国際学どうでしょう

私が気にしている情報のメモ

ナウカが自己破産。ショック。

2006-07-20 19:32:15 | 雑談
『Windowsとロシア語』研究会(WinRu Colloquium)メーリングリストから、次のような情報を得て、相当ショックを受けた(中川研一さん情報)。WinRuに関しては次を参照。『Windowsとロシア語』研究会@東京ロシア語学院

「7月上旬、ナウカが倒産しました。破産管財人の許可が出て、神保町店が8月末まで、在庫セールをやっているようです。書籍、雑誌が中心で、パソコンのソフトウェアは、在庫がないとのこと。

価格は、2003年以前の書籍は、半額。一部、例外あり。

営業時間:月~土 10:00~18:00
休み:  日、祝」

他の情報源からも同様のものを得た。
「ナウカが自己破産
7月5日、東京地裁に自己破産を申請、翌日に破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約29億円。欧米の学術系書籍や雑誌、図書館情報システムのソフト開発などを手がけていたが、近年は売上げが下降、2003年の年商は約12億円となっていた。」
ShinbunkaOnline(http://www.shinbunka.co.jp/kakolog.htm)

注文していた本があるが…。
白鳥敏夫に関するロシア人が書いた評伝がほしいと思っていたのだが…。
まだ日ソ図書があるか。

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筆坂秀世『日本共産党』の些末な部分に対するメモ

2006-07-20 13:27:08 | 
筆坂秀世『日本共産党』新潮新書を遅ればせながら読んだ。コアな部分の批評に関しては、付け加えることがない。たとえば有田芳生氏の「共産党は筆坂氏の発言に答えるべきだ」などをご覧いただく方がいい。

『日本共産党』の些末な部分が、私の関心を引いたので記録する。筆坂氏が、議員と秘書の関係として論じている箇所である。共産党の場合、秘書は党本部で採用して、そこから各議員に振り分けられている。秘書には、議員に雇用されている意識はない。さらに秘書は、議員よりもベテランで、特定の問題に精通しているという場合もある。

「…今では緒方靖夫参議院議員を除けば、すべてが「共産党」と書いてもらって当選してきた比例区の議員ばかりである。小選挙区との重複立候補で復活当選してきたなかには、ぎりぎり得票率10%基準をクリアしたという議員もいる。それに対し小選挙区で過酷な選挙を勝ち抜いてきた議員は、本人の自負心、矜持が違う。」
「秘書の側も、当然そういう眼で議員を見るわけである。小選挙区で当選した議員には文句なしに敬意をはらうが、比例で当選した議員に対しては、「たまたま順位が上だったからじゃないか」という見方になってしまうものなのだ。」(pp.106-107)

議員の中で質問作りもできないという人がいることも暴露されている。これに対しては「共産党もかよ!」と思うだけである。たいして驚かない。

しかし私が、驚いたのは次のような比例代表選出議員の態度である。

「…2005年の郵政民営化法案が参議院で否決された国会には、障害者自立支援法案が提出されていた。共産党は、この法案は障害者の自立支援どころか、障害者の自己負担を課すもので、「障害者自立破壊法」と批判していた。障害者団体も強く反対し、このメンバーたちが国会前に集まり集会を開いているので、国会議員団事務局が女性参議院議員の一人に激励の挨拶に行ってほしいと要請したそうである。ところが、この女性議員は、「何を話したらよいのかわからないから、激励にいくのはイヤだ」と断ってしまったというのである。私はこれを聞いた時、その無責任さに開いた口がふさがらなかった。小選挙区選出議員なら、みずからお願いしてでも挨拶に行き、たとえ一票でも支持をふやそうとするものだ。」(pp.108-109)

私は、比例代表に期待するところが少しあったので、ショックだ。こんな人ばかりではないのかもしれない。しかしやはり政治家たるものは、自分の名前で選挙戦を勝ち抜かなければならないという極めて当たり前の考えに、私がようやく立ち至ったということである。


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