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北朝鮮ミサイル発射についてのメモ

2006-07-06 00:50:23 | 時事問題
7月5日に北朝鮮が7発のミサイルを発射したことに不可解さを感じざるを得ない。瀬戸際外交からの逸脱の度合いが激しすぎるからである。北朝鮮内部で何が起きているのだろうか。そのような情報を得ることは困難なので、分からないのであるが。

北のやったことは、墓穴を掘ったということに過ぎない。

「実験それ自体は北朝鮮のアメリカ合衆国に対する反抗の印ではあるが、ブッシュ政権にとって、その結果は望みうる最良のものであった。【テポドン2の失敗により】北の能力が疑問とされ、そして北の謎のリーダー金正日は、援助を与えた二カ国、中国や韓国と反目することになった。「中国が怒りまくることが私たちの希望だ」と、とあるアメリカ高官は述べた。」
(Missiles Fired by North Korea; Tests Protested
http://www.nytimes.com/2006/07/05/world/asia/05missile.html)

ブッシュ政権に批判的なニューヨークタイムズも社説で「北朝鮮の狂気」と題して、北朝鮮を批判する。ただブッシュ政権に対して、軍事的オプションではなく、外交的手法で問題を解決するように自制するに過ぎない。

「ミサイル発射テストは直接に【アメリカの】安全保障の脅威ではなく、国際条約も侵害していないので、合衆国あるいはその他による軍事的対応を正当化することはできない。
皆の長期的関心は、無関係の銀行問題で中断している外交を蘇生することにある。ブッシュ政権は、この障害を克服するために数ヶ月前に動くべきであった。
しかし今や、明らかに北朝鮮が間違っている。ワシントンは、取引のテーブルに素早く戻ることで悪意に報いるべきではない。しかし非常に熟考されたかたちで、このような会談を復活させることは、アメリカの最良の利益にかなうであろう。
いつか北朝鮮は、太平洋を渡るミサイルを製造することが実際できるであろう。それが実現しそうになる前に、その脅威をそらすための外交は、良い考えかもしれない。」
(http://www.nytimes.com/2006/07/05/opinion/05wed2.html)

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