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おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

北斎漫画展

2016-10-17 | お出かけ
時々投函されているタウン情報誌で、「北斎漫画展」というのを見つけた。
場所は茅ヶ崎市美術館。



これは行きたい!
というわけで、友人を誘って行ってきました。昨日。。


それにしても、茅ヶ崎市美術館、自分も友人たちも誰も知りませんでした。。。(^^;)
http://www.chigasaki-museum.jp/

茅ヶ崎駅南口を出て歩いて数分。図書館の隣にありました。

かつてこの地にはオッペケペー節で知られる明治時代の新劇俳優・川上音二郎、貞奴夫妻の居宅(萬松園)が建てられ、その後、実業家・原安三郎が別荘を構えていました。現在、美術館のまわりは茅ヶ崎の古くからの景観を良く残す緑地公園となり、早春の頃には紅白の梅が美しく、四季を通して自然の豊かな市民の憩いの場となっています。
~美術館HPから拝借~

これだけで「へーっ」って感じですが、閑静な日本庭園の中にありました。

入り口



表札もあって、まさに別荘の雰囲気丸残しです。

この庭園は、これはこれでまたゆっくりと来て散策したいですね。

その中をちょっと歩いていくと、美術館が現れます。




そして入館料を払っていざ中へ。
ここからは写真禁止。


北斎漫画十五編を順番に並べて、その中身を額に入れて抜粋展示。
それでもすごい量です。

もともと画集本なので考えてみれば分かりそうなもんですが、1ページがだいたいB5版くらいのサイズでしょうか。思ってたよりずい分小さいです。
そしてその分細かい!

そして細かいながらも、デッサンがものすごくしっかりしていて、躍動感にあふれている。
何かをするしぐさなどは、腰の入り方をはじめ力の入れ具合がしっかり観察、表現されているので、動きとして説得力があります。

他に動物、昆虫、魚、草木、自然、建物、想像上の動物、怪物など本当に多岐にわたって描かれています。
なかったのは宇宙くらいかな?(笑)
でも「大爆発」なんてものもありましたよ!

「お供はつらいよ」とタイトルのついた絵は、主人が厠で踏ん張ってるその外で、家来たちが臭そうに鼻をつまんでる絵ですが、厠の中に「あいあいがさ」の落書きが書かれていて、そんなところにも驚きと感動を覚えてしまったのでした。


妻も一緒に行って、2人で大満足しまして、ついつい図録のほか、置いてあった関連書籍3冊も一緒に購入してしまいました。

高校の漫研の子たちも観に来て欲しいですね。。。
文化祭で展示を見たけど、自分たちの描きやすいイラストしか描いてなかったようなので。。。




その後は、駅前の居酒屋へ。



この秋刀魚の刺身は美味かったですね。


久々に飲み放題で飲んでましたが、これまた久々に二日酔いになりました。。。(苦笑)。。。









体験レッスンとカラオケ

2016-10-13 | 音楽・イベント
本日は予定していた調律がキャンセルになり、プチ休日となりました。(笑)

先日ポストに投函されていた、ヤマハ音楽教室の無料体験レッスンのご案内、
昨晩電話してみたらなんと受付OKだったので、レッスンに出かけてみました。

ピアノのポピュラー、ジャズコースというもので、受付に行ったら「ポピュラーコース」で承ってたようなので「ジャズでお願いします」と変更しました。
といってもどちらも同じ先生が切り替えてみてくださる、というだけの話ですが。。。


思えば「他人に習う」というのは小学校以来のことです。
特にピアノは習うのが嫌で小1でとっととやめた口ですので・・・(^^;)

若くて優しそうな女性の先生でした。

とにかく基本を押さえたい、ということでどんなことをやるのか教えていただきました。

正直に言うと、最初はほぼ冷やかしで、様子だけ見て帰るつもりでした。

まあ、実際申し込んではいないんですけど、現在申し込んでも良いかな?くらいの気持ちにはなってます。
自分の弱いところ(課題)が色々浮かび上がってきまして、ああ、これはシンプルだけど実戦的だな、と思えたので。

日程とお月謝とをよく検討してみたいと思います。


その後は、ひとりカラオケに行ってきました。

この間久々に歌ってみて、全然歌えなかったので、そのリベンジと練習。

この間よりは歌えたけど、これもまだまだ課題があるな~・・・

1時間歌ってきましたが、まだまだ歌えますね。体力的にものど的にも。ちょっとビックリ(笑)


