ベース兼ヴォーカル、イギリス人レミー・キルミスターを中心とする3ピース・ロック・バンド。レミーは少年時代からロックのライブに通いつめ、出だしの頃のビートルズのライブ、それもジョン・レノンが観客と殴り合いの喧嘩をしているところを目撃したとか。
ジミ・ヘンドリックスのローディーもしていたとか、その後サイケデリック・ロック・バンド「ホークウインド」に参加するものの、ドラッグ問題で解雇、レミーは自らをリーダーとするバンド「モーターヘッド」を結成。1975年から2015年までの40年間、御自身が70歳で他界するまで、バンドを続けました。
その40年の間、ハード・ロック、ヘヴィ・メタル、パンク・ロック、オルタナティブ・ロック等、ジャンルを問わず後続たちに「兄貴」と慕われ続けた。
ライブ会場には大型の改造バイクがズラリと並び、いわゆる「バイカー」の皆さんのカリスマ的存在でもありました。
ここには書けないような武勇伝(笑)を数々お持ちの方のようです。バンド・サウンドは上述したように特定のジャンルにはハマらない。敢えて言うなら
「大音量爆走型ロックンロール」
といったところでしょうか。
その独特の濁声とともに、記憶に残るバンドでありますね。
レミー・キルミスター