墓参り

祖父の墓参りに行ってきました。
あまり孝行はしなかった。というより、最期まで世話になりっぱなしでした。
ちょうど夕立が近づいていて、雷鳴を聞きながらのお参り。
車に戻ってすぐ降り出したので、本当にいいタイミングでした。

昔の自分だったら、そういうのを神秘の何かと思い込んで創作の種にしたかもと思います。
その後いろいろあってまやかしから脱し、同時に創作も行き詰まるのですが、最近はその次が見えてきた気がします。
すべては冷徹な因果の繰り返しだと知った上で、物語を構築する手がかりに近づいた。
広い意味でのスランプ脱出でしょうか。

死者との再会を描くことはなくても、いない人に想いを巡らせることで動き出す人間を書けるんじゃないか。そういうことです。