今日は久々に一日中家にいます。
当初は妻の実家に行こうか、という話であけていたのですが、延期になりまして・・・
ただ、事務仕事もたまってるし・・・その割にははかどってないし・・・(^^;)
そんな感じで過ごしておりますが、、、
さかのぼって水曜日のお話
東京オペラシティにコンサートを聴きに行きました。

この銅像が面白いですね。。。
ものはアジアオーケストラウィーク、東京初日です。
齊藤一郎指揮、セントラル愛知交響楽団の演奏です。

齊藤さんは、伊福部音楽でご一緒して、5月の京都に誘っていただいた方です。
奥様からご案内が届いて、伺うことにしました。
当日は心配していた台風もそれて、それだけでも良かったです。
思えば完全にお客として齊藤さんの演奏を聴くのは初めてだ!
プログラムは
ユン・イサン 弦楽のためのタピ
芥川也寸志 交響三章《トリニタ・シンフォニカ》
リムスキー・コルサコフ 交響組曲《シェラザード》Op.35
齊藤さんご自身いわく「自分は体育会系だ」のコトバように、颯爽としていてメリハリのある指揮ぶりです。
最初の「弦楽のためのタピ」は重厚な響きの曲なのですが、テンポ感良く背中を押される感じでした。
タピとは織り模様のある厚手の重い生地だそうですが、まさに縦横折り重ねられていく印象でした。
続く芥川もすごくリズミカルで背中を押される感じ。
自分のイメージにある「おしゃれで軽やか」とはまた違って、これまた新鮮で面白かったですね。
1楽章は、比較的自分のイメージとも近く、ラベルを想像しましたが、2,3楽章は打って変わって伊福部音楽を強く感じさせました。
また3楽章では裏打ちのジャズ、ロックをイメージさせ、つい体が縦に揺れてしまうほど。これまた新鮮でした。
シェラザードもまたテンポ良くぐいぐい引っ張る感じ。
「若い王子と王女」があんなに軽快に演奏されるとは!それでも音楽としてすごく説得力があります。
ちなみに僕はのこぎりをやっている所為もあるのでしょうが、ややテンポ遅めが好きなようです。
それでもこれはこれでアリだし、これはこれで好きだし、触れられて良かった経験でした。
コンサート全体が素晴らしい出来で、終演後何度もアンコールが起こりました。
そしてついに齊藤さんがマイクを持って舞台に登場し「アンコールを演奏してもいいですか?」とトーク
会場の拍手が高まります。
「アンコールに、ブラームスのハンガリー舞曲1番を・・・」拍手
「やるつもりでしたが、辞めて、前半演奏した芥川先生の3番をもう一度やります!」
「これは僕の独断なので、楽団員は猛反対です。でもさっきの出来に納得できないのでこのままでは今夜気持ちよく眠れません。セントラル愛知から仕事が来なくなるかもしれませんが、アジアオーケストラウィークなのでブラームスより良いでしょ?」
会場がおおっと盛り上がります。
このトークの間にオケのセッティング。
出来への不満の一つが、リハと本番、要するに客席が埋まった状態での音響の変化に上手く対応できなかったことが大きくあるようでした。
果たしてその再演はというと、
先ほどとは全く違う、別物といった演奏になりました。
先ほどはアウトビートのロックだったのが、今回はスウィングで滑らかな印象。
中心に吸い上げられていく印象だった演奏が、穏やかに横に広がっていく。
緊張の度合いの違いもあるのかもしれませんが、全て同じメンバーで、途中稽古をしたわけでもないのに、これほど演奏が変わることがある、ということが何よりも驚きでした!
その辺のことを少し本人に聞いてみたかったですが、地方暮らしで、翌日も朝から仕事でしたので終演後まっすぐ帰宅しました。
実は個人的な事情で、チケットは買ったものの行けるかどうか直前まで悩んでましたが、無事に聴きに行けて本当に良かったです。
これからの活躍にも期待したいいたします!!
当初は妻の実家に行こうか、という話であけていたのですが、延期になりまして・・・
ただ、事務仕事もたまってるし・・・その割にははかどってないし・・・(^^;)
そんな感じで過ごしておりますが、、、
さかのぼって水曜日のお話
東京オペラシティにコンサートを聴きに行きました。

