国際学どうでしょう

私が気にしている情報のメモ

扇風機の寿命

2007-08-24 21:27:03 | 雑談
三洋電機が30年以上前に製造した扇風機の使用中止を呼び掛けている。20日、東京都足立区で起きた火災の原因が同社の1970年製扇風機であったからだ。
「三洋によると、他の品番を含め、製造から30年以上たった同社製扇風機が原因とみられる火災は2000年からこれまで24件あり、足立区の火災を含め2人が死亡、2人が軽いやけどを負っているという。三洋は、30年以上前に製造され、現在も使われている扇風機約100機種の使用中止を呼びかける。
 扇風機は15年程度の使用を想定して設計されている。長期間使用すると、モーターなどの劣化により発煙や発火の恐れがあるが、三洋は具体的な発火原因は不明だとしている。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070823-00000215-yom-soci
このニュースは他人ごとではなかった。


私が毎日、酷使している扇風機は三洋製であり、私の大学入学時に両親に購入してもらったはずであるから、27年くらい使用しているはずである。型番はEFA30Bであり、三洋電機のホームページで調べると使用中止を呼び掛けられている扇風機リストには入っていない。

しかし上記のニュースに記載されているように、15年程度という扇風機の想定使用期間をはるかに過ぎているのであるから、この機会に買い換えた。近くのコジマで、三洋製扇風機EF-30SM2を3980円で購入した。ずいぶん安いと思ったが、中国製であった。15年もつかな?少し不安だ。
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監督さんも大変だね

2007-08-23 20:12:08 | 雑談

常葉菊川のバントを多用せずビュンビュン振り回す打撃に魅力を感じ、21日炎天下の甲子園に行った。試合は惜しくも4-3で広陵に敗れたが、最後までビュンビュン振り回す打撃にはひどく感心した。

22日の広陵・佐賀北戦はテレビで見た。8回裏に逆転満塁本塁打が出て、5-4で佐賀北が優勝した。スポーツ漫画みたいであると思ったが、こんなあらすじの漫画を書けば、「現実離れしている」と批判を浴びることはまちがいない。

23日、スポーツ紙には広陵高校の監督中井哲之氏の審判批判の発言が出た。
広陵監督「判定ひどすぎ」/夏の甲子園
「ストライク・ボールで、あれはないだろうというのが何球もあった。もう真ん中しか投げられない。少しひどすぎるんじゃないか。負けた気がしない。言っちゃいけないことは分かっている。でも今後の高校野球を考えたら…」。
http://sports.yahoo.co.jp/baseball/hs/news/20070823-00000047-nks-base/

8回裏の佐賀北の攻撃の時、一死満塁で、1-3のカウントで投げた球がボールと判定されたことが特に取り上げられていた。それが押し出しの得点につながり、直後に満塁本塁打が飛び出したのだ。

私もテレビで見ていただけであるが、確かに審判の判定が広陵の投手に厳しすぎるように思えた。しかし誤審まで含めてスポーツであるはずなので、監督さんの発言には「それを言っちゃおしまい」という感じを抱かざるを得なかった。

その後、フォローの報道も出て、監督さんの気持ちがある程度分かった。
<高校野球>広陵の監督、高野連から注意受けたと明らかに
「(審判批判は)いけないことと分かっていたが、選手に言わせるわけにはいかないと思ったので、あえて自分が言った」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070823-00000081-mai-spo

選手に審判の批判をさせないために、あえて自らの進退をかけて審判批判をしたということである。いやはや監督さんも大変だね。特に戦前から広陵有利という下馬評が出ていたからなおさらであろう。
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小池防衛相と沖縄との「密約」

2007-08-18 03:03:33 | 時事問題
小池防衛相と守屋次官の対立は、騒ぎが大きくなりすぎた。官邸は、27日に先送りの予定を変更し、すぐに調整に入った。その結果、小池氏と守屋氏の痛み分けという形で、新防衛次官には両者が押す候補ではなく、第三の候補者(増田好平人事教育局長)が内定したという。

