おんらく館~のこぎりものには福がある~

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黒毛弓

2011-03-28 | のこぎり
2月26日のブログでもチラと触れました、黒毛への毛替えを致しました。

ちなみに、黒毛ってのは漂白していないそのまんまの馬のしっぽ(の毛)のことで、かなり剛性があるそうです。
故に棹の方がそれに耐えられないとかで、コントラバスくらいにしか使われてないんだそうです。(以前黒毛のヴァイオリン弓を見たことがあると言いましたら、それはおそらく染めているんだろうとのことでした)

それでも、力強い音が欲しい私は、ならばチェロのカーボン弓ならなんとか耐えるだろう、と思いまして、それへの張り替えをお願いしました。

外注で、多少時間がかかる上に、お値段も少し高め。と聞いていましたが、出来てみたら普通のチェロの毛替えと同じ料金でやっていただけました。
ただ、地震→停電の影響で、今月そっち方面へ出かける予定がなくなってしまい、仕方なく自宅へ宅配してもらうことに。(それでも当初言われてた値段より安いし、勿論電車賃より安い・笑)

金曜の夜に到着しました。


グラッサー社製の黒のカーボン弓に、黒毛使用。
名付けて「ブラック・ブラック」

・・・・・・ネーミング募集中です(苦笑)。。。

届いた時間はもう音が出せなかったので、翌日の午後に松ヤニを塗ってワクワクしながら試奏。


いやあ、希望を上回る良い音でした。バンザーイ(^o^)
ドッシリとしていて、張りがあって、ピンとした感じ。

他の弓とも弾き比べ。

更に、年末にもらった松ヤニを各種塗り比べての弾き比べ。

しまいにはだんだんワケがわからなくなってきましたが(苦笑)、この曲はこれで弾こうかな、、、等と思案します。


余談ですが、もらった松ヤニを見ていた妻が(大分少なくなって形が悪く塗りにくかったのと、ケースの中で溶けてヒドイ状態になったのを)湯煎して整えるといい出しまして、面白いのでやってもらいました。



最初はボールの中で溶かして、型に入れて固めようとしたんですが、固まるのが早すぎて型に上手く入らず、最初から型に入れた状態で溶かすことにしました。

完成品



ちなみに、その晩はオッタンタでセッション大会(80回記念大会)があったので、「ブラック・ブラック(仮)」を持って参加。

最初なんだかよく分からない曲に参加したあと、しばら~くの出番待ち(観客)状態が続きまして、完全に深夜になってからようやく出番。3曲やりました。

1曲目は、エレキギターと2人でちょっとフォークっぽい即興。ギターでコードとストロークを刻む上に、その場でメロディを載せていく感じ。途中で歌い出したので、今度はそれにオブリを付けるように。。。7,8分やったかな?

次は、ちょっと前からやりたかったドラムとのフリーセッション。リズム、調、音階等を排除したちょっと環境音楽系の即興です。最初の1音が能管のような音の出し方をしてしまった上に、ドラムが太鼓のマレットを使用していたために、それこそ幽霊というか和風テイストな感じになってしまいましたが、それはそれでのこぎりらしく、やりながらもとても楽しかったです。これも7,8分かな?あるいは10分以上していたかも・・・
それでも会場のウケも予想以上によかったようで、また別の方向性を目指してやってみたいですね。

最後はソロ(ア・カペラ)で「この道」を前奏、後奏つけて演奏。最近、ここ数日、この手の日本の歌にはまってたので、やれて満足(笑)

勿論5月5日もこの弓は使いますので、お楽しみに!(^^)



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