「余剰次元」と逆二乗則の破れ (ブルーバックス) | |
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講談社 |
「余剰次元」
なんとも興味をそそられる単語ですね。
ちょっと好きな人なら、この世界は十次元(十一次元)である。とか聞いて、「そんなものか」と思っていらっしゃるかもしれません。
松浦も、「知覚できないし、理解するには途方もない頭脳とお金が必要」と決めつけていました。
本書は、大学生の作る実験装置でこの「余剰次元」に挑む研究者によるものです。
当たり前だと思っている、万有引力。そして万有引力における唯一の仮定である「距離の逆二乗」というのはどのスケールでも当てはまるものなのか? そんなところから実験はスタートします。
実験好きにはたまらない、知的ロマンあふれる一冊です。