君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

Without you/La'cryma Christi 12.3.26

2012-03-31 23:35:16 | 今日の好きな歌





ようやく本館で来期アニメの記事書けた。個人的な決意表明も含まれてるので是非読んでやって下さい。




関係ないけど、小さな地震があまりにも多すぎて常にグラグラしてるような感覚で
怖いし気持ち悪いし不安だしで何とも言えない気分で今この文章を打っています。
部屋にいながら乗り物酔いしてるような感覚ですよ。
ああもうただでさえ最近憂鬱な気分だったのに更に憂鬱にさせんなってーの!!勘弁してくれって話ですよ(笑)。

で、今期アニメの話。正直、前期よりも豊作だったって感じています。
ギルクラやちはや、未来日記、ペルソナ全部2クール目の方が面白かったし
期待してたラグりん、あの夏、いぬぼくはどれも期待以上の作品だったとも感じたし
アクエリオンの健在っぷりも目を見張るものがあったし
気付けば非常に満足してた感触でして。
その他の作品も相応に盛り上がってたみたいで、割と小粒になりがちな冬アニメの中では久々に大ヒットのクールだったんじゃないですかねえ。
少数精鋭って印象が自分の中にはあって、アニメへの情熱が衰えてない事を確認出来たクールでもありました。

だからこそ、そんな取り戻せたクールだからこそ、次のクールはもっと純粋に、真剣に観たいですね。
あの頃と同じような気持ちで、初心者の感覚で一作一作と向き合って行きたい。
自分の中では勝負クールに出来たらいいな・・・って感じなんですけど
同時に過去作も取り上げたりと時間が無い中でも全力を尽くせる来期であればいいなあ、と。頑張れるだけ頑張ります!





【第206回】 Without you/La'cryma Christi




【君の全てを抱きしめられず ごめんね】

人間って誰か大切な人や、尊敬する人がいても
意外とその人の全部を好きになれる訳ではないと思うんですよ。
どうしても受け入れられない部分は存在していて
頭の中では理解してても
大人になろうと頑張っても、そこにもまた限界が存在してて
その結果自分にとって大切な誰かを傷つけて、仲違いが生じてしまって。
そうやって正論と本音の間でもがいてる内は絶対にこんな事思えないのが本当にもどかしくて
結果的に自分にとって気に食わない部分や許容出来なかった部分に対して
大人になれなかったなあ、って最終的には嘆いちゃうってね。そんな失敗の繰り返し。
それくらい他人に対して全力で関わる事は難しいんだという
一つの反面教師としても響く楽曲で
でもそんな報われない現実に嘆き無力を感じながらも、それでも前に進もうとしてる姿勢が心に響く楽曲だとも。
この曲は泣きメロ炸裂の上にギターリフの格好良さもまた尋常じゃない一曲でもあって
そんな絶妙な要素ばかりが上手く絡んで一つにまとまった、
ラクリマの中でも特に出色の楽曲なのでは、と個人的には思います。PVもまた見せ方が上手でこれまた素晴らしいな、と。



【誕生日はまだ先なのに 新たな僕が生まれた様さ】

これも何気に分かるんですよね。昨日までの自分ではなくなってしまう感じ?
それはきっと良い事なんかじゃ全然ないと思うけど、でもまたゼロからっていうのも悪い事ばかりではないよね、っていう。
こういう凝ったフレーズもまた面白い一曲だなあ、って思いますね。もっと評価されても良いと感じるな。



persona4 the ANIMATION  第25話(最終回)「We Can Change The World」 感想

2012-03-31 04:58:39 | 2011年 秋アニメ




あ、割と足立の気持ちも分かるかも?



前回はあまりに発言が小者臭ぷんぷんで若干萎えた部分はあったんですが
今週観てたら結構に納得出来る部分はあって、要するに彼は現実から目を背けてる人間の象徴なんですよね。
努力ではどうにも出来ない才能の壁、誰もが誰も天才として生まれて来れる訳ではないので
そんな物足りない現実に疲れて、埋もれて、その鬱憤を晴らす場所がここだった、という話ですね。
そういうことペーソスの表現に関しては若干シンパシーを感じれる部分もあるんですけど。

ただ、それを人に押し付けるのはナシよね。それは、はっきり言って最低ですよ。その時点で弱者ではなく加害者でしかない。
私だって優れてない人間ですから彼のような卑屈で子供のような気持ちになる事もありますけど
だからといって消えたいなとは思わないし現実を忘れたいとも思えないですよ。
そうやって愚痴愚痴言いながらも一歩一歩進んで行くのが人間なんじゃないの?
それを放棄するどころか、
他人にまで思想や価値観を押し付けるのははっきり言って迷惑、一人でやってろとしか言い様がない。