音楽の楽しみへの幅、増やしたいです。









劇場用アニメ映画

2016-10-11 | 映画
先月末の番組改編時期、5月(だったと思う)に劇場用に製作された「デュラララ!!2」のスピンオフ(19.5話)がテレビで放映されました。

実はこの作品、公開直前に進行さんから「1カットだけですけど、今日中に二原のリテーク頼めますか?」って連絡が入って、描いたんですよね。

直線の1カットリテークだけでしたけど、ちゃんと名前が載ってました。



なんとなく嬉しい。。。(笑)


さて、昨日は辻堂の映画館で映画を2本見てきました。
毎月10日も割引デイなので!(笑)

洋画とか気になる映画もあるんですが、昨日は2本ともアニメ!
スタジオ・ジブリの「レッド・タートル」と、「聲の形」

2本とも、今回を逃すと、もう見る機会がなくなりそうだったから・・・(苦笑)


で、2本ともすごく良かったです。


「レッド・タートル」は、絵も作品自体も全てにおいて質が高いです。
あの質は、逆に今の日本のアニメーションでは難しいでしょうね。
ラストシーンもぐっと来て、涙が出そうになりました。

ただ、セリフが一切なく(あーとかわーとか、声優さんの声の演技はあります)、無人島という一種の閉じた空間のみでの人生のお話。
正直、地味です。。。

すごく作品レベルは高いんだけど、興業的にヒットは難しいのかな・・・と・・・
事実、現在上映が8:50からの朝市1本だけという・・・

本当は劇場で見てほしい作品ですけど、よかったらいずれDVD等ででもごらんください。
それくらいお勧めできます。



「聲の形」も違った意味ですごく良かったです。
原作を知らなかったし、読んだことなかったけど、内容はすごく共感できたし、心を打つものがありました。

たまたま公開直前の特番を見て、行ってみようという気になりましたが、これも行ってみてよかった作品でした。

「いじめ」と「人間関係」というのがテーマなのかな?と思いますが、「これが正しい」「これが良い」という答えがあるわけでもなく、一人一人が受け止めて考えていかなきゃいけないんだ、と強く感じました。


特番の作曲者インタビューで「自宅のアップライトピアノの中にマイクを突っ込んで、色んな音を拾いました」というような発言がありました。
それも気になってた一つですが、実にステキでよい効果を出していました。

ドラマが切なくて、痛いシーンが多いんですが、そのピアノの音で優しく包まれて、「いいんだよ」と許された気持ちになります。



同じ高校生男女を主人公とした「君の名は。」とは全くタイプが違うし、こちらの方がどうしても地味(結局それか・・・苦笑)なので、今一かすんでしまっている印象もありますが、これも大勢にみてもらいたい作品ですね。

いずれ原作も読んで見たいと思います。


まだまだ日本のアニメは頑張れそうですね!!










高音が止まらない

2016-10-10 | 調律
最近本当に調律のご依頼が増えました。
本当にありがたいです。感謝感謝!

そして時々いただく質問に「高音が止まらない」というのがあります。


ピアノは、フェルトで出来たハンマーで弦を叩いて音を出します。
その弦は、簡単に言うとハープのように並んでいて響きます。

ただし、響きっぱなしだとワンワンとうるさいので、ダンパーというフェルトを使って音を止めてます。
右側のダンパーペダルを踏んだ状態が開放された音。
ペダルを踏まないと、押している鍵盤以外はダンパーが押さえられるので余計な響きはなくなります。
また鍵盤を離せば、その音もダンパーフェルトが弦を押さえて止まります。


さて、最初の質問の「高音が止まらない」ですが、

実はある程度から上の音には、そのダンパーがありません。



写真中央から左下に向かって、弦を押さえてる部品がダンパーです。
右へ行くほど高音になります。

なんでダンパーがないのか、というと、この辺りは弦の長さが短くて、そもそもそれほど響かない、そこを押さえてしまうと音が詰まってしまう、という理由でその昨日が排除されています。

一応最後のダンパーは(多くのピアノで)3本中2本だけ押さえるようにしてなじむようにしています。

ただそれでもよく鳴るピアノの場合、そこから急に音が伸びる=止まらなくなる、という感覚になりやすいとも思います。


今まで何人かの方から同じ質問をされましたが、どれもこれが原因でした。

気になってしまったものを「慣れてください」というのも恐縮なのですが、少なくとも故障ではありませんのでご安心ください。