杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・忌野清志郎追悼  「僕の好きな先生」

2009-05-05 23:17:57 | 趣味
前に、RCサクセションの「僕の好きな先生」という曲が好き、ということを書いたことがありましたが、そのRCの忌野清志郎さんが亡くなりました。
少しショックだったのですが、高校時代の同年生でつくっているMLがあって、そこに、音楽好きの友だち(高校時代には話したこともなかった人だったな・・・)から、追悼号外メール(下記)が流れてきました。
私などからすると、すごく専門的なのですが。

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日本のロックについてその可能性がしばしば議論の対象になった時(1970年前半)、‘日本語はロックのリズムに乗らない’なんて云われたが、それ以前に、フォークは別にして、英米産ロックが持つフィーリングを出せるスタイルを持った奴が日本には殆どいなかった。RCサクセションもその初期はフォークの域で、進化を重ねて、ロックンロールバンドに変身できたのは、<雨上がりの夜空に>である。
日本のジャガー&リチャーズを目指していた清志郎&仲井戸麗市の作品だ。
この曲での歌詞は、日本人が下手なセックスの題材を初めて上手く表現できたロックンロールナンバーのソレと謂えるかもしれない。
「おまえに付いてるラジオ感度最高!/すぐにいい音させてどこまでも飛んでく/
 どうしたんだいHeyHeyBaby/バッテリーはビンビンだぜ/いつものようにキメてぶっ飛ばそうぜ…」といった調子。「Oh雨上がりの夜空にWoo…ジンライムのようなお月様」の一行が効いている!
他にも「シートに染み込んでるおまえの匂い/他の女とは区別がつくさ…」
< Sweet Soul Music>といった塩梅。

エログロナンセンス(30年前に死語、最後に聞いたのは、岡高2年の秋に
「ロールオーバー・アサダミヨコ」で学園祭に出ると届け出した時、生活指導
のコンマツ(知っている方には懐かしいですね:注 瞳)に、メンバーを見てそう云われた。お里が知れるではない、年代がバレるセリフであった。
KH,ST,OM,NSWith AKというラインアップだったから 結構スルドい勘ぐりではあった。岡高のレイナード・スキナードと呼ばれた だけのことはあった。ロックンロールは、確かにエロ・グロ・ナンセンスと美のファックのようなものだ。
キヨシローは、高校生でRCを始めて、58才で天国の気紛れなロック神がジミ・ヘンやジャニス、ジム・モリソンはとっくに、カート・コバーンにも飽きてしまい、Heavenly Re-Born Bandの次なるリードボーカリストに選んでしまうまでその道一筋であった。
P.S.<スローバラード>は、日本ポピュラー音楽史上最高のソウルバラードで、
忌野清志郎の夢#9といったイメージだ。追悼の最後はこの曲で!合掌。
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当時話したことがなくても不思議ですね。同じ時間に同じ空間で青春を過ごしたということは。思わずメールをしました。

「忌野清志郎の追悼号外を出してくれてうれしいです。
丁寧に読みました。
全然深く理解しているわけではないけれど
忌野清志郎の存在がずっと奇跡のように感じていました。
フォークの域を出ていなくても、私は「僕の好きな先生」が大好きで
あの曲を聞くと本当に幸せな気分になります。 」

すると、歌詞を書いて返事をもらいました。
歌詞を見ると、あの少しとぼけたようなアレンジのメロディーにのって、清志郎さんの声が聞こえてきます。  合掌


僕の好きな先生

たばこを吸いながら/いつでもつまらなそうに/
たばこを吸いながら/いつでも部屋に一人/
//僕の好きな先生/僕の好きなおじさん//
たばこと絵の具の匂いの/あの部屋にいつも一人/
たばこを吸いながら/キャンパスに向かってた//
たばこを吸いながら/困ったような顔して/
遅刻の多い僕を/口数も少なくしかるのさ//
たばこと絵の具の匂いの/僕の好きなおじさん/
たばこを吸いながら//あの部屋にいつも一人/
僕と同じなんだ/職員室が嫌いなのさ//
たばこを吸いながら/劣等生のこの僕に/
素敵な話をしてくれた/ちっとも先生らしくない//
たばこと絵の具の匂いの/僕の好きなおじさん/



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