグッとくればいいじゃねえか、って普通に思うようになってきた。
のは作品にブレがないからかなあ。
ここまで気持ち良く王道だと、逆に振り切れてて見心地はとても快適ですよね。もう様子見の季節は終わって、本格的に面白くなっていく予感がしますね。