ところで、小池氏と守屋氏の対立はこのように報道されている。
「守屋氏の後任人事をめぐっては、小池氏がイージス艦の中枢情報流出事件を踏まえ、情報保全の強化には警察庁出身の西川氏が適任と判断。一方、防衛省内には生え抜きを起用すべきだとの意見が根強く、対立が続いていた。」(http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news.php?genre=Main&id=2007081701000487.xml)
必ずしも情報漏洩だけが問題でないようだ。小池氏が沖縄と「密約」をしたのではないかという報道が相継いでいるのだ。
「小池百合子防衛相と守屋武昌事務次官の確執をめぐり、小池氏と沖縄県側に密約があったとの憶測がくすぶっている。基地問題で強硬路線を唱える守屋氏を更迭する代わりに、普天間飛行場の移設問題で県側に理解を求めるという筋書きで、背景には守屋氏の後任人事と移設手続き開始が同時進行していることがある。小池氏は十五日午後、米軍普天間飛行場移設予定地の沖縄県名護市を訪問。十六日まで滞在する予定だが、島袋吉和名護市長との会談が取りざたされるなど、動向に注目が集まっている。」(http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708150274.html)
もちろんこのような「密約」に関しては、小池氏も沖縄県の仲井真弘知事も否定している。しかし16日「小池氏は、会長を務める「かりゆしウェアを世界に広める会」の催しに出席。その名護市の会場に島袋市長が「開催地の市長として駆けつけた」と姿を見せ、会場に驚きが走るなか、小池氏と握手を交わした。」(http://www.asahi.com/politics/update/0816/TKY200708160365.html)

しかしサプライズはここまでであった。小池防衛相と島袋市長との会談は行われなかった。もっとも、沖縄の人は正直なのか、次のような報道もなされた。
「防衛省人事を巡っては、小池氏と沖縄側との「密約」があったと名護市議が暴露した。基地問題で強硬姿勢の守屋次官を小池氏が更迭する代わりに、普天間移設の第一歩となる環境影響評価方法書を防衛省が沖縄県に提出することに理解を求めるという内容だ。島袋氏との会合が流れた背景には、こうした微妙な状況もありそうだ。」(http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070817AT3S1600Z16082007.html
小池防衛相の官邸対策さえ万全になされていれば、大物次官更迭とともに、沖縄では防衛相が名護市長とにこやかに同席して会談するというサプライズが見事に完成していたというわけであった。
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防衛省次官人事に関する感想(続)

2007-08-17 14:15:38 | 時事問題
小池防衛相と守屋防衛次官の対立の話題がやまない。小池防衛相の守屋次官更迭は、クーデタのようである。大物次官守屋氏の抵抗を予想して、おそらく事前に伝えずに(あるいはぎりぎりの段階で伝えて)更迭しようとしたのであろう。さらに後任は守屋氏の息のかからない、警察出身の西川鉄矢官房長にするという念の入れようだ。

次官更迭の理由は、防衛省内で滞っている人事を一掃するため、沖縄に対する守屋氏の強引なアプローチを変える等と報道されている。

問題は小池防衛相の官邸との連携であった。人事検討会議にこの案件を諮るために塩崎官房長官への連絡が遅れたとされることである。このために次官更迭人事は15日の閣議では了承されず、27日に先送りすることとなった。(連絡遅れとされているが、あるいは小池氏は、塩崎氏をすっ飛ばして、首相に連絡しているのかもしれない。塩崎氏の反応は、このようなことに対する意趣返しともとれないことはない)

27日先送の意味は、新防衛相が次の次官を決めるというである。新聞報道では小池氏留任ということらしいから、おそらく27日に上記の人事が決定されるということなのであろう。もっとも政界は一寸先は闇であるから、何が起こるか分からない。騒ぎが大きくなったので、小池氏防衛相更迭もあり得る。

