公募で求められるものによくあげられるのが『斬新な作品』というやつです。
それでは受賞作がすべて斬新であるか? というと半々くらいじゃないでしょうか。
残り半分は、安定感のある王道作品だなと思うことが多いです(もちろん、切り口が目新しいであるとかそういう要素はあるのでしょうが)。
さらに受賞者で、業界で生き残れる人というと『王道派』が圧倒的に多いと思います。
それで「斬新さと安定感の両立」なんてタイトルを思いついたのですが、それは無理な話でしょう。相反する要素ですから。
ただし、斬新だったり安定感が感じられるというのは、作品に対する評価であって、著者の技量の話ではありません。ましてや才能の問題でもないというのが松浦の見解です。
肝心なのは、使い分けです。
数多くの似たような作品が集まる公募で、ほかとの差別化を図るには斬新さは必要です。
それならば実験的な作品が受賞するのかというと、それも違うような気がします。
一次選考、二次選考と紙面で発表のある文芸賞などをみると(タイトルだけで、中身はわかりませんが)、一次選考の段階でも前衛的なのは一割くらいで、残りは王道のように見受けられます。
ようは、「斬新さ」の要素を含んでいることは必要ですが、作品全体が「斬新」である必要はない。ということでしょう。
どの程度の比率が受けるのか、というのは選考委員によるでしょうから黄金律があるとは思いませんけどね。
それでは受賞作がすべて斬新であるか? というと半々くらいじゃないでしょうか。
残り半分は、安定感のある王道作品だなと思うことが多いです(もちろん、切り口が目新しいであるとかそういう要素はあるのでしょうが)。
さらに受賞者で、業界で生き残れる人というと『王道派』が圧倒的に多いと思います。
それで「斬新さと安定感の両立」なんてタイトルを思いついたのですが、それは無理な話でしょう。相反する要素ですから。
ただし、斬新だったり安定感が感じられるというのは、作品に対する評価であって、著者の技量の話ではありません。ましてや才能の問題でもないというのが松浦の見解です。
肝心なのは、使い分けです。
数多くの似たような作品が集まる公募で、ほかとの差別化を図るには斬新さは必要です。
それならば実験的な作品が受賞するのかというと、それも違うような気がします。
一次選考、二次選考と紙面で発表のある文芸賞などをみると(タイトルだけで、中身はわかりませんが)、一次選考の段階でも前衛的なのは一割くらいで、残りは王道のように見受けられます。
ようは、「斬新さ」の要素を含んでいることは必要ですが、作品全体が「斬新」である必要はない。ということでしょう。
どの程度の比率が受けるのか、というのは選考委員によるでしょうから黄金律があるとは思いませんけどね。