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【ゲームクエスト】ASO II

2011-01-29 19:39:39 | ゲームクエスト
ASO II(ネオジオ)

2009年4月6日掲載、麻生政権時代でした

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 個人的に麻生首相を応援しているのですが、マスコミは麻生首相へのバッシングが激しいですよね。麻生内閣が成した業績についてはろくに報道せず、漢字が読めないとかラーメンの値段がわからないとか揚げ足を取るようなことばかり。なぜなんでしょうか。マスコミを牛耳っている何らかの勢力が世論を操作し政権交代を誘導している、なんていう想像も膨らむゲーム保守派のおかもろ(再)です。

 さて、「麻生」といえば「ASO」です。初代ASOは1985年に発売されたアーケードのシューティングゲームです。高度の情報処理能力と複雑な操作を要求するゲーム性が、抽象的でドライなビジュアルと熱血BGMと相まって、同時期のパワーアップシューティングと比較してもかなり異質でした。続編の「ASO II ラストガーディアン」は1991年にネオジオで発売されました。グラフィックはより派手に、BGMは幻想的になり、ネオジオ初期の目玉ゲームでした。

 「ASO IIは続編というよりリメイク」という雑誌の記事を以前読んだことがありますが、確かにヤヤコシイ作りは変わっていません。トライ&エラーによる攻略パターン作成が必要なのに対し、パーツ出現のランダム性と難易度自動調整のゆらぎがあって、独特な難しさがあります。その難しさを強力なアーマー攻撃でひっくり返すのが本シリーズの面白さなのです。

 プレイヤーはまず自機の基本性能をアップしなければなりません。3種類のパネル「S(スピード)、L(レーザー)、M(ミサイル)」を取ってパワーアップしないと先に進むことは不可能です。それはまるで、政治家が「ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)」という3つのバンを必要とするように。もし自機がやられても、「K(キープ)」パネルを取っていればパワーアップは失われません。先代の築いた遺産を引き継げます。世襲議員です。

 本シリーズの目玉であるアーマー攻撃を行うには、各アーマーに対して3つのパーツを集めなければなりません。政治家になるには票を集めなければならないのと同じです。その後にアーマー選択ウィンドウを開いて必要なアーマーを選択します。アーマーを取得するにはパーツを集めるほかに、「G(ゴールド)」パネルを集めることでステージ間に購入できます。政治の世界と同様にお金も必要なのです。

 アーマー装着中は自機に耐久力がついて、エネルギーゲージが無くなるまでシールド代わりになります。攻撃(批判)を受けるとゲージ(内閣支持率)が減りますが、「E(エネルギー)」パネルを取るとゲージ(内閣支持率)が回復します。ゲージがなくなるとアーマー分離(辞任)です。アーマー攻撃はいずれも強力ですが、使うたびにエネルギーゲージが減ります。ボス(社会情勢)などに対して適切なアーマー攻撃(政策)で対処しないと、無意味にゲージ(内閣支持率)が減るので注意です。ボスを倒せばステージクリア(任期満了)。

 ASOの特徴の一つに敵が撃つ誘導弾の存在があります。誘導弾をおびき寄せて近くで避けると誘導能力を失うのです。多くの誘導弾をまとめて処理できると、秘書に罪をかぶせて責任を回避する政治家のような「うまくごまかせた感」が味わえます。

 プレイしていて作業をしているという感覚が薄いのも、プレイごとにハラハラさせる一因です。ボスが近づいているのに有効なアーマーのパーツがそろっていない時など、「最後のお願いに参りました! 何とぞあなたの清き一票を!」っていう悲壮感が漂います。それでもパーツが集まらなかったら、「解散総選挙!」と叫んでリセットボタンを押したりするのですが…。

 アーマーを装着したままだとGパネルが出ないので、アーマーの入手はパーツの引きに左右されます。逆にアーマーをケチっているとGパネルで好きなアーマーを買えますが、常に被弾のリスクはあります。これらのプレイスタイルのどのあたりでバランスを取るかがこのゲームの一番難しいところではないでしょうか。続投か、退陣か。

 ネオジオ初期の作品だけあって画像周りや操作感がこなれていない感じはありますが、ランダム性も含めたヤヤコシイ要素をまとめ上げたゲーム性は見事です。二人同時プレイも可能なので、連立政権を樹立して数で勝つこともできます。

 これはもはや「ポリティカル・シューティング」!? さすがに麻生首相の名を冠するだけのことはありますね。私は心より麻生首相を応援しています。