縄文時代
2014-06-16 | 本
最近縄文時代についての本を3冊読みました。
「縄文人に学ぶ」上田篤著、「縄文の思考」小林達雄著、後1冊・・・ロスト!!行方不明でやんす・・・(爆)
行方不明と「縄文人に学ぶ」は、遺跡や歴史から、縄文人の生活を想像し、現代人と比較、つなげていく、というもの。
「縄文の思考」は遺跡から当時の生活ぶりを読み解くもの。
で、コレが実にビックリで面白い。
今まで縄文時代というのは、石器時代に毛が生えた程度にしか思ってませんでした。
ところがどっこい、なんと現代の日本の生活に多くの影響を残していることか!
何しろ一般に考古学というものは、遺物の発掘に熱中するが、「その時代がどういう社会だったのか」ということにはあまり発言をしない。
また学校で縄文時代をあまり習わないのは、太平洋戦争前は「皇国史観」にのっとって「日本の国は、神武天皇が即位した2600年前から始まる」とされ、それゆえ「それ以前に日本の歴史などあるわけがない」という史観に立っていたと。。。
戦後は、そのような皇国史観は払拭されたが、かわりにチグリス・ユーフラテス、ナイル、インダス、黄河の「四大文明伝播史観」に変った。
農業中心史観でもある。
故に縄文は、農業以前の「野蛮人」というイメージのまま今日に至ってしまっているわけだが・・・
まずはその食べ物、ワラビ、ドングリ、クズ、サトイモ、ハマグリ、タイ、アユ、イノシシ等、現代日本人のものと変わりがないこと。
そして、ムラを作り生活をしていたこと。
竪穴式住居が有名だけど、食事のための煮炊きは外でしていた。では家の中心にあった「火(囲炉裏)」は?というと、どうやら「火の神」を祭っていたようだ。
つまり、既に信仰があったということ。
家の中(屋根の下)は神聖な場所でもあるので、靴を脱ぐ、神棚を置く、座敷を庭に向けて開放する、等も縄文時代からの習慣の名残らしい。
また女系社会で、男性はツマドイで女と契り、また去っていく。
女は男を迎え入れ、子を産み、家族を増やしていく。子は家から出さない。
武士の時代辺りから男系社会に変わっていったが、「女房が家計を握る」というのもこの名残らしい。
これらの点から読み解くに、飢餓もなく戦争もない、豊かで平和な時代であったらしいです。
(スゴイ抜粋して書いてるから説得力ないですけど)
そして更に、縄文土器だけにとどまらず、漆器もこの頃からあり、ヒスイの加工、そしてそれの交易(日本全土規模)もあったようだ。
そのことから、(交易に必要な)言葉もあったであろう、と推察される。
おそるべき縄文時代と縄文人!
スバラシイ先祖を誇りに思うと共に、生活のあり方や習慣なども今一度見直すのもいいかな?と思ったりしたのでした。
「縄文人に学ぶ」上田篤著、「縄文の思考」小林達雄著、後1冊・・・ロスト!!行方不明でやんす・・・(爆)
行方不明と「縄文人に学ぶ」は、遺跡や歴史から、縄文人の生活を想像し、現代人と比較、つなげていく、というもの。
「縄文の思考」は遺跡から当時の生活ぶりを読み解くもの。
で、コレが実にビックリで面白い。
今まで縄文時代というのは、石器時代に毛が生えた程度にしか思ってませんでした。
ところがどっこい、なんと現代の日本の生活に多くの影響を残していることか!
何しろ一般に考古学というものは、遺物の発掘に熱中するが、「その時代がどういう社会だったのか」ということにはあまり発言をしない。
また学校で縄文時代をあまり習わないのは、太平洋戦争前は「皇国史観」にのっとって「日本の国は、神武天皇が即位した2600年前から始まる」とされ、それゆえ「それ以前に日本の歴史などあるわけがない」という史観に立っていたと。。。
戦後は、そのような皇国史観は払拭されたが、かわりにチグリス・ユーフラテス、ナイル、インダス、黄河の「四大文明伝播史観」に変った。
農業中心史観でもある。
故に縄文は、農業以前の「野蛮人」というイメージのまま今日に至ってしまっているわけだが・・・
まずはその食べ物、ワラビ、ドングリ、クズ、サトイモ、ハマグリ、タイ、アユ、イノシシ等、現代日本人のものと変わりがないこと。
そして、ムラを作り生活をしていたこと。
竪穴式住居が有名だけど、食事のための煮炊きは外でしていた。では家の中心にあった「火(囲炉裏)」は?というと、どうやら「火の神」を祭っていたようだ。
つまり、既に信仰があったということ。
家の中(屋根の下)は神聖な場所でもあるので、靴を脱ぐ、神棚を置く、座敷を庭に向けて開放する、等も縄文時代からの習慣の名残らしい。
また女系社会で、男性はツマドイで女と契り、また去っていく。
女は男を迎え入れ、子を産み、家族を増やしていく。子は家から出さない。
武士の時代辺りから男系社会に変わっていったが、「女房が家計を握る」というのもこの名残らしい。
これらの点から読み解くに、飢餓もなく戦争もない、豊かで平和な時代であったらしいです。
(スゴイ抜粋して書いてるから説得力ないですけど)
そして更に、縄文土器だけにとどまらず、漆器もこの頃からあり、ヒスイの加工、そしてそれの交易(日本全土規模)もあったようだ。
そのことから、(交易に必要な)言葉もあったであろう、と推察される。
おそるべき縄文時代と縄文人!
スバラシイ先祖を誇りに思うと共に、生活のあり方や習慣なども今一度見直すのもいいかな?と思ったりしたのでした。
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