今から22年前の今日、一人のミュージシャンがこの世を去りました。
松本秀人、通称HIDE。
早逝されたその才能を、その人物を偲び、彼が作詞作曲した曲を、ここに掲げます。
彼の御霊が、安らかでありますよう。
今から22年前の今日、一人のミュージシャンがこの世を去りました。
松本秀人、通称HIDE。
早逝されたその才能を、その人物を偲び、彼が作詞作曲した曲を、ここに掲げます。
彼の御霊が、安らかでありますよう。
時代小説家、池波正太郎の人気シリーズ、『剣客商売』の主人公、秋山小兵衛。
隠居した老剣客だが、剣の腕前は未だ衰えることを知らず、その言葉には実に深い含蓄がある。
その言葉のひとつ。
【政事(まつりごと)とは、汚れの中に真実(まこと)を見出すものさ】
「清濁併せ呑む」なんてことをよく云います。「綺麗な水に魚は棲めない」なんてこともいいますね。まつりごとに限らず、この世の事象はすべからく、「きれいごと」だけでは収まらない。
要はその汚れの中に、泥の中に咲く蓮の花のような、一本筋の通った、美しい「まこと」があるか否か。
それを見出せるか否か。
人間は間違える、失敗する。細かいところの考え方や、意見の違いはあって当たり前。100%正しい人間など、この世には唯の一人も存在しない。
唯の一人も。
100か0かでは、間違いなく破綻する。そんなものは唯の盲目的信仰に過ぎない。
私は誰の「信者」にもならない。
大事なのは、一筋の「まこと」。
その「まこと」が見える限り、多少気に入らない点はあっても、私は支持するよ。
はて?一体誰の事を言ってるんですかね?(笑)
まっ、誰か「一人」に対してだけ、言っているのではない、とだけ、申しておきましょう。
ついでにもう一つ。
【人の世は、勘違いで出来ておるものなのじゃよ】
これは本当にその通り、人は他人様の事一つとっても、まるで理解なんかしてない、勘違いしているものだ。
お互いがお互いの事を勘違いし合って、そうして人間の世界は出来上がってる。誰も他人の事を正確に理解などしていない。理解しているつもり、理解されているつもり。それが真理。
そんなもんだよ。
だからこそ、他人様に対しては、出来るだけやさしく、慈悲と寛容の精神で当たりたいものですが、これが、なかなか難しい。
100%正しい人間は一人もなく、お互い勘違いばかり、それが人間。
この3次元世界すべての事象、人間も含めすべては未完成だし、完成することがない。その完成することのない完成へ向かって進み続けるってことに、最大の意義がある。
こうしてこの宇宙は進んでいく、回っていく。
人も進んでいく。
そういうことです。