本日は読売、毎日、産経社説がこの問題を取り扱っている。それぞれ論旨は、小池氏の慎重さを欠いた人事を批判し、さらには守屋氏の行動をつよく批判するものであった。

異なるのは安倍首相の責任をどう見るかである。産経は、次のように、なるべく安倍首相を庇うように努めている。
「安倍晋三首相が政権立て直しの方向性をまだ打ち出せない時期だけに、その指導力を問う声もある。しかし、この程度の人事で首相がいちいち振り回されるようでは困る。人事能力を備えた人物を閣僚に起用すべきである。」(産経)
しかし「人事能力を備えた人物を閣僚に起用すべきである」では、小池氏を起用した安倍首相の責任を否定し切れていない。

他方、読売、毎日では、安倍首相の責任を問うている。
「安倍内閣では、閣僚4人の交代や相次ぐ失言などで、閣僚の資質や首相の任命責任が問題視されてきた。今回の官房長官と防衛相の対立や、防衛省内の内紛についても、首相の管理能力を問う声が出ている。
安倍首相は、内閣の長として、体制をきちんと立て直す責任がある。」(読売)
「最も問題なのは官邸の指導力の欠如であり無責任さだ。
 …小池氏はすでに安倍晋三首相に相談をしていると、首相のお墨付きをちらつかせるが、首相は「まだ私には上がってきていない」と静観を決め込んでいる。塩崎氏とともに火中のクリは拾わないという傍観者的な態度である。」(毎日)
各紙は、今、緊急事態が起きたらどうするのかととりあえず凄んでいるが、そんなことは起きるはずがないと考えている人が多いことを、今回の事件は裏書きしているのであろう。平和な日本万歳である。
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防衛省次官人事に関する感想

2007-08-16 14:40:15 | 時事問題
小池百合子防衛相が、守屋武昌事務次官を更迭させることをめぐり、守屋次官が巻き返しを図っているという報道が続いている。第二の田中真紀子問題だという声もあるが、問題の根は深いと思う。

16日の朝日新聞社説は、小池氏と守屋氏に対して喧嘩両成敗的な態度をとる。
「人事にしろ、政策にしろ、政治家が官僚機構を統括するのが行政本来のあり方だ。大臣の判断にいかに不満があろうとも、事務方の次官がこのような形で抵抗するのは政治主導の原則に反する。
 だが、そうはいっても、小池氏のやり方にも疑問がある。次官を交代させたいなら、手順を尽くして本人にきちんと説明すればいいことだ。小池氏は手続きの途中で人事がもれたと説明しているが、この混乱ぶりを見れば進め方に問題があったのは明らかだ。
 部下を掌握できず、説得もできない。閣僚としての資質、力量に欠けると言われても仕方あるまい。」
さらに朝日社説は、官邸の無策を批判し、最終的には首相に対して混乱を収めることを求める。

15日の日経社説では、基本的に認識は上記の朝日社説とはそれほど異ならないが、しかし自衛隊に対するシビリアン・コントロール(文民統制)を重く見て、守屋氏の行動に対してヨリ批判的である。
「事務当局の最高首脳が政治家に抵抗するのを見た自衛官たちは、政治家による軍の統制という意味でのシビリアンコントロールのあり方に疑問を持ちかねない。大臣・次官という序列の軽視は、上官命令を内容によっては無視できるとする空気を自衛隊内部に醸成しかねない。
 守屋氏の抵抗の背景に政治家の存在があるかどうかは明確ではない。仮にあるとすれば、自衛官たちに一部の政治家と結んで要求を実現する道もあると教える。戦前の軍部がとった危険な手法に近い。」
内閣改造を控えたこの時期に次官を更迭するというタイミングに大いに問題あるとは思うが、やはり次官が自らの進退をめぐり大臣に楯突くというのはまずいと思う。
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1円領収書

