やっぱりね、ゴジラの「質感」ですよ。
CGで描きながら生物感というものを出さず、むしろ着ぐるみっぽさを強調した表現。普通CGを使うなら、リアルな筋肉の動きまで付けたがりそうなものですが、庵野監督はそうした表現を一切拒否。どこまでも着ぐるみっぽさにこだわった。
それはそうです。なんだかんだ言っても、ゴジラはやっぱり着ぐるみなんですよ。そうでなきゃゴジラじゃない!
技術は最新、動きもCGならではのもの。でも、見た目は着ぐるみ。このバランス感覚というか、なんというか。
現代の潮流に合わせながら、往年の怪獣ファンをも納得させるという、ある意味離れ業をやってのけた。
庵野監督は正しく、怪獣ファン、特撮ファンです。
それと「音響効果」の素晴らしさね。特に爆破音。あの爆破音についての言及がほとんどないのが、私的には不思議ですね。
あれは昭和の怪獣映画、東宝特撮モノや円谷プロ作品で使われていた爆破音で、平成以降あまり使われなくなってしまった音なんです。
庵野監督はその爆破音も復活させてしまった。あとはゴジラが倒れ込むときの音、ダダーンという音ね。あれも往年の特撮怪獣映画でよく使われていた音です。
それから、数々の怪獣映画へのオマージュが満載であることなども、特筆すべき点ですね。
こうした往年の怪獣モノ、特撮モノへの細かい気配りとこだわりを示しつつ、しっかりと現代的な感覚ともマッチさせている。「昔の事なんか知らねーよ!全部新しくすればいいんだよ!」ではなく、往年の特撮怪獣映画へのリスペクトをしっかりと示しながら、ちゃんと「現代」のゴジラ映画に仕上げたところに、
庵野監督の卓越した腕前を、観るわけです。
庵野監督は正しく、怪獣ファン、特撮ファンであり
卓越した「職人」です。
こうした方がウルトラマンに関わるという。
ご本人は脚本のみで、監督は樋口真嗣氏が務めるようですが、出来ればね、シン・ゴジラのように、実質庵野秀明作品というかたちにして欲しいなあ。
まあ、現代的テーマとか、当然取り入れられるでしょうが、基本的には「素直」に撮りたいウルトラマンを撮ってくれれば、それでいいかなと、思いますね。
個人的には「着ぐるみ」でやって欲しいですね。現代という時代の中で、着ぐるみのウルトラマンと着ぐるみの怪獣が戦う。樋口監督は着ぐるみとミニチュア特撮表現の上手い方ですから、やり様によっては、面白いものが出来上がるかもしれません。
何はともあれ、静観しつつ楽しみに待ちましょう。
これを観るまでは死ねないわ…って、結局いつまで経っても死ねないわ(笑)
高架下?を何回も車で行き来した~🚙💨
「あら、あそこにゴジが出現したの~!?」て思うくらい似た処。
うんうん、着ぐるみ万歳。
死んでる暇ないの万歳。
いや、いつかは死ねるだろ。
かおちゃん兄様のような怪獣&特撮ファンをも唸らせる廣野監督、脚本だけとはいえ魅せてくれそうですね〜。
かおちゃん兄様の元気で長生きのためにも、廣野監督の益々のご活躍をお祈りしましょう〜!!!^_^
ゴジラは単なる生物ではありません。
古代から生き続ける『五月蠅(さばえ)なす荒ぶる神』なのです。
ガイジンにはここのところが分かってナイのだよねえ。
たとえ死すとも・・・魂魄この世にとどまりてぇ・・・見るゾ!ウルトラマン!
まあただ、チャン・ツィーイーが双子という設定だったのは、ザ・ピーナッツの小美人を意識してるわけで、だったら日本人女優を使えよ!と思うわけですが、そこは中国資本が入ってるという事で、中国を立てないといけないという裏事情が見えたりして、ああいうところは嫌だなあとか、映画の本筋とは関係ないところが気になったりとかね、いろいろありますけど、それでもそれなりにちゃんとしたゴジラを作ってくれたことは、有難いと思います。