そんな劣等感や満たされない気持ちを抱えて受け入れて、頑張って来たのは他ならぬ悠たちである。
本当のところは、彼もそんな悠たちが羨ましかったのかもしれない
その妬みから来た先週の発言だったのかもしれない。
そう考えたら先週の萎えもちょっと復活したような気がして、割とのめり込んで観れた気はした最終回でした。この最終回は、普通に面白かったです。


人々の現実逃避が集まったのがあっちの世界って仕組みも
それを逃避しなかった人々がブレークしたっていう構図も
実に王道のRPGっぽくて単純に燃えたし、そんで最後のお別れのシーンもまた切ないけど堂々としてて良かったし。
まあソフトでは真エンディングがあるらしいけど、個人的にはこれはこれでOKかなあ、と。
途中正直ダレてる?と感じちゃった話数もあるのが本音で
感想を見送っちゃったりもしたんですが
それでもある程度は良作だったのかな、とは最後観てて思いました。なんだかんだでキャラに愛着あるしね。
って事で2クール続いたP4アニメ版の感想もこれでお仕舞い。
一日遅れの上に別館での更新って事で需要は低そうでしたが、何気に書いてて楽しい回もあったので良かったです。
トリニティソウルも最後まで観たしね。




割とシリアスな物語なのかな?と思ってたら逆にコメディ話が圧倒的に多いように感じて
途中理解出来ない抽象的なお話もあったりして
それはまあ個人的な受け取り方の問題なので特にあーだこーだ言うつもりはないんですが
他に感想書いてるアニメと比べるとのめり込む比率は少なめだったかも
でも最後まで観て感想も書いてる時点で、やっぱり基本的には好きだったんだろうな、と。菜々子と親父の話とか
悠の家庭教師の話とか、雪子と里中の話とかすっげえ感動したしね。
そんな訳で、多少の浮き沈みの差は激しいアニメだったとは感じましたが、その分今回みたいに決まると強いっていう。
そういういざという時の気合の入れ所が印象的な作品でした。

この作品、珍しく閲覧者の方からリクエストされて書き始めたアニメだったんですが
ちゃんと最後まで興味を持って観れたのでその点はホッとしてますし
また観て良かったかな、とも。
この場を借りて、ありがとうございました、と。勿論この記事読んでくれた方や、スタッフの方々にもね。最後までどうもでした!



眠い

2012-03-30 23:36:09 | 雑記


最近疲れてるのか、異様に眠くて、でも寝ても疲れは取れなくて、っていう
非常に不毛な毎日が続いてて更新の時間も随分遅れちゃってて色々と悔しい気持ちもありつつ
まあ体が資本なのでそこは仕方がない
ようやく少しずつ温かくなって来たので、ますます暖房付けてるとzzz...の確率が高くなっちゃいますねえ。


それはともかく、明日からはまた更新頻度微妙に増やしていくので。よろしくです。

光について/GRAPEVINE 12.3.25

2012-03-29 23:53:54 | 今日の好きな歌





そろそろ来期アニメのチェック記事あげようと思います。いつも直前ですけど(笑)。




なんていうのかな・・・レギュラーで感想書いてる作品が終わるまでは安心出来ないっていいますか
気が抜けないような性格なのかなあって自分では思いますけど。先にうつつを抜かさないように今だけに集中、みたいな。
単純に全部終わってから次のモードに向かう方があってる人間なのかも、とも思います。
来期は私生活もちょいちょい変化がある予定なので
細かい部分は変わるだろうけど
同時にまた今までとは違うような事もやっていこうかなあ、って気持ちもあったりして。基本3ジャンルっていうのは変わらないですけどね。

それでも、何気に「未来日記」だけは確実に新番組とバッティングしてしまうのでそれが唯一惜しい!っていうか
全部終わった後に書くつもりが一つだけ残ってるよ!みたいな。前々からこのクールはね~。
昔から何気に冬の新作って春まで被る確率高かった気がする。
っていうか秋の2クール作品か。まあ普段よりもキツキツのクールって事なのかな。新年関係や2月が短かったりしてね。





【第205回】 光について/GRAPEVINE




【誰もがうかれて理解りあったつもりなら】

前回、ミスチルの楽曲を選んだんですがそしたら不思議と初期のバインが聴きたくなって
今でこそ独自のポジションを保ってますが
昔はポストミスチル的な雰囲気、見方もあった事を思い出して。単純に楽曲やアレンジこそ全然似てないんですけど
声の幼さや佇まい等でそういう見方とかされてたんだろうなあ、と個人的には思います。
で、そんな彼らの影響を受けたのがNICOだとも感じてますけど。
受け継がれる遺伝子。素敵ですね。