2007-08-12 15:42:49 | 時事問題
参院選挙運動中の7月20日、山本拓農水副大臣が福井県坂井市の演説会で、松岡前農水相の事務所費問題に関して、「たいした話ではない。赤坂の芸者に行く際に、花代は領収書がもらえないんですよ。それを事務所費で払っていたという話だった」と発言した。しかし後に山本氏は、これは会場の人を和ませるための冗談であると弁解した。(朝日新聞7月22日「松岡氏事務所費は「芸者の花代」 山本副大臣 後に撤回 」)

この花代発言の真偽をめぐって大いに議論が盛り上がった。私はその真偽が分からないが、この議論は与党のためにはならなかった。政治と金の問題は、与党敗北の一因であった。参院選敗北後、安倍首相は、事務所費に関して5万円以上支出に領収証を必要とするという法改正をしたばかりにもかかわらず、1円以上の支出に領収証を必要とするように法改正をするように指示をしたと報道された。

すでにこの指示の実現は難航しているようだ。このことに関して刺激的な内容の記事を読んだ。産経新聞の夕刊編集長・今村義明氏の「1円領収書 規正法改正は本気か」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070811-00000103-san-pol)である。その中で、自民党議員が安倍首相の指示に反対する理由について次のように述べる。
「国会議員が本当に隠したいのは香典の相手先だけでは決してない。たとえば地方議員や支援者らへの接待費、自らの遊興費といった彼らが絶対に口に出して言えない、ケタはずれの裏のカネ、あるいは本当にヤバいと自覚しているカネなのである。5万円以上なら面倒だけど抜け道がないこともないが、1円以上ならそれこそ自腹を切らされるのではないか-。必死の反論の裏には、政治家の切実な思いが隠されているのである。」
さらにこの問題で攻勢に出る民主党も同じ穴の狢であると書く。
「参院選大勝を追い風に、国会運営でも攻勢に出たい民主党としては、自民党との違いを見せるために政治資金規正法への姿勢を明確にしたいところだろうが、執行部の思いや勢いに違いはあっても、個々の議員の本音は自民と同じ。本気で改正してやろうという議員が与野党でどれだけいるか、おおいに疑問と言わざるを得ない。」
そして「1円領収書」は消えてしまうと断じる。

ここで書かれてる裏金に関して、私は真偽のほどを知らない。しかし新聞記者が署名入りで書いている記事なのだから、それ相応の根拠があるのだろう。それゆえに「1円領収書」問題の行方を注視しなければならない。
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西岡武夫参院議運委員長のクールビズに関する独り相撲

2007-08-10 22:49:24 | 時事問題
9日の参院議運理事会で西岡武夫委員長(民主)は、次の臨時国会から参院の本会議や委員会審議でのネクタイ着用義務を提案した。「制服の子供が参観しているのに大人がリラックスした格好をしていていいのか」ということらしい。

先の参院選で小沢民主党代表が、暑い中、スーツとネクタイ着用で選挙運動をしている映像を見た。小沢氏は、クールビズの安倍首相との違いを演出していた。ここから考えて、西岡氏の提案は、参議院においては、自民党・多数の衆院とはひと味違う様相を、ドレス・コードでもって演じさせようとしているのかと考えた。

当然のことであるが、温暖化防止のために、夏期でも室温は28度のまま維持されるはずであろうから、暑い時期の参院審議は大変だと思った。もっとも暑くて審議がはかどらないようにわざとしくんで、自民党政府に対抗するつもりなのかしらとも思った(冗談)。

