毎日新聞の31日付社説を読んで、「日本ミッシング」ということばがあることを知った。(「社説:08年を振り返る 国家のきしみが聞こえる 内向き姿勢、薄れた日本の存在感」)次のようなくだりである。
社説の表題どおり、内向きになり、外に存在感をアピールしない日本が、中国と対比されている。
例によりヤホーで調べると、一つのソースに行き当たった。今年の洞爺湖サミットに関連して、フィナンシャルタイムズが、7月5日に掲載した"Japan Goes MISSING! - Financial Times"という記事である。
gooにその翻訳がまだ残されている。(「日本が行方不明、サミット議長国の姿が見えず」――フィナンシャル・タイムズ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース)
このように厳しい論調だが、記者フィリップ・スティーブンズはやさしい。日本の今後のあるべき姿について知恵をつけてくれいている。
東アジアでは、安全保障を話し合う枠組みすら作るのが困難である。さらに安全保障で、日本がしゃしゃり出ると隣国の反発を買う。お互いうまく経済発展をして生活向上するという枠組みを作るのが精一杯で、日本はそれを目指しているのだが…。
「中国が五輪開催などで存在感を増したのに対し、日本の存在感が薄れたことは否めない。日米関係も比較的クールに推移した。米国を中心に「ジャパン・ナッシング(無視)」や「ミッシング(行方不明)」などの言葉が飛び交い、日本側も小泉政権時の「世界の中の日米同盟」といった言葉をとんと使わなくなった。」
社説の表題どおり、内向きになり、外に存在感をアピールしない日本が、中国と対比されている。
例によりヤホーで調べると、一つのソースに行き当たった。今年の洞爺湖サミットに関連して、フィナンシャルタイムズが、7月5日に掲載した"Japan Goes MISSING! - Financial Times"という記事である。
gooにその翻訳がまだ残されている。(「日本が行方不明、サミット議長国の姿が見えず」――フィナンシャル・タイムズ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース)
「質問がある。日本はどこだ? 地理の質問ではない。今週末、洞爺湖の湖畔には世界各国の指導者や同行取材陣が集結するが、別に世界地図を開かなくてもいい。これは、地理と言うよりは心理上の問題なのだ。日本は今でも、世界第2の経済大国だ。しかし政治的には、ほとんどまったく姿が見えない。」
このように厳しい論調だが、記者フィリップ・スティーブンズはやさしい。日本の今後のあるべき姿について知恵をつけてくれいている。
「あくまでも私の意見だが、ルールに則った国際秩序の拡大と形成に力を注ぎ、その秩序に中国などの新興国が引き込まれるように努力することが、まず何より日本のためになると思う。ほかの何にも増してアジア地域が必要としているのは、活力ある相互安全保障のシステムだからだ。」
東アジアでは、安全保障を話し合う枠組みすら作るのが困難である。さらに安全保障で、日本がしゃしゃり出ると隣国の反発を買う。お互いうまく経済発展をして生活向上するという枠組みを作るのが精一杯で、日本はそれを目指しているのだが…。