この銅像が面白いですね。。。
ものはアジアオーケストラウィーク、東京初日です。
齊藤一郎指揮、セントラル愛知交響楽団の演奏です。

齊藤さんは、伊福部音楽でご一緒して、5月の京都に誘っていただいた方です。
奥様からご案内が届いて、伺うことにしました。
当日は心配していた台風もそれて、それだけでも良かったです。
思えば完全にお客として齊藤さんの演奏を聴くのは初めてだ!
プログラムは
ユン・イサン 弦楽のためのタピ
芥川也寸志 交響三章《トリニタ・シンフォニカ》
リムスキー・コルサコフ 交響組曲《シェラザード》Op.35
齊藤さんご自身いわく「自分は体育会系だ」のコトバように、颯爽としていてメリハリのある指揮ぶりです。
最初の「弦楽のためのタピ」は重厚な響きの曲なのですが、テンポ感良く背中を押される感じでした。
タピとは織り模様のある厚手の重い生地だそうですが、まさに縦横折り重ねられていく印象でした。
続く芥川もすごくリズミカルで背中を押される感じ。
自分のイメージにある「おしゃれで軽やか」とはまた違って、これまた新鮮で面白かったですね。
1楽章は、比較的自分のイメージとも近く、ラベルを想像しましたが、2,3楽章は打って変わって伊福部音楽を強く感じさせました。
また3楽章では裏打ちのジャズ、ロックをイメージさせ、つい体が縦に揺れてしまうほど。これまた新鮮でした。
シェラザードもまたテンポ良くぐいぐい引っ張る感じ。
「若い王子と王女」があんなに軽快に演奏されるとは!それでも音楽としてすごく説得力があります。
ちなみに僕はのこぎりをやっている所為もあるのでしょうが、ややテンポ遅めが好きなようです。
それでもこれはこれでアリだし、これはこれで好きだし、触れられて良かった経験でした。
コンサート全体が素晴らしい出来で、終演後何度もアンコールが起こりました。
そしてついに齊藤さんがマイクを持って舞台に登場し「アンコールを演奏してもいいですか?」とトーク
会場の拍手が高まります。
「アンコールに、ブラームスのハンガリー舞曲1番を・・・」拍手
「やるつもりでしたが、辞めて、前半演奏した芥川先生の3番をもう一度やります!」
「これは僕の独断なので、楽団員は猛反対です。でもさっきの出来に納得できないのでこのままでは今夜気持ちよく眠れません。セントラル愛知から仕事が来なくなるかもしれませんが、アジアオーケストラウィークなのでブラームスより良いでしょ?」
会場がおおっと盛り上がります。
このトークの間にオケのセッティング。
出来への不満の一つが、リハと本番、要するに客席が埋まった状態での音響の変化に上手く対応できなかったことが大きくあるようでした。
果たしてその再演はというと、
先ほどとは全く違う、別物といった演奏になりました。
先ほどはアウトビートのロックだったのが、今回はスウィングで滑らかな印象。
中心に吸い上げられていく印象だった演奏が、穏やかに横に広がっていく。
緊張の度合いの違いもあるのかもしれませんが、全て同じメンバーで、途中稽古をしたわけでもないのに、これほど演奏が変わることがある、ということが何よりも驚きでした!
その辺のことを少し本人に聞いてみたかったですが、地方暮らしで、翌日も朝から仕事でしたので終演後まっすぐ帰宅しました。
実は個人的な事情で、チケットは買ったものの行けるかどうか直前まで悩んでましたが、無事に聴きに行けて本当に良かったです。
これからの活躍にも期待したいいたします!!