しかし新聞記者は、西岡氏の提案を次のように生臭く描いている。
「クールビズは小池百合子防衛相の発案。西岡氏の提案に対し、「新進党、自由党と行動をともにしながら、自民党に戻った小池氏への意趣返し」(民主党参院国対幹部)との解説が聞かれる。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000121-mai-pol
政府からは、この提案に嫌みが言われる。
「塩崎官房長官は10日の記者会見で「民主党は、地球温暖化対策に熱心だと思ったが、そうではないようだ」と指摘した」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070810-00000215-yom-pol
本日、この騒ぎの動きがとまった。
「西岡武夫参院議院運営委員長(民主)は10日の同委理事会で、自ら提案した「本会議場、委員会室でのネクタイ着用義務化」を議題として取り上げなかった。次の協議日程も示さなかったため、提案を事実上撤回したとみられている。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070810-00000246-jij-pol
西岡氏のこの提案には、スタンドプレーと身内からも批判が出たそうである。「何だそんなことなのか。くだらん」と思うとともに、民主が多数の参院の賢明な運営に期待をあまり抱けず、とんでもない事態になりそうな予感がしてきた。
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スピルバーグと北京五輪

2007-08-09 19:46:10 | 時事問題
北京五輪を1年後に控えて、中国はカウントダウンのイベントなど多彩な催しをしている。他方西側のNGOは、中国の人権問題改善の好機とみて様々な活動をしている。

中国五輪当局者は、西側NGOの北京五輪の政治目的利用に警告をしている。しかしそもそも北京五輪自体が、中国の国威発揚の政治目的で行われようとしているのであるから、はなしはそう単純ではない。

そのようなことを取り上げた記事("One Year Out From Olympics, A Test of Openness in Beijing" ,August 7, 2007, washingtonpost.com)の中で、スティーブン・スピルバーグが北京五輪開会式の芸術アドバイザーとして参加することから身を引くことを考えていると、彼のスポークスマンであるアンディ・スパーン氏が述べているというくだりを目にした。

ダルフール虐殺で頑なな態度をとっているスーダン政府を、中国が支持していることに抗議をしている団体が、彼に対して「スピルバーグは、北京五輪のレニ・リーフェンシュタールとして歴史に名前を残したいのか」という批判を以前から行っていた。レニ・リーフェンシュタールは、ナチス・ドイツが開催したベルリン五輪の公式映画監督である。この批判が出た後の今年5月、スピルバーグ氏は、胡錦濤国家主席に関してスーダンに圧力を掛けることを求める書簡を出した。

このことが功を奏したのかどうか知らないが、国連安全保障理事会は7月31日、ダルフール地方の平和維持活動のため、国連とアフリカ連合が合同部隊を派遣する決議を全会一致で採択したという。

この事実があるので、8月7日付のスピルバーグの発言に「おや」と思ったのだ。この決議がなされているのであるから、スピルバーグが北京五輪の開会式のプロデュースに参加すると書かれていてもおかしくないからだ。しかしまだまだ中国の人権問題を批判するNGOの発言が、かまびすしい時期なので、スピルバーグ氏は、事態が沈静化するのを待っているのであろうか。

件の記事によれば、中国の五輪当局者は「監督は開会式のプロデュースを申し出たが、まだ契約は調印されていない。私たちはスピルバーグ氏の参加を歓迎する」とは述べている。
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平場(政界用語)

2007-08-07 21:49:36 | 時事問題
テレビをつけると丸川珠代議員のインタビューが流れていた。本日、臨時会が開催され、先の参院選で当選した議員諸氏が初めて国会に出席したことに関するものであった。丸川議員は、平場の視点を大切にしたいと語っていた。だがテレビのコメンテーターは、言葉の使い方がおかしいと批判していた。

コメンテーター氏の批判の趣旨は、早口でよく聞き取れなかった。後に辞書で調べると「平場」には
(幹部だけの場に対して)一般の人たちの場。「―の意見を聞く」
という語義もあるから、丸川議員の言葉の使い方は、それでよいように思えた。だがこれは本筋ではない。

私の関心を引いたのは、別のコメンテーターのコメントだ。すなわち、政界では「平場」とは、国会審議の以前の自民党部会での議論を指すということである。そんな業界用語はつゆ知らなかったので(当たり前だ政治家ではないのだから)、ひどく感心した。ネット調べたら、確かにその用法が検索された。櫻井よしこ氏が、外交族でブイブイ鳴らしていた自民党時代の鈴木宗男議員を批判している用例である。