この楽曲、スマッシュヒットして音楽番組にも出て、アルバムは3位にランクインして
バインの中では「スロウ」と並んで初期の代表曲の一つだと思いますけど
なんていうか
当時は自分もまだ少年だったので全然意識してなかったんですが正直サウンドはともかく売れるような歌詞ではないんですよね(笑)。
凄いシリアスで恋愛を感じさせる訳でもない葛藤と苛立ちが漂っているストイックなオルタナロックって印象で
これがスマッシュヒットしていた時代ってよくよく考えないでも凄いんじゃないかと。
今のコアなインディーズバンドが演奏するような曲だと思うんですが
それでアルバム3位まで上り詰めるって中々出来ることではない、改めて確認するまでもないですが商業的観点を含めても様々な意味で偉大だなあ、と。
この曲をじっくり聴いてみてそんな風に思えた訳です。


【もう一度君に会えても本当は もう二度と届かない様な気がしてた】

凄く良く分かる歌詞ですし、何よりベタな文脈を使ってユニークなフレーズを生み出してる
そんな独自性にこれまた痺れてしまう、シンパシーを感じてしまう。そんな複雑でありながらシンプルに衝撃が伝わってくる初期の名曲です。
すれ違った想い、重ならない思想だけは本当にどうにも出来ないですからねえ・・・。



光の射す方へ/Mr.Children 12.3.24

2012-03-28 23:39:22 | 今日の好きな歌





今期のアニメも大分終わってスッキリして来ましたね。結末的にも。



来期の記事も当然書く予定なんですが
色々形を変えて、割と細々とやって行こうと思ってますけど
今日あの夏の記事あらすじ形式でもないのに書き終えるのに1時間以上掛かっちゃって
結局はどんどん記事に掛ける時間が増えてるあたり、的を絞った方が良いのかな?とも思ったり
一方で最近は時間が無くて最初の数話で印象を決め切っちゃう事も多い訳ですが、
来期はもっと頑張って見ようかな?と考える部分もあったりして
視聴にも感想にも結構悩んでいる今日この頃ではあります。

昔は時間があったのでもっと余裕を持って観れてたんですけどねえ。仕事があるので今は中々。
ちょっと昔の感覚を思い出す為にも他の時間を削って色々とじっくり観ていく方向性に数年振りに戻ろうかなあ。
その為に犠牲にするものもちょっとはあるとは思いますけど、色々反応も遅れそうですけど、でも現状はそこそこ維持する部分は残しで。





【第204回】 光の射す方へ/Mr.Children




「僕らは夢見るあげく彷徨って 空振りしては骨折って リハビリしてんだ」

なんというか、ダメ人間をここまで的確に表せるフレーズもそうそうないような(笑)。
それをねえ、絶賛葛藤中であったであろう、それでも売れっ子のミスチルが歌ってるっていうのがある種異常でもあると同時に
結局はどこまで行っても不安や悩みからは逃れられないんだよってサインのようで
でもそれって絶望じゃなくて逆に希望だと思うんですよ。
楽観的な希望で騙されるよりは、
ちゃんと地に足つけて歩いた方が全然良いっていうか、少なくとも自分はそう思ってます。
それを影響力もあって、社会的に認知されてるバンドが声高に歌ってくれる事って一つの勇気にも成り得るよなあ・・・なんて
今改めてこの曲を聴いていてつくづく思う事の一つで。だってそれが孤独感からの一時的な解放に繋がったりするし、
今を歩く糧にもなったりする、っていうね。
人生空振れば空振るだけ傷付くし、全然無事では済まないんですけど
その度に自分で自分を癒す構図も傍から見れば絶対に滑稽だと思いますけど
それでもタイトルにもあるように、光を目指す、ここにない希望を必死に探し続ける
その姿勢こそが最も格好良い事なんじゃないかな・・・と
個人的にはそう感じたりもする訳です。
そんな、クタクタになりながらの精一杯のファイティングポーズが光ってる、ロール感の強い骨太なロックソングです。

後は、サウンドも面白くて、ファンクのテイストも含んだ跳ねてるリズムだったり
ポップさよりもマニアックを追随したサウンドの妙だったり、上手くその中間に位置出来てる感じもあったりして
正にこの頃のミスチルならではって感じの一つの時代性も感じさせるような楽曲ですね。
終わり際から若干プログレっぽくなるその構成もまた面白い一曲。




【いつの日か 君に届くならいいな】

届けたい、ではなく届くならいいな、っていうのは
ある種自分を曲げるつもりは毛頭ないっていう一つの宣言とも取れると思うんですよね。
他人に迎合する事を良しとしない、そういう類の男らしさ。でも、その歩みを止めたりはしないで
投げかける事だけは絶対に妥協しない。そんな宣言にもまたシンパシーを感じる一曲です。