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サンダーフォースと私

2011-01-26 20:09:42 | ゲーム
 世の中に「サンダーフォース」のディープなファンは多いと思われます。実は私はファンというほどでもなくて、「昔はよく遊んでいたなあ」という程度です。というわけで、ちょっくらおっさんの昔話が始まります。「へ~、昔のサンダーフォース周辺ってそんなんだったのね」という軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。

 1984年にX1という8ビットパソコンを買いまして、その後ほどなくして購入したのがテープ版の「サンダーフォース」です。現在のシリーズとは異なり、トップビューの8方向スクロールのシューティングでした。当時多くの機種に発売されていましたが、おそらくこのX1版が元祖だと思われます。

 X1にはPCGという機能がありました。これは、8×8ドットで構成された文字フォント一つ一つ(全256文字)にグラフィックパターンを与える事ができるというものです。これによって、メモリにたった1バイト書き込む事で8×8ドット(ドット毎に8色)のグラフィックが表示されるのです。このPCGこそがX1の優位性でした。そして「サンダーフォース」などの多くのゲームでは背景をPCGで表示する事で、カラフルかつ高速の背景スクロールを実現していました。その後に発売されたPC8801版サンダーフォースなどでは、グラフィック処理を軽減するためにRGBのうち一つのグラフィックプレーンだけを背景に割り当てておりました。その結果、背景がモノトーンとなり、スクロールも遅いものでした。

 もちろんPCGにも弱点があります。文字コード256文字分しか使えない事と、8×8ドット毎でしか表示できない事が挙げられます。特に後者の弱点によって、スクロールの粗さをごまかすために高速になります。この結果、X1版サンダーフォースは動作が速過ぎてうまく遊べませんでした。さらにテープ版はジョイスティックに対応しておらず、テンキーでのプレイが強いられていました。私は最高4面までしか到達していません。

 X1版では音楽はありませんが、ステージ開始時に「サン~ダ~フォ~~ス」とPCがシャウトしていました。PSG音源による無理矢理の音声合成です。確かこの音声を別のテープに録音した音声に入れ替えるという裏技があったような気がしますが、詳細は憶えていません。ちなみにゲームのテープをラジカセに入れて再生しながら早送りすると、途中で「サン~ダ~フォ~~ス」のシャウトが聴こえます。

 製作者は吉村ことり氏という方で、他にも「スターフリート」や「プラズマライン」などの名作を手がけ、アルシスソフトを立ち上げた後も「ウィバーン」や「スタークルーザー」を制作しているものすごい人です。「プラズマライン」は8ビットパソコンで3Dポリゴン表示によるリアルタイムなゲームを成し遂げた奇跡の一本です。また、「スタークルーザー」は私の人生でベスト10に入るほどのゲームです。

 「プラズマライン」は宇宙空間でのレースゲームです。出場者には我らが太陽系のほか、「サンダーフォース」のオーン星系、「スターフリート」のエイリゴン星系が参加しています。「プラズマライン」の設定ではかつて太陽系とオーン星系が敵対し、「サンダーフォース作戦」にて太陽系が猛攻を仕掛けたことになっています。このあたりはその後の「サンダーフォース」の設定と異なっているようですね。

 初代「サンダーフォース」の次は、X68000版の「サンダーフォースII」をプレイしクリアしています。これは従来のトップビュー8方向スクロールと横スクロールのステージが交互に現れるものでした。トップビューのステージはアクションシューティング的で面白かったのですが、横ステージは普通だったような記憶があります。

 舞台をメガドライブに移し、横スクロール限定となった「サンダーフォースIII」ですが、ハードを持っていなかったため私はプレイしていません。アーケード移植版の「サンダーフォースAC」をぼちぼち遊んだ程度です。また、「サンダーフォースIV」もプレイ経験無しです。きっと現在のコアなファンはこの頃からのプレイヤーが多いのでしょう。

 プレステでの「サンダーフォースV パーフェクトシステム」はそれなりにやり込みました。いろんなレベルで楽しむ事が出来る名作です。

 プレステ2の「サンダーフォースVI」は、うーん、あまり言及したくないけど、変な作りで安っぽさもあります。それでも全く遊べなくはないです。まあせっかく買ったんだから、ちょっとでも楽しんだ方が得だろうな、と。バグがあるとの噂ですが、私は幸いにも出くわした事はありません(本当にバグってあるのかな?)。

 こんな感じでシリーズと付き合っております。好きかと聞かれれば、もちろん好きと答えます。現在のサンダーフォースファンのメインストリームからは外れているかも知れませんが、「III」や「IV」がプレイできる環境があればやり込んでみたいし、「VII」以降が発売されるというのなら(またヤバそうな出来でも)まずは購入してプレイしたいですね。




 「スタークルーザー」の動画が削除されていたので、プレステ版Vのステージ5。前作の自機との一騎打ちという熱い展開。