櫻井氏によれば、鈴木議員の口癖は二つあったという。一つめは「誰のおかげか!」と大声で言うことだ。例えば東郷和彦元欧亜局長に対して「誰のおかげで欧亜局長になれたんだ!」と罵声を浴びせることである。

そして二つめが平場に関係する。
「鈴木氏のもうひとつの口グセは「平場でやろう」というものだ。自民党の部会で吊るしあげるぞという意味だという。
 党の部会に呼びつけて鈴木氏が一言問題提起する。すると氏に同調する特定の議員らが激しく論じ、斬り込み隊の役割を果たす。最後に鈴木氏が議論をまとめる形でひきとるパターンだ。」
http://blog.yoshiko-sakurai.jp/profile/message/cat21/
鈴木議員は最近では新党大地代表として「涙もろい良い人」を演じているが、そういえば彼は自民党時代、権力をカサにきて(仕事もしたのであろうが)色々と問題を引き起こしたことを思い出した。
「気の弱い人間なら、この“平場”での自民党議員の激しい議論やつっ込みにさらされて引いてしまいます。こうして鈴木支配が強まっていったと思います」
櫻井氏が引用している、外務省関係者と思われる人物のこのような発言を読むにけ、最近急に衰えた私の記憶力と、権力が人を変貌させることの怖さを再確認した。

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福田選挙管理内閣構想に関する妄想

2007-08-05 02:39:22 | 時事問題
毎日新聞の記事「消えた「福田暫定内閣」構想 3氏会談の内幕」は大変面白かった。

去る7月29日の夕刻、グランドプリンスホテル赤坂の一室に、森元首相、青木参院会長、中川幹事長の三者会談が持たれたという。その会談の内幕が詳細に語られているのだ。
「3人は自民党の獲得議席を「40台中盤」「40台前半」「30台」と三つのケースに分け、「30台なら退陣は避けられない」との結論で一致した。青木は「安倍君はまだ若い。今、辞めれば次のチャンスが生まれるかもしれない」と言った。
 「じゃあ、それなら誰がいいのかなあ」。3人が異口同音に口にしたのは、「福田首相」による次期衆院選までの選挙管理内閣構想だった。「彼なら落ち着いているし、安定感がある」。ただし、福田は71歳。福田を評価する森らも、あくまで「暫定的な緊急避難措置」と考えていた。」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070804-00000013-mai-pol)

しかし安倍首相の政権維持意欲の強さのために、この構想はあえなく挫折する。これははなしとして面白いが、でも疑問だらけである。

福田内閣を選挙管理内閣と規定しているが、次の衆院選はいつ行うつもりであったのか。そもそも、次の衆院選は政権選択の選挙になるはずなのに、福田内閣は選挙管理内閣なのか?もっと詳しく書いてくれ!

仕方ないので私が妄想してみた。

総選挙は秋に仕掛ける。民主党代表が小沢一郎であり続け、参院選勝利に慢心しているときがねらい目。民主が多数を構成する参院を拠点に攻勢に出るのを逆手に取る。福田首相のもと自民は、民主党代表の小沢氏の健康問題をついて、小沢一郎氏には首相が務まるのかを国民に問う。

総選挙では、自民は議席を減らすが単独過半数を維持することができる。民主党は敗北後、党内で紛糾が起こり、小沢氏は辞任。後任に岡田氏が代表に返り咲く。

福田首相は08年夏の洞爺湖サミットを花道に辞職。08年秋に自民党総裁選が前倒しで行われる。総裁には麻生太郎氏が選出される。そして麻生新総裁は「とてつもない申し出」を民主党に行う。岡田氏を首相にするという含みで、民主党との連立政権の申し入れである。日本の政治を安定させて改革を継続するためである。岡田氏はそのはなしに乗る。そうしてその内閣には、法務大臣として安倍晋三が入閣して憲法改正を担当する。……

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